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4/4【全日本】「諏訪魔以外は楽勝」 征矢がブロック突破に自信 優勝後の三冠獲りにも照準 CC・Bブロック会見

 『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』へ向けた会見が4日、東京・新宿のBLACKBOXで行われ、世界タッグ王者・征矢学が「諏訪魔を押さえたら、それ以外は楽勝だろ」とBブロック突破に自信を見せ、優勝の先に三冠ヘビー級王座獲りによる5冠制覇を見据えた。

 Bブロックの“X"は元全日本で現NOAHの征矢。3・21大田区大会で拳王との金剛コンビで世界タッグ王座を奪取し、春の祭典出場の名乗りを上げた。カーニバル出場は全日本所属時代の2012年以来11年ぶり2度目となる。

 しかも同ブロックにはゆかりのある顔ぶれがいる。大森隆男とは元GET WILD対決。昨年12・25後楽園大会で征矢が勝利して以来4ヵ月ぶりの再戦となる。大森は「左膝前十字靭帯断裂」のため欠場となった野村直矢の代打として出場。征矢に対して「結構いろいろ積年の恨みがある」という大森は「腹が立つことも同時に同じぐらいあるんですね。それが若干、腹が立たないことの方がちょっと上をいってたからタッグ組めてたけど、試合の時はその腹の立つことを全力でぶつけて勝ちたい」と前回の雪辱を誓うばかり。対する征矢は「ただ一つ言えることは、立候補してそう簡単にチャンピオン・カーニバルにエントリーできるのはちょっと納得できないなと思いますけど」と大森の代打出場に疑問符をつけつつ、「そこは勝ちしか狙ってません」と言い切った。

 征矢が最も意識する存在が全日本時代の先輩でもある諏訪魔だ。会見では隣同士となり、諏訪魔から「隣にいる人間は世界タッグのベルトも持ってこねぇわけだし、どういうことなんだ」と苦言を呈されると、「世界タッグのベルトに関しては、全日本じゃなくてNOAHで防衛戦をすると言ってるんで、持ってくる必要はないだろう」と反論。「このBブロックのヤマ場は諏訪魔だと思ってるんで、しっかり諏訪魔戦を押さえて決勝戦に俺がいきます」と宣言し、「諏訪魔を押さえたら、それ以外は楽勝だろ」とブロック突破に自信を見せた。

 征矢が優勝の先に見据えるのは三冠王座だ。全日本所属時代には2012年12月に第45代王者・船木誠勝に挑戦したことがある。王者・永田裕志が「優勝したヤツかかってこい!」と宣言しているように、カーニバル優勝を果たせば自ずと挑戦の道が開けてくる。世界タッグ王座を保持する征矢が三冠初戴冠を果たせば、5冠制覇を成し遂げることになる。「もちろん、その三冠を目指してこのチャンピオン・カーニバルにエントリーしたんで、それは十分射程圏内に入ってくるんじゃないかと思ってます」と言い切った征矢はカーニバル初優勝を足がかりにその偉業達成まで突き進む構えだ。


【Bブロック会見の模様】
▼諏訪魔「いきなし俺に振ったところで、いいこと言わねぇからな。今回みんな地獄送りにしてやるのは当たり前なんだ。その上で俺が優勝するんだ。みんなどんどん地獄に堕としてやろうかなと。ムカつくヤツらもいっぱいいるからね。今回のテーマは地獄巡りをやってやろうかなと。陥れてやる。どんどん泣き顔をみんなに見せてやる。そこにいるでかいのとか、泣き顔見せたら面白いぞ。変な頭のヤツもいるし。まぁ、俺が全勝で優勝してやろうかなと思ってます」

▼征矢「世界タッグチャンピオンとしてチャンピオン・カーニバル出場。ただ一つ許せないヤツがいるんですが、それが小島聡。去年、散々NOAHが大切だと言っていたのに、今年どうだ。全日本プロレスに来てんじゃねぇか。ヘラヘラと節操がねぇんだよ。まぁ、小島と決勝でやるなんて言わないんで、ぜひともAブロックのメンバーには小島をぶっ潰してもらいたい。まぁ、余談はここに置いといて、Bブロック、諏訪魔を押さえたら、それ以外は楽勝だろ、このメンバーだと。とにかく、このチャンピオン・カーニバル優勝したら三冠のベルトも見えてくるんで、俺は金剛、いやNOAHの代表として戦い抜く。それだけだ」

▼石川修司「先月の大田区で永田に負けて、また挑戦の権利は一番最後に回ったかなと思ったんですけど、ちょうどこうやってチャンピオン・カーニバルが始まって、自分もエントリーしてて、優勝すればまた永田に挑戦できるんで。散々ベルトは他団体の選手に獲られちゃってるんで、このチャンピオンカーニバルだけは自分だと思ってますけど、他団体の人間に獲られるわけにいかないんで、必ず自分が優勝して、もう一回永田に挑戦したいなと思います」

