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8/19【全日本】本田が永田殺法連発も…宮原&青柳が世界タッグ死守 宮原は王道T優勝後の三冠獲り明言

『#ajpw 王道トーナメント 10th』後楽園ホール(2023年8月19日)
世界タッグ選手権試合 ○宮原健斗&青柳優馬vs永田裕志&本田竜輝×

 宮原&青柳が永田&本田を激闘の末に退け、世界タッグ王座V3に成功。ともに王道トーナメント優勝へ向けて弾みをつけ、宮原は優勝後の三冠挑戦を明言した。

 7・23大阪大会で宮原&青柳が鈴木みのる&大森北斗を破って2度目の防衛に成功した試合後、永田&本田が挑戦を表明。この日のV3戦が決まった。青柳と本田は8・21新木場大会における王道トーナメント1回戦へ向けた前哨戦となった。

 青柳からの5冠強奪を宣言している本田の奮闘が光った。劣勢の時間が長く続いたものの、気持ちは一歩も引かず。永田とナガタロックII、エクスプロイダーの競演で攻め立てると、宮原のブラックアウトを食らってもラリアット連打で応戦するなど最高男と互角の攻防を繰り広げた。

 だが、王者組は沈まない。ブラックアウトとトラースキックを同時にさく裂させると、粘る本田に宮原がブラックアウトをグサリ。ジャーマンは2カウントで返されたものの、最後はシャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

 宮原&青柳が世界タッグ3度目の防衛に成功。青柳は5冠王者を死守した。開幕戦のタイトルマッチを突破し、ともに王道トーナメントに集中あるのみ。1回戦は8・21新木場大会で宮原は青柳亮生、青柳は本田とそれぞれ対決する。特に宮原は王道トーナメント前最後の関門を突破し、「必ず俺が8月27日名古屋で王道トロフィーを勝ち取り、9月3日、アオーレ長岡で挑戦させてもらう」と言い切った。これまで優勝後について明言してこなかったが、ついに最高男が明確に三冠ベルトに照準を定めた。

 青柳とはともに1回戦に勝利すれば2回戦で当たることになる。「2回戦は誰が上がってくるのか、俺にとってはどうでもいい」と言い放った青柳に怪訝そうな表情を見せた宮原は「8月22日の東京・新木場、2回戦では青柳優馬と当たる対策を取っている。俺は常に先を考えてるからな」とすでに世界タッグ王者対決を見据えている。9・8代々木大会では15周年記念試合も控え、「9月8日はこのスーパースターの15周年記念だからな。三冠ベルトとこの世界タッグ、王道トーナメントのトロフィー、全て持っていこうじゃないか」とぶち上げてみせた。


【試合後の宮原&青柳】
▼宮原「よっしゃあ!」

▼青柳「世界タッグV3達成だ。あさっての新木場で俺は本田竜輝と1回戦当たって、あいつをボコボコにしてやる。あいつ、全部奪うって言ったな。残念だったな。世界タッグはこの通り、俺のものだ。全部奪うと言ったからには、全部奪われる覚悟でやってこい。俺は本田竜輝のパンツを奪って、俺の入場曲に合わせてあいつのケツを叩いてやるからな。いいか。2回戦は誰が上がってくるのか、俺にとってはどうでもいいが、しっかりと王道トーナメントを盛り上げようという気持ちを持つ者だけが上がってこい。そして、優勝して、9月3日、長岡で、この俺、青柳優馬が次の挑戦者を逆指名させてもらう。王道トーナメントで不甲斐ない試合をしたヤツは、もれなくこの俺、青柳優馬が優勝トロフィーでケツバットという罰ゲームもついてるからな。みんな心してかかるように」

▼宮原「今のコメントを聞いてわかる通り、タッグパートナーでありながら、もう王道トーナメントは始まってるようだな。まったく考えていることが違う。俺は順当に勝ち進めば、8月22日の東京・新木場、2回戦では青柳優馬と当たる対策を取っている。俺は常に先を考えてるからな。そして、27日の名古屋。準決勝、決勝と名古屋の皆さんは俺の姿を待ってるんだ。ここで負けるわけにはいかない。そして、宮原健斗の『健斗』コールを欲しがってるよ、アオーレ長岡が。三冠に挑戦する俺の姿を待っているだろう、長岡の皆さんが。そして、リング上で言った通りだ。9月8日はこのスーパースターの15周年記念だからな。三冠ベルトとこの世界タッグ、王道トーナメントのトロフィー、全て持っていこうじゃないか。1回戦、まずは青柳亮生。2回戦、青柳優馬。勝負だ」

【試合後の永田&本田】
▼本田「クソ!」

▼永田「よく頑張った」

▼本田「あんだけ大口叩いて、今日こんな結果になってしまった。でも! あさって王道トーナメントがある。そこで1回戦、青柳優馬、今日の借りは必ず返させてもらうぜ。クソ」

▼永田「今日は負けたけど、何も気にすることはない。しっかり頑張った。お前はもう十分やっていける人間だ。まさしく全日本プロレスの新時代の目玉だよ、お前は。全日本プロレス、いろんな選手が抜けたりしてるけど、確実にこの団体は若い人材がどんどん芽を出している。どんどん天に向かって伸びてるから。俺はそれを一番見てる。他にも男児、安齊、井上、たくさん若いのがいる。今、リングで立ってアピールしている2人が全日本プロレス新時代かというと、そうではないと思う。本当の意味で新時代の息吹を感じさせるのは本田、安齊、男児、井上。彼らが出てくるのは間違いないし、チャンピオンチームもうかうかしてられないし。なあ、本田。全日本プロレスの未来は今のところ明るいよ。あの辺の世代が離れても、お前ら若い世代がどんどん出てくればなんてことはない。まあ、離れることはないだろうけど。それを試合しながら感じましたね。大量離脱、いろんな事件で退団する人間がいたりしても、その都度、うちはね、新日本プロレスは若い力が育って、どんどん柱になっていく。全日本プロレスもいろいろあっただろうけど、本田の活躍、それから男児とかね、井上、安齊、あの辺の活躍を見ると、全日本プロレスは今苦しい時かもしれないけど、全然また明るい未来が見えると思ってますよ。ご苦労さん。どうもありがとう、本田」

▼本田「(永田に肩を叩かれると)ありがとうございました。クソ…。ああ、クソ!」

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