10/6【NOAH】「まぐれは連続で起きない」 10・23横浜・GHCジュニア“奪回"へ金丸義信インタビュー
10・23横浜文体大会で今度は“挑戦者"としてGHCジュニア王者・小峠篤司に挑む金丸義信。9・23後楽園大会では“セコンド介入なし"をセレクトして結果王座から陥落したが、即座に要求して実現するリマッチで見据えるものとは――。
【金丸義信インタビュー】
――もともと小峠は自身が指名した挑戦者だったが?
▼金丸「一応、タッグリーグ(日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグ・リーグ戦)でアイツからフォール取られたからね。『シングルじゃ、そうはいかねえよ』っていうのを思い知らせてやろうと思って」
――その指名した挑戦者に逆にベルトを奪われる結果となったが、試合を振り返っての印象は?
▼金丸「……べつに何も。とくに何も残ってないね。まあ、たまたまでしょ。まぐれでしかないから」
――納得していないからこそ即座にリマッチを要求した?
▼金丸「そうそう。でも、別にに悔しいとかでもないんだよね。『ああ、ポカやった。すぐに返してもらわないと』って感じかな。アイツは悔しさを感じさせるようなレスラーでもないし」
――4年前の小峠GHCジュニア初挑戦の際も自身が王者だったが、成長は感じた?
▼金丸「いや、別に。もともと、俺は戦うときにイチイチそんなこと考えてないっていうのもあるけど、ホントに何も伝わってこなかったから」
――でも、結果としては敗れたわけで…
▼金丸「(※さえぎるように)コレ、インタビューにならないよ。アイツのこと聞かれたって、何も出てこないって」
――新王者をまったく評価してない、と……?
▼金丸「……」
――王座戦では徹底した首攻めで小峠を追い詰めていたが…
▼金丸「(※腕を叩きながら)ここの経験が違うから。観てる人は思ったはずだよ、結果以外は俺の試合だったって。あのチャンピオン、まだまだだよ。全然ダメ」
――リマッチで王座奪還は既定事項?
▼金丸「もちろん。まぐれは連続で起きないでしょ」
――王座戦では小峠のキルスイッチを逆に繰り出したが、狙っていた?
▼金丸「いや、別に流れの中でなんとなくだね。まあ、やってはみたけど、あんまり大した技じゃなかったな(笑) やってて、シックリこなかったし、もうやらない」
――逆に自身の必殺技・タッチアウトを出せなかったのが、試合の鍵を握った?
▼金丸「違う違う、出せなかったんじゃないよ、出さなかっただけ。別に温存してたわけでもないし、出さなくても勝つ自信があったから。でも、あの試合に関しては、あそこでこうすればよかったとか、そういうのもないし」
――“試合に負けて、勝負に勝った"という感じ?
▼金丸「何度も言うけど、結果以外は俺の試合」
――セコンドも帯同せず、試合介入もなかった。
▼金丸「だから、その必要もない相手だったってことだよ」
――今回のリマッチでもセコンドは必要ない?
▼金丸「……そこは内緒」
――ほかの鈴木軍ジュニアの選手から何か言葉をかけられたりは?
▼金丸「特にないけど、『次はいくぞ』みたいなことは言ってたかな。その『いくぞ』っていうのが、どういう意味なのかはわからないけど。でも、俺らの中でも、誰もアイツのことは認めてないからね。(※資料を見ながら)ほら、本人も自分で言ってんじゃん、『まぐれに近い』って。近いじゃなくて、まぐれなんだよ、まぐれ。アイツもわかってんじゃん、『メチャクチャ強いチャンピオンだった』って書いてあるよ。そこを理解できてるってところだけ、認めてやるよ(笑)」
――ノアジュニアの歴史を作ってきた男として、現在のノアジュニアの全体的な印象は?
▼金丸「『昔と顔ぶれがちょっと変わったな』ってくらいだよ。もしかしたら、昔もやったことあるかもしれないけど、印象に残ってないから。そもそも、俺は相手がどんなファイトスタイルだろうが、まったく気にしないからね。それが結果に現れてるわけだしさ」
――単純に文体というビッグマッチでどんな試合を見せたい?
▼金丸「『小峠はたまたまだったんだな』って、誰が観てもわかる試合をするだけだよ。ホントのチャンピオンのプロレスっていうのがどういうものなのか、よく観ておいたほうがいいよ」