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6/3【全日本】諏訪魔が青木篤志さん命日にEvolution復帰宣言、ALL TOGETHERへ永田と握手

『全日本プロレス チャリティ町田大会〜原点回帰 51周年ありがとう 王者の魂〜』サン町田旭体育館(2023年6月3日)
△宮原健斗&青柳優馬vs諏訪魔&安齊勇馬△

 諏訪魔が故・青木篤志さんの命日にEvolution復帰を宣言。光留と田村に拒まれたものの、6・9両国大会『ALL TOGETHER AGAIN』へ向けて永田と握手を交わした。

 サン町田旭体育館は1972年10月21日、全日本がプレ旗揚げ戦を行った会場。この日、『原点回帰 51周年ありがとう 王者の魂』と題したチャリティー大会が開催され、宮原&青柳と諏訪魔&安齊が激突するスペシャルタッグマッチがメインイベントに組まれた。

 5・29後楽園大会でブードゥー・マーダーズから追放されて「自分探し」中の諏訪魔はドラディション5・30後楽園大会同様、黒のショートタイツで登場。ダブルチョップ乱打、ショートレンジラリアット連打で宮原と青柳をなで斬りにするなど大暴れを見せた。

 30分時間切れドローに終わった試合後、諏訪魔は今後の去就を明確にした。この日はEvolutionの盟友・青木さんの命日。「今日、6月3日は青木篤志の命日だ。あいつのこと思い出したら、まだまだ俺、やることいっぱいあるなと思ってさ」と亡き盟友に思いをはせた諏訪魔は「俺はこれからEvolutionでやっていきたいと思う」と宣言した。

 7・8横浜大会でのEvolution興行もぶち上げた諏訪魔は「俺のわがまま聞いてくれよ!」と呼びかけたものの、光留と田村は拒否。1年前、突然Evolutionを脱退し、VMの一員となった諏訪魔に暴虐の限りを尽くされた二人がそう簡単に納得できるはずもなかった。バックステージでも永田が仲裁に入ったものの、光留と田村は諏訪魔に背を向けた。

 当然、諏訪魔も二人の思いを理解してはいるが、「もう一回さらなる進化したものを7月8日、横浜ラジアントで一つに集まってもらいたい」と熱望。永田も二人に呼ばれる形で全日本に参戦してから1年が経過し、「俺、去年の6月にあいつらに諏訪魔を改心させるために、この全日本プロレスに呼ばれてきた。その責任を果たす時かもな」と改めて間を取り持つ構えを見せた。

 そして諏訪魔と永田はALL TOGETHER6・9両国大会で安齊とのトリオで内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIのL・I・Jと対戦する。永田が「だからALL TOGETHER、しっかり手組んでやろう。そうすればあいつらにも響くはずだから。俺と諏訪魔、そして安齊、組んでやろう」と呼びかけると、諏訪魔も「よろしくお願いします」と握手で呼応。敵対関係が長らく続いてきた二人がここに一枚岩となった。


【試合後の諏訪魔、光留、田村、永田】
▼諏訪魔「今、リング上で言わせてもらった通り、俺はこれからEvolutionに戻って、しっかりした戦いをしていきたいなと思う。それは今日6月3日という日がやっぱね、青木篤志の命日であり、今日じゃなかったらこういうこと俺は言えなかったなと思う。あいつのためにまだまだやれることはあるんじゃないかなと俺自身も思うし。そこんとこをEvolution今までやってた佐藤と男児にちょっとわかってもらいたいなと。ただ、あいつらの気持ちもわかるよね。何だ? というのもわかるんだよね。わかったうえでもう一回さらなる進化したものを7月8日、横浜ラジアントで一つに集まってもらいたいなって。集まりたい俺は」

※光留と田村が永田とともにやってきて

▼光留「勝手なこと言うなよ。どこまで勝手なんだよ?」

▼諏訪魔「いつも勝手だよ俺は」

▼光留「何の日か知ってんだろ?」

▼諏訪魔「だから言ってるよ俺は」

▼光留「やり方がずるいよ。青木篤志の命日にそんなこと言って、こんだけのお客さんの前でそんなこと言って、引けねぇとこ作って、自分の身勝手を正当化するんじゃないよ」

▼諏訪魔「お前の気持ちはわかるよ。男児の気持ちも。俺はさらなる進化をしていきたいわけで」

▼光留「お前が1年間やってきたのなんだよ? 散々痛い思いしたよ。何事もなかったように帰ってくるのか? お前がなくしたのは実力でも何でもないよ。人の気持ちだよ。ハッキリ言ってやるよ。人の気持ちだよ。俺たちの気持ちだよ。全日本プロレスファンの気持ちだよ」

▼永田「そのへんで。お前らの気持ちもわかるけど、俺はお前らに諏訪魔を改心させるように言われて、この全日本に来たんだから。俺はお前らを手打ちさせる義務がある。わかった? お前らが呼び込んだんだからな。佐藤君。本人がこういってるんだから、ここはしっかり飲み込んで、そういう思いは」

▼田村「まだ信用できない」

▼永田「じゃあどうすればいいんだ? 時間が必要か?」

▼光留「無理ですね」

▼永田「無理?」

※光留と田村は去る

▼永田「諏訪魔わかってる? 俺、去年の6月にあいつらに諏訪魔を改心させるために、この全日本プロレスに呼ばれてきた。その責任を果たす時かもな。だからALL TOGETHER、しっかり手組んでやろう。そうすればあいつらにも響くはずだから。俺と諏訪魔、そして安齊、組んでやろう」

※と右手を差し出す

▼諏訪魔「よろしくお願いします」

※と握手に応じる

▼永田「改心した? やっと1年かかったよ」

▼諏訪魔「よろしくお願いします」

▼永田「やろう。こちらこそ」

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