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4/4【全日本】小島が「プロレスへの情熱」で20年ぶり優勝へ 宮原罵倒に大激怒 CC・Aブロック会見

 『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』へ向けた会見が4日、東京・新宿のBLACKBOXで行われ、13年ぶりの出場となる小島聡が未だ燃えたぎる「プロレスへの情熱」を胸に20年ぶりの優勝を誓い、罵倒を繰り返す宮原健斗に激怒し、一触即発となった。

 Aブロック注目は“X"として3・21大田区大会に登場した新日本・小島。全日本所属時代の2010年以来13年ぶり10度目の出場で、2003年以来、実に20年ぶり2度目の優勝を狙う。

 大田区大会で今の全日本を目の当たりにし、「非常にワクワクしました。こんなに凄い選手いっぱいいるんだというのが正直な感想」との思いを抱いた。だからこそ、「また再びこの舞台に立てることを光栄に思っています」と燃えている。現在52歳で、20年ぶり2度目の優勝を果たせば、2001年の天龍源一郎(51歳2ヵ月)を超える史上最年長優勝となる。

 未だ年齢を感じさせない肉体美とコンディションを維持する小島だが、「人間は必ず年を取ってしまいます。白髪が生え、シワができ、筋肉に張りがなくなり、関節が痛くなってきます」と言うように衰えは意識せざるを得ない。そんな中で昨年のNOAH参戦時にはGHCタッグ王者に君臨するなど獅子奮迅の活躍を見せた。その原動力となっているのは、デビュー以来変わることのない「プロレスへの情熱」だ。「今回、久しぶりにチャンピオン・カーニバルに参戦できることになり、非常に気持ちが燃え上がっています。この気持ちだけは何年経っても衰えることはありません」と言い切った小島は「必ず優勝して、また全日本プロレスで元気よく暴れたいと思います」と誓った。

 その小島を強く意識しているのが2019年以来3年ぶりV2を狙うエース・宮原だ。会見では奇しくも小島の隣となり、不満を爆発。自ら距離を置いた。小島とは4・25後楽園大会で当たるが、「八方美人・聡」呼ばわりした最高男は「小島聡さんはいろいろベラベラしゃべりましたけど、これ全部嘘ですからね。調子いい野郎だからね」とバッサリ。「いろんな団体に上がって。調子のいい野郎はあまり好きじゃないんだよね。この世代もあまり好きじゃない。新日本プロレスの」と嫌悪感をあらわにし、「新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアで今、この人は思い出作りをしている最中です。なので優勝は無理でしょうけど、いい思い出を作って帰ってくれたらなと思います」と通告した。

 そして会見後、集合写真の撮影が終わると、宮原が「てめぇの20年前の優勝なんか誰も覚えてねぇんだ! てめぇの言ってることは全て嘘だ! 新日本、全日本、NOAH、調子のいい野郎だな」と詰め寄った。会見中は「結構嫌われてるなと、いろんなところで。それはそれでいいかなと思ってます」と苦笑しながら大人の対応をみせていた小島も、これには怒りが爆発。「てめぇ、ずっと黙ってりゃいい気になりやがって! てめぇ何歳だよ? お前、先輩に対する口の利き方知らねぇのか? このヤロー! お前は俺の18歳年下なんだぞ!」と声を荒らげ、一触即発となった。

 温厚な小島がここまで怒りの感情をむき出しにするのも珍しい。開幕前から注目カードの一つに挙げられる宮原と小島の一騎打ち。この日の会見によって一気に遺恨が深まった形となった。


【Aブロック会見の模様】
▼青柳優馬「去年優勝させていただきました最年少覇者です。26歳6か月の青柳優馬でございます。僕の目標は来年も優勝して3連覇することなので、今年もキッチリと優勝して、このでっかいトロフィー手に入れたいと思います」

▼T-Hawk「GLEAT所属、T-Hawkです。私個人としては2年連続2回目のチャンピオン・カーニバルということで、非常に今から気合が入っております。Aブロックも遠慮なく当たっていける選手全員がそうなので、私の持ってる力全てをフルにGLEATして、しっかり優勝したいと思っております。そして私はプロデュースが結構得意なのでね。この大会をプロデュースするぐらいの気持ちで優勝をかっさらいたいと思っております」

