プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/16【全日本】小島ようやく初白星 「思い入れある」ヨシタツを豪腕葬

『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』アクトシティ浜松(2023年4月16日)
Aブロック公式戦 ○小島聡vsヨシタツ×

 小島がチャンピオン・カーニバル3戦目でヨシタツを破ってようやく初白星を挙げた。

 2010年以来13年ぶりの出場を果たした小島は2003年以来20年ぶりの優勝を狙っている。が、ここまで本田、T-Hawkに連敗して勝ち星なし。あとがなくなりつつある中、この日、3戦目でヨシタツと対決した。

 ミドルキック連打、顔面ウォッシュでヨシタツに先制を許した小島だが、マシンガン逆水平、「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄たけびからのダイビングエルボードロップで反撃を開始。エルボーを乱れ打ち、DDTで突き刺して一気の攻勢に出た。

 負けじとヨシタツはスイングDDTで応戦し、小島の土俵といえるエルボー合戦で渡り合う。お株を奪うラリアットは小島が食い止め、コジコジカッターをさく裂させたが、ラリアットをかいくぐったヨシタツはコンプリートショットからのヨシタツ幻想(ファンタジー)で捕らえた。ピンチを迎えた小島だったが、耐え抜くとCBJは決めさせず。豪腕ラリアットをカウンターで叩き込んで3カウントを奪った。

 小島がヨシタツを豪腕葬でようやく初白星を挙げた。次戦は4・22新潟大会のジュン戦。この日の快勝劇の再現といきたいところだ。

 勝利の喜び以上に小島にとって大きかったのが全日本のリングでヨシタツと戦うことができたこと。新日本でデビューし、全日本移籍を経て、新日本に復帰した小島にとってヨシタツは似た境遇といえる。ヨシタツが入門した時にはすでに全日本を退団した後ですれ違いだったが、「紆余曲折ありながら、二人それぞれ別々の道を歩んで、またここにたどり着いた。こうやってシングルマッチやれるまでの関係になったというのは凄く思い入れがある」とキッパリ。「接点は薄いんだけど、本当のルーツは同じだから。新日本プロレスに入門し、新日本プロレスでデビューし、新日本プロレスで若手時代を過ごした、その共通点があれば俺たち、いろんなものが通じ合えると今日戦って思いました」とヨシタツへの特別な感情を口にして締めくくった。

【小島の話】「やっと1勝というよりは、ヨシタツという対戦相手に凄く思い入れがあった。お互いに時代は違うけど、同じ団体に入門して、同じ団体で一生懸命練習して、同じ団体でプロレスラーとしてデビューして。紆余曲折ありながら、二人それぞれ別々の道を歩んで、またここにたどり着いた。こうやってシングルマッチやれるまでの関係になったというのは凄く思い入れがある。最初は接点なかったかもしれない。彼が新日本プロレスは入った時、俺はちょうど新日本プロレスを出た時だから。そういう接点は薄いんだけど、本当のルーツは同じだから。新日本プロレスに入門し、新日本プロレスでデビューし、新日本プロレスで若手時代を過ごした、その共通点があれば俺たち、いろんなものが通じ合えると今日戦って思いました」

【ヨシタツの話】「さすがグランドスラムチャンピオン。正直同じ新日本出身で、2016年とか17年とか新日本で被ってるんだけど、あまり接点なくて、シングルもこれが初めてだったんだけど。まぁ、悔しいけど思ってたより全然強かったかな。年齢的なものを考えてあれだけど、やっぱグランドスラムチャンピオン凄いよ。これが物語の最初だって信じたい。これからもっとやっていきたいですよ。悔しいわ。俺よりもっと年が上の人間に負けるのは悔しいね」

プロ格 情報局