5/29【全日本】The Endが4年半ぶり参戦も斉藤ブラザーズV1 ジュンがスイーツ解禁、ベルト総獲りへ土井と電撃合体
『スーパーパワーシリーズ2024』後楽園ホール(2024年5月29日)
世界タッグ選手権試合 ○斉藤ジュン&斉藤レイvsパロウ&オディンソン×
斉藤ブラザーズが4年半ぶりの参戦となったThe Endを退け、世界タッグ王座初防衛。ジュンは試合後のリング上で饅頭と大福を頬張り、26日ぶりのスイーツ解禁を果たした。そして二人は全日本のベルト総獲りをぶち上げ、土井成樹と電撃合体を果たした。
3・30大田区大会で世界タッグ返り咲きを果たした斉藤ブラザーズがチャンピオン・カーニバルを経たこの日、初防衛戦を迎えた。挑戦者は2019年の最強タッグ以来4年半ぶりの参戦となったパロウ&オディンソンのThe End。カーニバルにおけるレイとの兄弟対決に敗れて以来、スイーツ禁止の日々が続くジュンはこの一戦に勝利しての解禁を誓っていた。
斉藤ブラザーズはThe Endのパワーとテクニックに大苦戦。ジュンがオディンソンにフルネルソンバスターで叩きつけられ、レイはパロウのフォールアウェイスラムで投げ飛ばされてしまう。さらにオディンソンがパロウをデスバレーで投げる人間爆弾攻撃の餌食となった。
終盤にはDOOMが不発に終わり、逆にThe Endの合体技スーパーコライダー(正面衝突式パワーボム)の餌食に。場内が「The End!」コールに包まれたが、The Endがフィニッシュを狙ったヘル・オン・アース(ダブルインパクト式エルボースマッシュ)はレイが飛び込んで決めさせず。ダブルチョークスラムでパロウを撃退すると、オディンソンにレイが張り手、ジュンがラリアットを立て続けにお見舞い。すかさず合体技・DOOMを爆発させて3カウントを奪った。
斉藤ブラザーズが苦戦の末にThe Endを下し、世界タッグ王座V1を果たした。強敵を退けての防衛でジュンは「時は来た。甘い物の時間だ」と宣言し、予告通りリング上でスイーツを解禁。饅頭と大福をおいしそうに頬張った。
そしてさらなる仕掛けも用意していた。レイが「俺たちはこれから全日本プロレスの残りのベルトをすべて制覇することに決めた。すべてのベルトを奪い取ってやるぜ」と宣言したが、「俺たち2人ともジュニアに挑戦することはできねえし、105kg以上あるからな。それに2人だから6人タッグに挑戦することもできねえ」というのも承知の上。そこで「俺たち斉藤ブラザーズはある男と利害が一致した」と続け、呼び込んだ。
元世界ジュニア王者でもある土井だった。「どうやら斉藤ブラザーズは全日新時代のメンバーよりも俺を選んだみたいやな。俺やろ。お前らにひとつ言っといたるわ。これからは俺たち3人で斉藤ブラザーズや」と宣言した土井は、「なんか俺おかしいこといったか? 1つ教えたる。俺のおかんの旧姓は斉藤って言うんや」とアピール。「だから俺はこれから“ミスター斉藤"土井成樹でやっていくからな。これから俺たち3人、斉藤ブラザーズ、楽しみにしとけ」と豪語。「DOOM」と3人でポーズを決めた。
ジュニア戦士・土井と共闘したことで斉藤ブラザーズのベルト総獲りがこれから始まる。
【試合後のジュン&レイ、土井】
▼レイ「よーし、フォー!」
▼土井「おい、オールジャパン。見たか? 俺たち3人で斉藤ブラザーズや! 俺たち3人、斉藤ジュン、斉藤レイ、“ミスター斉藤”土井成樹でやっていくからな。世界ジュニアや、世界ジュニア。誰が持ってんのや? ライジングHAYATOか。いつでもいったるからな。これから3人であらゆるベルト狙っていくから楽しみにしといてくれ」
▼レイ「おい、今リングの上で言った通りだ。まずはこの世界タッグ、しっかりと防衛したぜ! The End、パロウとオディンソン。なかなか怪物じみた強さだった。だが、俺たちお互いにまだまだやり足らねえだろ。またやろうぜ。楽しみにしてるぜ!」
▼ジュン「どんどんやっていこうぜ。ミスター斉藤と6人タッグもやっていきたいな」
▼土井「おお、やろう、やろう。いったるで、いったるで」
▼レイ「これからはこの俺、斉藤レイ、兄の斉藤ジュン、そして…」
▼ジュン「「ミスター斉藤」
▼レイ「この3人でやっていくぜ。楽しみにしてろ。DOOM!」
▼土井「DOOM」
▼ジュン「やっと甘いものが食べれた」
【試合後のパロウ&オディンソン】
▼パロウ「俺たちはここに帰ってきたぞ。何があってもだ。俺たちにはハートとスピリッツがあるんだ。なぜなら俺たちは…」
▼オディンソン「The Endはここにいる」