▼宮原「おい、まずよ。何であんたが隣なんだよ? おい、小島聡さんよ。誰? これ決めたの? 席順。なんで隣なんだよ? あんた、もうちょっとあっち行けよ。何で隣なんだ。まぁ、いいよ。俺がこっち行くよ。机いらないよ。腹立つな、せっかく来てんのによ。気を改めまして全日本プロレス宮原健斗です。僕はこのチャンピオン・カーニバルにあたり、Aブロックの選手を分析してきました。一人ずつ分析してきたんで。最終戦の選手からいきたいと思います。5月4日後楽園vsT-Hawk。T-Hawkは総合力の非常に高い選手なので、当日までのこの長丁場のチャンピオン・カーニバルのコンディションによって勝敗が変わると思います。何でお前隣なんだよ。4月25日、後楽園ホール。八方美人・聡。この男は昔、全日本プロレスにいらっしゃったらしいんですよね。最近優勝したのは20年前と。本日も20年前の名残りをもってきたのか、ニヤニヤしてますけど。そんなことはいいんですけど、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアで今、この人は思い出作りをしている最中です。なので優勝は無理でしょうけど、いい思い出を作って帰ってくれたらなと思います。4月23日、仙台vsサイラス。真正面からでは間違いなく勝てないので。ただ僕は仙台でメチャメチャ人気があるので、ファンの人の後押しがあれば間違いなく勝てると思います。見たところ今日は史上最大のブーイングキング・ヨシタツ。今日は欠席ですね。やっぱブーイングが怖いんでしょう。4月22日の新潟大会では、新潟のプロレスファンの皆様はヨシタツの入場からブーイングをしましょう。そうすれば彼はメンタルが弱いので戦意喪失するでしょう。4月15日、名古屋、クソガキですね。クソガキ、そして名古屋の皆様には申し訳ないけど、5分で試合を終わらせます。名古屋大会5分で終わらせます。4月10日、横浜vs斉藤ジュン。シングルマッチでは未だ未知数です。なので正直何が起こるかわからないです。そして開幕戦、後楽園ホールvs青柳優馬。青柳優馬にこの俺が負けるはずはありません。宮原健斗が青柳優馬に劣ってる部分は何一つない。開幕戦から圧倒的スーパースター宮原健斗が勝ちたいと思います」

▼小島「(宮原がマイクを自分の手元に置いたため手が届かず)マイク…」

▼宮原「持ってけよ」

※奥田リングアナがマイクを小島の前に置く

▼小島「新日本プロレスの小島聡です。2002年から2010年まで9回連続でチャンピオン・カーニバルに参戦しました。それからとても長い時間が経ちまして、また再びこの舞台に立てることを光栄に思っています。人間は必ず年を取ってしまいます。白髪が生え、シワができ、筋肉に張りがなくなり、関節が痛くなってきます。その中で一つだけ変わらないことがあります。それはプロレスへの情熱です。今回、久しぶりにチャンピオン・カーニバルに参戦できることになり、非常に気持ちが燃え上がっています。この気持ちだけは何年経っても衰えることはありません。必ず優勝して、また全日本プロレスで元気よく暴れたいと思います」

▼本田竜輝「このチャンピオン・カーニバル、俺は今回で2度目の出場になるんだけど、去年は俺が思うようないい結果にならなかったからね。今年は必ず、俺がこのAブロック勝ち上がって、この1年間やってきたことの違いを見せつけて、こいつら全員ぶっ壊してやろうかなって思ってます」

▼斉藤ジュン「チャンピオン・カーニバル、まだ自分が優勝できると思ってるヤツが多いらしいな。頭がおかしいぜ。そんなヤツらは何度でも言ってやるが、家に帰ってママのオッパイでも吸ってろ。優勝するのはSAITO BROTHERSの斎藤ジュンだ」

――3・21大田区大会で久しぶりに全日本のリングに上がって感じたことは?

▼小島「私が上がっていた時代と比べると、やはり隔世の感はあるなと正直思いました。当時知らなかった選手が元気よく戦っている姿を見て、やっぱり全日本プロレス、今も面白いなというのが感想です」

――優勝すれば自ずと永田選手の持つ三冠王座への挑戦も見えてくるが意識する?

▼小島「チャンピオン・カーニバルは永田裕志に挑戦するための予選会ではないと思ってるんですね。チャンピオン・カーニバルはそれはそれで違った価値観だと思っています。ですが、やはりチャンピオンである永田さんがいるっていうのは頭の中に入れて戦いに臨みたいと思います」

――同じ第三世代の永田選手が三冠王者というのは刺激になっている?

▼小島「そうですね。永田さんだけに限らず、こないだ全日本プロレスの試合を解説させてもらったんですが、非常にワクワクしました。こんなに凄い選手いっぱいいるんだというのが正直な、本当に正直な感想だったので楽しみにしています」

――優勝すれば史上最年長の記録を作ることになるが?

▼小島「そういうのも全部頭に入れて、せっかくなんで楽しんで試合したいと思います」

――小島選手に敵がい心を燃やしているがなぜ?

▼宮原「皆様、小島聡さんはいろいろベラベラしゃべりましたけど、これ全部嘘ですからね。調子いい野郎だからね、これどう考えても。彼の経歴を見たらわかるじゃん。いろんな団体に上がって。調子のいい野郎はあまり好きじゃないんだよね。この世代もあまり好きじゃない。新日本プロレスの。理由はそれだけだよ。思い出作って帰りなさい、あなたは」

――三冠を落としてから復権へのチャンスになると思うが?

