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6/15【全日本】永田が最終前哨戦で快勝 2日後三冠戦へ安齊にゲキ「神風吹かせてみろ」

『#ajpw ダイナマイトシリーズ2023』後楽園ホール(2023年6月15日)
○永田裕志&野村卓矢&阿部史典vs諏訪魔&安齊勇馬&井上凌×

 三冠最後の前哨戦は永田に軍配。2日後に迫った本番へ向けて安齊に「神風を吹かせてみろ」とゲキを飛ばした。

 6・17大田区大会が2日後に迫ったこの日、王者・永田と挑戦者・安齊の最後の前哨戦が組まれた。

 大日本・野村&阿部のアストロノーツと組んだ永田は諏訪魔&井上と組んだ安齊と激突。先発で安齊と向き合うとレスリング技術を競い合い、安齊がエルボーを見舞うと、怒号とともにローキック、ミドルキック連打でやり返す。安齊もドロップキックで反撃し、エプロンに出た永田はジャンピングエルボーで場外に吹き飛ばされた。

 挑戦者の勢いが光る中、永田はその後もフロントスープレックスで投げられ、ジャンピングニーも食らったが、腕固めで捕らえて譲らず。最後は阿部のお卍固めで分断される安齊の眼前で井上をナガタロック54で料理した。

 三冠最後の前哨戦は王者・永田が制した。試合後、安齊が「いよいよあさってだ。俺が必ずそのベルトを全日本プロレスに取り戻して時代を変えます」と通告すると、全日本ファンの期待を物語る大歓声が発生。あえて返答せずリングを降りた永田は「全日本プロレスのファンの皆様は安齊を否定しているわけじゃなくて。どの程度の期待が膨らんでいるかなと思って黙っていたら、いい追い風が吹いているじゃない」とアウェーの状況を歓迎した。

 「実力的にはもう天と地だよ、俺と安齊は」と強調した永田。それでも安齊の奮闘が三冠戦にふさわしい激闘を生むと考え、「その追い風に乗って、思い切り俺に向かい風を吹かせて、このベルトを獲ってみろ」とゲキを飛ばした。当然、そう簡単に軍門に下るつもりはなく、「神風を吹かしたって、俺はそれを弾き返しますよ」と予告。「このプロレスラー生活31年間でどれほどの逆境、向かい風を吹き飛ばして、俺はこの道を歩いてきたのか。それをわからせてやりますよ。まあ、ちょっとやっつけたぐらいじゃわからないなら、もうズタボロにして、俺の強さをあいつの体に刻み込んでやりますよ」と自身の経験への誇りをむき出しに宣言していた。

【試合後の永田】
▼永田「安齊の野郎、今日の後楽園のお客さんの前ではっきりと断言しやがったな。このベルトを俺からあさってしっかり奪い取ると言いやがったな。ひとつ言ってやる。吐いたツバ飲み込むんじゃねえぞ。俺が言いたいことはそれだけだ」

――あえてリング上ではマイクを返さなかった?

▼永田「全日本プロレスのファンの皆様は安齊を否定しているわけじゃなくて。どの程度の期待が膨らんでいるかなと思って黙っていたら、いい追い風が吹いているじゃない、安齊にぶっちゃけ。それでこなくっちゃ面白くもなんともない。ぶっちゃけ、実力的にはもう天と地だよ、俺と安齊は。その中で、神風が吹かせられるかどうか、安齊が。どれぐらいの期待感があるか見てたけど、なかなかいい感じで来てる。その追い風に乗って、思い切り俺に向かい風を吹かせて、このベルトを獲ってみろ」

――永田選手としてはその神風を吹かせない?

▼永田「いや、神風を吹かしたって、俺はそれを弾き返しますよ。このプロレスラー生活31年間でどれほどの逆境、向かい風を吹き飛ばして、俺はこの道を歩いてきたのか。それをわからせてやりますよ。まあ、ちょっとやっつけたぐらいじゃわからないなら、もうズタボロにして、俺の強さをあいつの体に刻み込んでやりますよ。まあ、楽しみですよ、あさってが。もし全日本プロレスのお客様が安齊を信じて、彼が俺の腰からこの三冠ベルトを奪還すると信じてるならば、大田区総合体育館は超満員札止めになるね。その超満員の中で試合をするのを楽しみにしてますよ。もともと俺はアウェイのつもりで来てるんだから。そのアウェイ感がいまいちなかったけど、今日はよかったね。あのアウェイ感の中で、最後のあれを聞いてゾクゾクしましたよ。安齊が挑戦者に名乗り出てきてくれたことを、俺は心底今喜んでます」

【試合後の安齊】
▼安齊「おい、永田裕志。いよいよあさってだ。俺が必ずあんたからスリーを取って時代を変えます」

――新技は完成している?

▼安齊「それは試合のお楽しみということで。とっておきも用意してあるので、楽しみにしてください」

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