11/20【NOAH】故・力道山夫人の田中敬子さんに熱闘誓う 丸藤と杉浦が12・6有コロGHC戦へ調印式(写真あり)
12・6有明コロシアム大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)丸藤正道vs杉浦貴(挑戦者)」に向けた調印式が20日、東京・六本木の『YouTube Space Tokyo』で開かれた。
特別立会人に故・力道山夫人の田中敬子さんを迎えて両者調印書にサイン。「主人が亡くなって50年目が経って、そんな年の最後にノアのチャンピオンシップがあるということで、素晴らしい試合を期待しています。天国で主人も見ていると思います。今の若い人たちから、主人を知ってる方々にも、もう一度試合を見てもらいたいと思います。頑張ってください」と田中さんから声をかけられた杉浦は、「身が引き締まりました」と決意を新たにした。
今年最後のビッグマッチを締めくくるGHC戦。今年も“対外敵"のタイトルマッチが多く行われてきたが、杉浦は「この年の最後のタイトルマッチはノア所属の選手同士でやらないと意味がない、これぞノアの試合というのを見せないと意味がないと思っていた」と明かし、丸藤も「いろいろノアも波があった仲で、ノアの人間同士でメインを締められる。こういうことを言ってはおかしいかもしれないですけど、リーグ戦を制してくれた杉浦選手にある意味感謝の気持ちもあります。その杉浦選手としっかりノアのヘビー級の試合を見せたいと思います」と改めて応えた。
両雄がシングル王座を懸けて戦うのは初めて。「新弟子で入った時から、ずっとともに歩んできた。一緒にトレーニングもしましたし、組んだことも戦ったこともある。良い時期も悪い時期も全部経験してきた。“戦友"ですね。ノアを背負って戦ってる戦友」(杉浦) 「彼が自衛隊でレスリングをやってる頃から知っていて、それから、かれこれ何年も経ち、ここでベルトをかけてメインで試合をするのも、ひとつの運命だと思います。僕も“戦友"という言葉がぴったり。ノアに対する思いをかけて試合ができるのを嬉しく思ってます」(丸藤) 日本プロレス界の父・力道山夫人をはさんで、両雄は“最高の一戦"を改めて思い描いた。