プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/11【全日本】大仁田が42日ぶり復帰戦で電流爆破 ヨシタツとアジアタッグV3

『#ajpw ダイナマイトシリーズ2023〜ステーキハウス寿楽 presents〜』ビッグパレットふくしま(郡山市)(2023年6月11日)
アジアタッグ選手権試合 ○ヨシタツ&大仁田厚vs佐藤光留&川村亮×

 大仁田が42日ぶりに復帰。ヨシタツと組んで光留&川村を有刺鉄線ダブルバリケードマット メガトン電流爆破デスマッチで返り討ちにし、アジアタッグV3で復帰戦を飾った。

 ヨシタツとアジアタッグ王座を保持する大仁田はFMWE4・30鶴見大会で石川&光留を退けた後、腹部大動脈瘤の手術を受けて欠場。この日42日ぶりの復帰戦でいきなりアジアタッグV3戦に臨んだ。

 相手は光留&川村のパンクラスコンビ。試合形式は有刺鉄線ダブルバリケードマット メガトン電流爆破デスマッチ。電流爆破有刺鉄線ボード2枚と電流爆破バット3本が使用されるものだ。

 序盤から大仁田は光留と川村に腹部を集中砲火されて劣勢に。川村の電流爆破バットを食らって苦もんした。ヨシタツとのダブルブレーンバスターで川村を電流爆破有刺鉄線ボードに投げつけようとしたが、光留が阻止。逆に大仁田がダブルブレーンバスターで爆破ボードの餌食となってしまった。

 その後もピンチが続いた大仁田だったが、ヨシタツとともに光留と川村を爆破ボードに激突させて逆転に成功。光留を毒霧噴射で蹴散らすと、川村にスタナーをさく裂。最後は大仁田とヨシタツが電流爆破バットのサンドイッチ攻撃で川村を仕留めた。

 大仁田が42日ぶりの復帰戦で電流爆破マッチに快勝。ヨシタツとアジアタッグ3度目の防衛に成功した。「1ヵ月前は死ぬかと思いました。だけど、こうやってプロレスのリングに上がれることを僕は胸いっぱい幸せに思います」と噛み締めた邪道は「1、2の3ファイヤー!」の叫びで締め。バックステージで「申し訳ないけど一発目食らった時、死ぬかと思ったよ」と久々の爆破を振り返ったものの、アジアタッグ死守で最高の復活劇となった。

 そして大仁田はV4戦の舞台を9月7日、FMWEのリングに設定。すでに雷神矢口がリッキー・フジと組んでの挑戦を希望しているといい、「9月7日、電流爆破。身内の戦いになりますけど、ぜひアジアタッグでやりたいなと思ってます」と見据えていた。


【試合後の大仁田&ヨシタツ】
▼大仁田「大動脈手術も本当は腹部切開っていう話だったんですけど、プロレスを続けてくださいということでステントを入れてくれて、やっていただきました。どこまで持つかどうかわかりませんけど。スタントがまたズレたら、破れたら今度は危ないかもしれない。だけど奇跡的にこうやってリングに上がれたっていうのは僕は幸せだなって思います。真面目な僕になってしまいますけど」

▼ヨシタツ「本当に奇跡だと思います。あんな状況から1ヵ月で復帰してタイトルマッチ、しかも電流爆破、そして防衛。こんなことできるの大仁田さんしかいない」

▼大仁田「申し訳ないけど一発目(の爆破を)食らった時、死ぬかと思ったよ。矢口選手がやりたいって言ってリッキー選手を(パートナーに)指名してるんですけど、9月7日、電流爆破。身内の戦いになりますけど、ぜひアジアタッグでやりたいなと思ってます」

▼ヨシタツ「自分も今、身内に入れてもらったってことで」

▼大仁田「一応だよ。何だよ? 重大発表。東スポで」

▼ヨシタツ「あれはいろんな物議をかもしたんですけど、『最後に新日本の未来とやれてよかった』って言ったのは、そういう意味じゃなくて、『翔太とやるのはこれで最初で最後だろう』という意味で言ったんだけど、俺の言い方が悪くて憶測を呼んでしまったんだけど。ヨシタツ引退するんじゃないかって言われてるけど、俺が引退するわけないじゃない。俺のタッグパートナー誰かわかってる? 大仁田さんですよ。俺が引退するわけないじゃん」

▼大仁田「いや、明日引退するかもしれない。もう引退言えないから黙って去るよ。消えるよ。消える。ホントにね、俺は悪いけど、新日本知ったこっちゃないから、今やってる団体が栄えてくれればいいなと思ってますんで。郡山でもたくさんのお客さんが来てくれたからうれしかったです。ありがとう。それではみなさん、ヨシタツ、大仁田組をよろしく。1、2の3、ファイヤー!」

▼ヨシタツ「引退するわけねぇだろ!」

▼大仁田「そっちがだろ?」

プロ格 情報局