▼芦野祥太郎「今回はGUNGNIR OF ANARCHYというユニットには入ってますけど、それは置いておいて、一個人、イチプロレスラー・芦野祥太郎としてチャンピオン・カーニバル全力で臨みたいと思ってます。自分自身このチャンピオン・カーニバルは4度目です。全日本プロレスに参戦してから連続で出ているわけですけど、何の実績も残せてない。そんな自分自身をふがいなく思ってます。去年、タッグではいろいろと本田と試合をして、ベルトも獲っていましたが、シングルマッチという点においては何も残せなかった。これは本当に自分自身のせいだと思ってるので、これをこのチャンピオン・カーニバルを機に変えたいなと思ってます。開幕戦では元同僚の征矢学と当たるんでね。何だかとても怖い感じになっちゃいましたけど、試合では俺も全日本プロレス所属としてNOAH、外敵を迎え撃ちますので、まずそこも注目してもらいたいなと思ってます。このチャンピオン・カーニバル、一番目立つ存在になりたいと思ってます」

▼大森北斗「初出場なんで楽しんでいきたいと思います」

▼安齊勇馬「初めてのチャンピオンカーニバルですが、出るからにはもちろん初出場・初優勝を狙います。ここにいる全員を食うつもりで挑みたいと思います」

▼斉藤レイ「いいか、俺からは一言だけだ。今年のチャンピオンカーニバル、優勝決定戦はSAITO BROTHERSでやらせてもらう。その上で俺が優勝してやるぜ。楽しみにしてろ」

▼大森「大森が二人いるんで間違えないように。大森隆男です。去年の王道トーナメントに引き続いて、今回も代打で出場することになりました。野球で言ったらピンチヒッターですね。こないだの日本、いや世界中を散々、楽しませてくれたWBC、野球に例えたらピンチヒッター。ピンチヒッターで満塁ホームラン。そしてチャンピオン・カーニバルの歴史に最年長出場者、そして最年長優勝者として名前を残したいと思ってます。初戦の横にいる斉藤レイ、こないだ頭かち割られてるんで、パイルドライバーで。しっかり仕返ししたいと思ってます」

――11年ぶりの出場となるが、NOAH代表として優勝にかける思いは?

▼征矢「チャンピオン・カーニバルという名前のごとく、世界タッグのチャンピオンなんですから、チャンピオンに恥じぬよう全力で優勝を狙う。それだけです」

――優勝すれば三冠王座も見えてくるが?

▼征矢「もちろん、その三冠を目指してこのチャンピオン・カーニバルにエントリーしたんで、それは十分射程圏内に入ってくるんじゃないかと思ってます」

――大森選手との対戦が注目されるが意識するところはある?

▼征矢「まぁ、リーグ戦なんで、そこは勝ちしか狙ってません。ただ一つ言えることは、立候補してそう簡単にチャンピオン・カーニバルにエントリーできるのはちょっと納得できないなと思いますけど」

――昨年暮れ以来の対決にどんな思いがある?

▼大森「今おっしゃったように直近の試合だと去年の暮れですね。シングルでやって負けてますんで、そのお返しをして。結構いろいろ積年の恨みがあるんですよ、彼に対して。あんまり言ってこなかったんですけど、癪に障ることが非常にあるんで。タッグ組んでた時期もありますけど、腹が立つことも同時に同じぐらいあるんですね。それが若干、腹が立たないことの方がちょっと上をいってたからタッグ組めてたけど、試合の時はその腹の立つことを全力でぶつけて勝ちたいと思います」

――全日本のベルトがほぼ流出している中で迎えるチャンピオン・カーニバルとなるが?

▼諏訪魔「全日本プロレスにベルトがないっていうのはとても情けねぇ状態だなと思うわけで。じゃあ、このでかいトロフィーまでヨソに持っていかれるというのはよろしくないんじゃねぇかなとは思ってますね」

――NOAHとの対抗戦に出陣したが、隣にいる征矢選手との久々のシングルについては?

▼諏訪魔「まぁ、こないだ試合やってるわけで、その延長線上で俺が好き勝手やると。そして3カウント俺が獲るわけで。隣にいる人間は世界タッグのベルトも持ってこねぇわけだし、どういうことなんだと。そこをちょっと俺は聞きたいな」

▼征矢「世界タッグのベルトに関しては、全日本じゃなくてNOAHで防衛戦をすると言ってるんで、持ってくる必要はないだろう。とにかく諏訪魔ともシングル。このBブロックのヤマ場は諏訪魔だと思ってるんで、しっかり諏訪魔戦を押さえて決勝戦に俺がいきます」

――安齊選手はシングル初勝利がかかるが

▼安齊「ずっと今年の目標としてシングル初勝利を掲げていたので、いい機会というか、このような凄い方々と対戦できる機会、そしてたくさん勝利できる機会がありますので、まず開幕戦から全力でぶつかっていきたいなと思います」

――北斗選手、「楽しんでいきたい」とのことだが、特に楽しみたいところは?

▼北斗「公式戦が全部で7試合あると思うんですけど、やっぱ今、一人一人に対してペラペラしゃべっても、正直言って後輩も二人ぐらいいるんですけど、この中で俺が一番実績ないし、最近までの結果で言えば俺が一番残せてないというところがあるんで。今の俺の言葉をあまり求められてないっていうのは自分自身が一番わかってるんで、今はあんまりしゃべらないようにして。公式戦一つ一つ、戦いの中で今の俺を表現していこうかなって思います」

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