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5/29【全日本】全日マットで35年ぶりNWA世界戦 EC3が本田返り討ちで死守

『スーパーパワーシリーズ2024』後楽園ホール(2024年5月29日)
NWA世界ヘビー級選手権試合 ○EC3vs本田竜輝×

 全日マットで35年ぶりのNWA世界戦が実現。王者・EC3が本田の挑戦を退け、かつて世界最高峰と称された伝統のベルトを死守した。

 NWA世界ヘビー級王者・EC3が全日本初参戦。同王座戦の開催が決まり、名乗りを上げた本田が挑戦した。全日マットでのNWA世界戦は89年3月、王者リッキー・スティムボートにタイガーマスク(三沢光晴)が敗れて以来、実に35年ぶり。本田が勝利すれば史上9人目の日本人NWA王者誕生となるところだった。

 NWA世界王座はかつて1980年代まで世界最高峰とされた歴史と伝統を誇るタイトル。試合はNWAルールが採用され、本田がリングアウト、反則裁定で勝利しても王座の移動はなし。ベルトを手にするにはピンフォールかギブアップによるクリーン勝利しかなかった。

 ショルダータックルで先制した本田は場外戦でも攻勢を続けたが、EC3も変型大外刈りで応戦。バックドロップからのスリーパーで絞め上げる。スパインバスターで反撃に移った本田に空中胴締め落としを発射。ワン・パーセンター(ヘッドロックの体勢から前方に倒れて突き刺す変型ドライバー)を狙ったが、阻止した本田はスピアーでねじ伏せ、ラリアットを振り抜いた。

 だが、ファイナルベントが不発に終わると、EC3がロープ越しDDTで逆転。ラリアットも相打ちに持ち込むと、ワン・パーセンターをさく裂させた。本田も3カウント寸前に返して粘ったものの、EC3はダブルアーム式パイルドライバーでダメ押しして3カウントを奪った。

 本田のNWA世界王座獲りはならず。王者・EC3が昨年8月の戴冠以来保持し続けてきた伝統のベルトを死守し、「俺がNWA世界ヘビー級王者・EC3.歴史を作る男だ。オールジャパンは歴史ある団体だ。俺は今ここに立っている。EC3はオールジャパンに戻ってくるぜ」と吠えた。

【EC3の話】「俺がNWA世界ヘビー級王者・EC3.歴史を作る男だ。オールジャパンは歴史ある団体だ。俺は今ここに立っている。EC3はオールジャパンに戻ってくるぜ」

【本田の話】「ああクソ。EC3負けたあ! なかなか世界を知る男はそう簡単じゃ勝てないな。この全日本プロレスは世界一の団体、そして世界一のリングだ。俺はこのまま全日本の頂点狙っていくぞ。ああクソ!」

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