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4/9【全日本】羆嵐が値千金の三冠王者粉砕 宮原まさかの初戦黒星も「新たなライバルみつけた」

『2022 Champion Carnival』開幕戦 エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2022年4月9日)
Bブロック公式戦 ○羆嵐vs宮原健斗×

 羆嵐が三冠王者・宮原を粉砕し、値千金の白星発進。初戦を落とした宮原だったが、「新たなライバルを見つけた」と羆嵐を認めた。

 宮原は2019年以来3年ぶりの優勝、史上初となる三冠王者による複数回優勝を狙う。対する羆嵐は2年ぶり2度目の出場。両者は意外にもこれがシングル初対決。開幕前から互いに意識し合っていたが、その思いをぶつけ合うような激闘を繰り広げた。

 宮原に先制を許した羆嵐だったが、ベアハッグを足がかりに腹部攻めを展開して優勢に。何度も踏みつけ攻撃に出て最高男をもん絶させると、エプロンから場外へのダイビングセントーンを敢行した。

 守勢に回った宮原もダイビングセントーンを狙ってコーナーに上がった羆嵐を雪崩式ブレーンバスターで叩き落として反撃を開始。後頭部への串刺しブラックアウト、ジャーマン、ブラックアウトの連続攻撃で巻き返したが、羆嵐も埼玉に乾杯!で逆襲して譲らず。宮原がブラックアウトを連射しても、ラリアットを振り抜いた羆嵐はダイビングセントーンを爆発させて3カウントを奪った。

 羆嵐が三冠王者・宮原とのシングル初対決を制し、白星スタートを飾った。値千金の1勝をもぎ取った羆嵐は「こんなの俺、死ぬまで言い続けるからね。三冠ヘビー級チャンピオンにシングルで勝ったって。この前の諏訪魔もそうだ。諏訪魔、宮原に勝ってんだ。おい、全日本。羆嵐が事件起こしてるぞ」と勝ち誇り、「このままだと俺が優勝かっさらっちまうぞ」とニヤリ。普段はコミカルな一面も見せる羆嵐だが、今回ばかりは本気そのもので「俺はいつも油断するからな。今回は油断しねぇよ。おふざけ一切なし」と勝負に徹して優勝をつかみ取る構えをみせた。

 一方、宮原はまさかの初戦黒星。スタートダッシュに失敗し、悔しさをにじませたが、羆嵐の強さを身をもって実感したとあって「負けて言うのも何だけどな! 新たなライバル見つけたぞ」とライバル認定。「羆嵐、てめぇ、いつまでもナンバー2でいるんじゃねぇ。これがお前だろ」とエールを送った。

 2戦目は明日4・10浜松大会の野村戦。3年ぶり優勝、そして初の三冠王者によるV2を成し遂げるためにも最高男は「このチャンピオン・カーニバルは一戦一戦終えたらすぐ切り換えるしかないんだ」と前を向いていた。

【試合後の羆嵐】
▼羆嵐「うし、チャンピオン・カーニバル2年ぶり2度目の出場。そして初戦、三冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗、初対決、開幕戦、勝ったの誰だよ? この俺、羆嵐じゃねぇか。新木場でよ、あいつがよ、チャンピオンなのに丸め込み使ってきたな。俺そういうの大っ嫌いなんだよ。チャンピオンってのはよ、強くてたくましくてよ、どっしり構えるのがチャンピオンだ。どうなんだよ? どう思う? 今日あいつ丸め込みなんか使う余裕なんかなかったよ。久々にブチキレってっからよ」

――三冠王者・宮原を初戦で倒したのは今後に向けて大きい1勝では?

▼羆嵐「こんなの俺、死ぬまで言い続けるからね。三冠ヘビー級チャンピオンにシングルで勝ったって。この前の諏訪魔もそうだ。諏訪魔、宮原に勝ってんだ。おい、全日本。羆嵐が事件起こしてるぞ。大丈夫か? このままだと俺が優勝かっさらっちまうぞ。次の相手誰だ? みんな把握してねぇな。俺なんてこんなもんだよ」

――背中応えはどうだった?

▼羆嵐「最高でした。怒りがこもってたんで。最高のダイビングセントーン食らわせてやったよ。そんな感じだな」

――優勝の手応えもバッチリ?

▼羆嵐「石川修司を倒した三冠ヘビー級チャンピオンの宮原健斗に勝ったんだ。この1勝は大きいぞ。俺はいつも油断するからな。今回は油断しねぇよ。おふざけ一切なしね。そんなところ」


【宮原の話】初戦、初戦…羆嵐…羆嵐! (せき込んでから)お前、それが羆嵐だな。てめぇ、いつまでナンバー2の座にいるつもりだよ? 羆嵐。負けて言うのも何だけどな! 新たなライバル見つけたぞ羆嵐。チャンピオン・カーニバル初戦を負けでスタートした。もうこのチャンピオン・カーニバルは一戦一戦終えたらすぐ切り換えるしかないんだ。羆嵐、てめぇ、いつまでもナンバー2でいるんじゃねぇ。これがお前だろ。俺の前だけで、てめぇお前を出してんじゃねぇ。チャンピオン・カーニバル、てめぇ、借りができたな」

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