▼宮原「ベルトを失って約1ヵ月半ぐらいですかね。今の僕が何をできるかなと日々考えながらやっていて、このベルトがない宮原健斗はやりたい放題今やってるのは、なかなか僕自身面白く感じてるんで。まだまだこの無冠の期間を過ごしたいなというのもあるんですけど、ただ、プロレスファンは宮原健斗の腰にベルトがあるのを望んでると思うんで、チャンピオン・カーニバルはまずは開幕戦の青柳優馬、圧倒的な差を見せつけて勝ちたいと思いますね」

――T-Hawk選手はカーニバル期間中にホームリングのGLEATでG-REX王座挑戦を控えるが?

▼T-Hawk「タイトルマッチがどうとか、そういうことは僕は全く考えてなくて、やっぱりどんな試合だろうが、どんな会場だろうが、どんな規模だろうが、1試合1試合が勝負だと思ってるんで。それが未来のGLEATのためだと思ってるんで、そこはしっかり狙っていくのと、さっき史上最年長という言葉が出ましたけど、僕は史上最軽量の優勝も狙ってますんで。そこは忘れずに。ということでね、あと1個、プロデューサーとしての側面から言わせてもらうと、全日本プロレスこんだけいいレスラーがいるのに、僕からしたら外に広げる力が弱いと思うんですね。そこはしっかり僕も意識して、それも踏まえた上でのチャンピオン・カーニバルにしていきたいと僕は思ってます」

――宮原選手からかなり嫌われているが?

▼小島「うん。ま、結構嫌われてるなと、いろんなところで。それはそれでいいかなと思ってます(苦笑)」

――青柳選手は本田選手が優勝すると史上最年少記録を奪われてしまうが?

▼青柳「自分と本田竜輝の公式戦って22の新潟でしたっけ? 何日か忘れちゃったんですけど、新潟でやると思うんですけど、そこは徹底的に潰したいなと。サングラス以外は徹底的に潰しておきたいなと思いますね。僕の優勝記録を塗り替えさせるわけにいかないんで、Aブロックの皆さんにもvs本田竜輝に関しては一番頑張ってもらいたいなと思います。反対側のBブロックにも安齊勇馬という男がいるんですけど、間違いなく僕より年下ですし、本田竜輝と同い年なんですかね。優勝されたら僕のアイデンティティなくなるんですよ。なのでBブロックの方々にはvs安齊勇馬ってことに関してはとにかく力を入れて徹底的に潰してもらいたいなと。僕もまだまだ27歳、今年28歳になる年なんで、もしかしたら若くないかもしれないけど、僕の中ではまだ若いと思ってるんで、若いですけど、若い芽をどんどん潰していきたいなと。若い芽を摘み取って、出る杭は打ちたいなと思います。絶対に僕の記録は破らせません。彼らが26歳6ヵ月を超えるまで僕は気を抜けません」

※会見後

▼宮原「おい! てめぇの20年前の優勝なんか誰も覚えてねぇんだ! てめぇの言ってることは全て嘘だ! 新日本、全日本、NOAH、調子のいい野郎だな。ゴロゴロしやがって。あぁ!?」

▼小島「おとしなくしてたら、いい気になってんじゃねぇぞ、てめぇ、このヤロー! てめぇ、ずっと黙ってりゃいい気になりやがって! てめぇ何歳だよ? お前、先輩に対する口の利き方知らねぇのか? このヤロー! お前は俺の18歳年下なんだぞ!」

▼宮原「関係ねぇだろ!」

▼小島「18歳ってわかるか? 2002年、俺がチャンピオン・カーニバルに出た時、お前はまだ中学生だよ!」

▼宮原「てめぇの思い出に付き合う気はねぇからな。覚えとけ!」

▼小島「おめぇ、その時まだ中学生だろ。勉強しろ! 中学生だったら、ちゃんと。年齢ちゃんと考えろ」

▼宮原「てめぇ、大嘘つきだ、このヤロー!」

▼小島「うるせぇ! このヤロー!」


【ヨシタツのコメント】「ヨシタツです。今年のチャンピオンカーニバルは自分にとって試練だと思ってます。なぜなら大会中に電流爆破によるアジアタッグの防衛戦が控えているからです。初戦のT-Hawk、これを獲るかどうかで流れが決まってくるので、思い切り意識していきたいと思います。優勝して永田裕志から三冠を取り戻して、全日本のベルトをコンプリートしたいと思います。We can do it! Stay Tuned」

【サイラスのコメント】「チャンピオン・カーニバル2023がいよいよ始まるぜ! オールジャパンに戻って来たぜ。この俺が“ザ・モンスター"サイラスだ! こいつら全員、俺に潰されるがいい。俺が必ず優勝だ。オールジャパン、よく聞け! 俺はモンスターだ!!」

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