8/19【全日本】2年連続出場・野村が北斗破って初戦突破 2回戦へ「デカいヤツなぎ倒す」

『#ajpw 王道トーナメント 10th』後楽園ホール(2023年8月19日)
1回戦 ○野村卓矢vs大森北斗×

　2年連続出場となった大日本・野村が北斗を破って王道トーナメント1回戦を突破。2回戦へ向けて「デカいヤツをなぎ倒してこその野村卓矢というのを証明します」と意気込んだ。

　昨年に続く王道トーナメント出場を果たした野村は1回戦で北斗と対決。8・12保土ヶ谷大会での前哨戦で宮原に敗れた北斗がその前に野村のハイキックを食らったことで、怒りを爆発。両者の間に遺恨が芽生えていた。

　のっけから喧嘩腰の2人は真っ向からの打撃戦で火花。場外戦になると、南側スタンド席の中通路でも激しくやり合う。意地の張り合いは続き、北斗が投げ捨てジャーマン、ローリングエルボーと大技でたたみかけても野村はカウント1でキックアウト。北斗も野村のランニングローキックを正面から連続して受け止め、ジャーマン合戦を繰り広げると、こん身のビンタとエルボーが交錯し、揃って大の字になった。

　北斗は飛びつきダイヤモンドカッターや強烈な串刺しジャンピングエルボーで野村を追い詰めたものの、必殺の無想一閃は不発に。逆に野村はカウンターのラリアット、ジャーマンスープレックスで猛追に出ると、最後はカウンターのビンタからドラゴンスープレックスホールドにつなげて3カウントを奪った。

　昨年に続き、野村が王道トーナメント1回戦を突破した。「大森北斗。思っていた何倍も強かった」と試合を振り返った野村。8・22新木場大会で行われる2回戦では「小島聡vs斉藤レイ」の勝者と対戦することになるが、「いいじゃん、全日本プロレスって感じだよ。デカいヤツをなぎ倒してこその野村卓矢というのを証明します」と予告した。その後、小島がレイに勝利したため、2回戦の対戦カードは「野村vs小島」に決定した。

【野村の話】「よし! 1回戦突破。次は誰だ? 小島聡か、斉藤……どっちだ? レイか。いいじゃん。いいじゃん、全日本プロレスって感じだよ。デカいヤツをなぎ倒してこその野村卓矢というのを証明します。あと、大森北斗。思っていた何倍も強かった。ちょっと明日も試合ですけど、休みます」