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5/13【全日本】鶴田メモリアル歴代三冠王者対決 永田が岩石落としで制す T-Hawk or 本田迎撃へ「底力とくと見せつける」

『#ajpw スーパーパワーシリーズ2023〜ナダレシキ presents〜』ボルファートとやま(2023年5月13日)
ジャンボ鶴田メモリアル 三冠王者プレミアム6人タッグマッチ ○永田裕志&宮原健斗&石川修司vs諏訪魔&小島聡&大森隆男×

 「ジャンボ鶴田メモリアル 三冠王者プレミアム6人タッグマッチ」は現王者・永田が鶴田さんも得意としたバックドロップホールドで快勝。「T-Hawkvs本田」の勝者とのV2戦が決まり、「永田裕志の底力、全日本プロレス、いや日本マット界にとくと見せつけてやりますよ」と宣言した。

 この日は初代三冠王者でもある故・ジャンボ鶴田さんの命日。23年前に亡くなった鶴田さんを偲んで現王者・永田を筆頭とする歴代三冠王者による6人タッグがメインに組まれた。

 豪華な一戦は三冠の重みを物語るように6人が持ち味を発揮。永田は呉越同舟で組んだ宮原と誤爆が相次ぎながらも、終盤、大森相手にエクスプロイダーやナガタロックIIで攻め込むなど立て直した。6人が入り乱れる混戦模様の中、永田は大森のアックスボンバーをフロントハイキックで阻止。垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップホールドとたたみかけて3カウントを奪った。

 永田が歴代三冠王者対決に快勝。試合後はテーマ曲「J」が流れる中、鶴田さんに捧げる「オー!」を叫んで何度も拳を突き上げた。奇しくも鶴田さんが得意としたバックドロップホールドで勝利。若手時代は同じレスリング出身の鶴田さんと容姿が似ていることもあって注目された。試合後のリング上で「僕は新日本プロレスの人間です。しかしジャンボ鶴田さんの試合を見て育った人間です。ジャンボ鶴田さんから大きな影響を僕自身も受けてきました。所属は新日本プロレスですが、ジャンボ鶴田さんはファンの頃、大好きな選手でした」と鶴田さんへの思いを語った永田はバックステージでも「ジャンボ鶴田さんを子供の頃からテレビで見て影響を受けた永田裕志としては、まさかこのタイミングで三冠ヘビー級王者になってるって何か不思議な縁というか運命、そういうものを感じますね」と話した。

 5・29後楽園大会では三冠V2戦を控える。挑戦者は5・18新木場大会の次期挑戦者決定戦「T-Hawk vs 本田」の勝者。「いいじゃないですか、若い者同士で。若い者同士でぶつけて、俺の前に立てばいい。何の遠慮もいらない」と歓迎した永田は「ただし、俺はそんじゃそこらの55歳じゃないよ」とキッパリ。「永田裕志の底力、全日本プロレス、いや日本マット界にとくと見せつけてやりますよ」と宣言してみせた。

【永田の話】「若いね、宮原は。常に燃える心を声に出して頑張ってる姿を見てうらやましいよね。さておき、1989年4月、大田区体育館でジャンボ鶴田さんがこの三冠ヘビー級初代王者になられて、それからもう34年経って、69代三冠ヘビー級王者はこの永田裕志。ジャンボ鶴田さんを子供の頃からテレビで見て影響を受けた永田裕志としては、まさかこのタイミングで三冠ヘビー級王者になってるって何か不思議な縁というか運命、そういうものを感じますね。それだけ三冠ヘビーというのは僕にとって思い入れの深いもので、今でもこのベルトが僕の腰に巻かれてるのを不思議に思いますよ。だからこそ、今日はしっかりといい締め方をしたかったですね。さて、この三冠ヘビー級ベルト、芦野が骨折でチャレンジャーとして俺の前に立てなくなった今、T-Hawkと本田が挑戦権をかけて戦う。いいじゃないですか、若い者同士で。若い者同士でぶつけて、俺の前に立てばいい。何の遠慮もいらない。ただし、俺はそんじゃそこらの55歳じゃないよ。永田裕志の底力、全日本プロレス、いや日本マット界にとくと見せつけてやりますよ。ダテにグランドスラム達成したわけじゃないから。それを全日本プロレスファン、そして日本マット界にしっかりと見せつけてやります。いつでもかかってこい! ゼアッ」

【宮原の話】「おっしゃあ! 今日はノーサイドだ。なぜならジャンボ鶴田さんの命日だからね。さすがの俺もジャンボ鶴田さんの前ではノーサイドでやらないと天国から怒られちゃうよね。全日本プロレスらしくねぇってな。この俺、宮原健斗はあの偉大な伝説の大エース・ジャンボ鶴田さんを常に意識してるからな。鶴田さん、あなたと並ぶ位置にいつか行きたいね」

【小島の話】「ジャンボ鶴田さんがお亡くなりになられて23年ですか。私はその時、TEAM2000というチームにいた記憶があります。そのとき29歳。鶴田さんの20歳年下なので。私はその鶴田さんの年齢を超えて、今もまだこうやって試合させてもらっています。本当にありがたい。そして鶴田さんの名前が入っている試合に出れたことも、そういう巡り合わせにも感謝しています。今、いろんな団体で試合させてもらってる中で、この時期に全日本プロレスにいること、そして鶴田さんの名前が入ってる試合に出れたことを本当に誇りに思って。元三冠チャンピオンですから私も鶴田さんと同じで。なので、また頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

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