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5/31【全日本】亮生指名で世界ジュニア初挑戦も石田が不満爆発 「こいつにまた恥かかせたる」

 6・15後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・青柳亮生、挑戦者・石田凱士が31日、東京・湯島の全日本事務所で会見。亮生の指名を受けて世界ジュニア初挑戦を果たす石田だが、「会場におらん俺を逆指名ってふざけてんのか?」と不満を爆発。「決まったからにはな、こいつにまた恥かかせたろうかな」と対亮生連勝によるベルト獲りを自信満々に予告した。

 5・29後楽園大会で亮生が土井成樹に雪辱を遂げ、3ヵ月ぶりに世界ジュニア王者返り咲き。試合後、次期挑戦者に石田を指名し、6・15後楽園大会でのV1戦が決まった。

 世界ジュニア初挑戦となる石田だが、ツイッター上でその決定を知ったという。自身のあずかり知らないところでタイトルマッチが決まり、「普通、逆指名って相手をリングに呼んでやるもんちゃうんかい? コラ。試合もない、ましてや会場におらん俺を逆指名ってふざけてんのか? コラ」、「俺が何も発言してないのに勝手にタイトル決める全日本も全日本や」と不満を爆発。王者の指名でタイトルマッチが決まりながら、挑戦者がそれに異を唱える異例の状況となった。

 かといってタイトルマッチをボイコットするつもりはなく、その不満と怒りをぶつけるつもりだ。亮生とは3・18後楽園大会以来3ヵ月ぶりの再戦。前回勝利している石田は亮生が世界ジュニア王者に返り咲いたところで何も変わっていないと言わんばかりに「お前が強くなったんじゃなく、土井成樹が弱くなっただけや、おい。この3ヵ月で俺はさらに強くなってるからな」と断言。「俺は納得いかんから、もう存分に叩き潰すよ。決まったからにはな、ベルトやし、こいつにまた恥かかせたろうかな」と対亮生連勝と全日ジュニアの至宝奪取を予告した。

 「ジュニアの層が正直薄い。彼とHAYATOと田村? そのへん全員、俺がこれ獲って防衛して、いろんな団体にこれ持ってったら全日本もプロレス界も盛り上がるんじゃない?」と戴冠後の青写真も披露した石田。4月のジュニアタッグリーグ戦に鈴木鼓太郎とのBGIコンビで優勝しているが、その実績は今のところ何もつながっていない。これにも不満の石田は「俺は鼓太郎とジュニアタッグ優勝したあかつきに何かよこせって言ってんねや。それが世界ジュニアか? 世界ジュニアは世界ジュニアや。シングルとタッグは全くの別もんやからよ。タッグでも何か用意してくれ」と要求していた。


【会見の模様】
▼石田「まずや、おい。何で俺やねん? お前がこのベルト獲って調子乗ってるか知らんけど、そもそも2月に土井成樹に取られて、その3ヵ月後に獲り返したんか、おい。その3ヵ月の間に、おい、お前と何回か当たってるからわかってるけど、お前が強くなったわけちゃうからな。勘違いすんなよ。お前が強くなったんじゃなく、土井成樹が弱くなっただけや、おい。この3ヵ月で俺はさらに強くなってるからな、おい。当日、お前に現実見せたるよ。それからや、お前逆指名したよな? 普通、逆指名って相手をリングに呼んでやるもんちゃうんかい? コラ。試合もない、ましてや会場におらん俺を逆指名ってふざけてんのか? コラ。俺はこの世界ジュニアの挑戦、ツイッターで知ってんぞ。そんなことあんのか? おい、俺が何も発言してないのに勝手にタイトル決める全日本も全日本や。俺は鼓太郎とジュニアタッグ優勝したあかつきに何かよこせって言ってんねや。それが世界ジュニアか? 世界ジュニアは世界ジュニアや。シングルとタッグは全くの別もんやからよ。タッグでも何か用意してくれコラ」

▼亮生「第65代世界ジュニアヘビー級チャンピオンの青柳亮生です。前日リングでも申した通り、GLEATとの対抗戦でシングルマッチ敗れ、ジュニアリーグ戦でも敗れ、悔しい思いをしていますし、全日本プロレスのファンの皆様にも悔しい思いをずっとさせ続けてきてしまっているので、このベルトを獲った時には石田凱士選手を指名して、このタイトルマッチをして、必ず防衛をして全日本プロレスジュニアの明るい未来をみせたいなと思っていますので、よろしくお願いします」

――世界ジュニアのベルトに対してどんな思いがある?

▼石田「どんな思い? 特に思いはないかな。思い入れはないけど、名前はもちろん知ってるし、それこそ最近、土井成樹が持ってたりとか。もともとタッグを組んでたパートナーやから名前は知ってるけど。これがリングに呼ばれて逆指名やったら快くやるけど、挑戦をツイッターで知ってるからね。どうしたらええの?って感じやけど、決まったからにはな、ベルトやし、こいつにまた恥かかせたろうかなという感じやけど」

――獲った後のプランは頭の中にある?

▼石田「今でも全日本参戦して思うのが、ジュニアの層が正直薄い。土井成樹も2週目とか言ってたやん。彼とHAYATOと田村? そのへん全員、俺がこれ獲って防衛して、いろんな団体にこれ持ってったら全日本もプロレス界も盛り上がるんじゃない?」

――石田選手を指名したのは、負けている相手を倒さないと王者として始まらないという感覚から?

▼亮生「そうですね。その通りですね。それこそホントに僕だけじゃなく、ジュニアのベルトだけに関してではなく、ベルトが全て流出してるという状態で全日本プロレスファンに悔しい思いをずっとさせ続けてきてるんで、ジュニアのベルトで石田凱士選手を倒して、全日本プロレスファンを安心させられたらなというふうに思ってます」

――石田選手は納得いっていない様子だが?

▼亮生「納得いかせられる結果を僕は今、何も成していないので、このタイトルマッチで青柳亮生っていうものを示せたらなと思います」

――「お前が強くなったわけじゃない」とのことだが、王者になっても印象は変わらない?

▼石田「正直、前のタイトル俺は見てないから知らんけど、俺は何回か当たってるし、一番試合してっていうのが相手の強さがわかるもんやから。そこで俺は何も感じなかったし、ファンもそう思ってるんじゃないかな。と俺は思ってる。だからこのタイトルで相手を納得させる結果を出してないから見せるって言ってたけど、それを自分でわかってるなら何で俺を指名した? そこまで自信をもって俺を指名したならわかるけど、自信もなく指名して、この試合で示す? 俺は納得いかんから、もう存分に叩き潰すよ」

――前回から3ヵ月で再戦となるが、王者に返り咲いたことで前回とは違うという思いはある?

▼亮生「そうですね。間にもジュニアリーグ戦があったり、ベルトを一回落として自分をフラットな状態で見つめ直すことができたので。チャンピオンだから背負ってるものはあるんですけど、それに潰されず、自由に青柳亮生のスタイルでいきたいなと思ってます」

――土井選手との再戦で得たものは?

▼亮生「やっぱり土井成樹選手の強さというか、奥深さというものを2回戦って知ったというか。そういう点ではチャンピオンとしての姿勢も一つ勉強になったので活かしながらいきたいと思います」

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