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10/18【NOAH】中嶋ラストマッチ2試合へ「愛と感謝をもって精いっぱい」 潮崎も「最後まで笑顔で」

 9月末でNOAHを退団した中嶋勝彦が18日、NOAHでのラストマッチ2試合(10・20後楽園、10・28福岡)に向けた会見に“AXIZ"の相棒・潮崎豪とともに出席。「これまでのNOAHに対しての愛と感謝をもって、精いっぱい最後まで豪さんとAXIZでしっかりと盛り上げていきたい」と話した。

 電撃的な退団発表から3週間が経過。会見で中嶋は「正直いろいろ言われると思ったけど、みんな背中を押してくれるコメントが多くて。そこは素直にうれしかった。あらためてNOAHにいたこの約15年間、一生懸命やってきてよかったなと感じました」としみじみ語った。

 それだけに「これまでのNOAHに対しての愛と感謝をもって、精いっぱい最後まで豪さんとAXIZでしっかりと盛り上げていきたい」とNOAHでのラストマッチ2試合に向けて決意を新たにした。

 NOAHラストマッチとなる10・28福岡大会では潮崎とのAXIZで、丸藤正道&杉浦貴組と対決する。約5年前の2018年6月に行われた三沢光晴メモリアル・後楽園大会でもメインで同カードが実現している。潮崎は「自分の記憶が確かなら、この試合がきっかけでAXIZというタッグが生まれた。AXIZとして勝さんと思い出、そういうものを全部噛み締めて戦っていきたい」と数奇なめぐり合わせに思いを寄せた。

 中嶋も「チームとしての始まりも丸藤さん、杉浦さんが相手だった。最後の福岡では、その時の気持ちも思い出しながら、しっかりと丸藤&杉浦組にAXIZの“愛"を感じてもらいますよ」とニヤリ。

 一方で「ちょっと不安要素が出てきたの」と切り出すや「この会見のために、AXIZネクタイを作ったのに、豪さんは(ネクタイはせずに)AXIZのシャツを着てきて…。大丈夫なのかな?」と暴露し、潮崎も大笑い。「何の心配もいりません!」と潮崎は言い切って二人で笑い合い、改めて自然体な“アツアツっぷり"を見せつけた。

 潮崎は「二人で組んで、同じキャリアの二人がこうやって隣に立って、そして競い合って、本当に自分にとってもこれ以上ないパートナー。やり残したこともたくさんあるけど、最後というか、福岡は笑ってね、お互い笑って試合を終えたいと思います」と強調。AXIZとして迎えるラストマッチ2試合。二人の歴史を噛み締めたうえで、最後まで笑って“区切り"を迎える。


【会見の模様】

▼中嶋「中嶋勝彦です。僕のわがままで9月いっぱいでNOAHを退団という形にさせていただいて。NOAHには本当に感謝しかないです。唯一の心残りといえば、AXIZが復活したばかりだったのに、俺のわがままでまた豪さんと離れることになったということ。その話をさせていただいたときに10月、後楽園と福岡に最後の大会、その2試合をAXIZとして最後ラストマッチということでさせていただくことになりました。これまでのNOAHに対しての愛と感謝をもって、精いっぱい最後まで豪さんとAXIZでしっかりと盛り上げていきたいと思います」

▼潮崎「AXIZ・潮崎です。次の福岡大会で勝さんのNOAHラストマッチで、この大会、この試合をAXIZとして試合できることをとてもうれしく思いますし、本当にAXIZとして勝さんと思い出、そういうものを全部噛み締めて戦っていきたいと思います。そして相手に杉浦貴、丸藤正道。この二人と対戦しますけど、自分の記憶が確かなら中嶋勝彦、勝さんとタッグを組んで、この二人と対戦した。(※2018年6月の三沢光晴メモリアル・後楽園大会) それがきっかけでAXIZというタッグが生まれた。そんな記憶があります。なので、その記憶とともに僕は福岡の試合を中嶋勝彦、潮崎豪、AXIZとして締めたいと思います」

――退団を発表して半月が経ったが周囲の反応に感じたことは?

▼中嶋「急きょこういった発表に、突然の発表という形になったけど、正直いろいろ言われると思った。15年緑のマットに上がり続けて、いろいろ言われるかなと思ったけど、みんな背中を押してくれるコメントが多くて。そこは素直にうれしかったね」

――惜しむ声もあったと思うが、NOAHファンへの感謝も深まったところはある?

▼中嶋「そうね。あらためてNOAHにいたこの約15年間、一生懸命やってきてよかったなと感じました」

――中嶋選手の退団をどのように受け止めている?

▼潮崎「正直その話を聞いたときはひじょうにショックでしたね。でもAXIZの中嶋勝彦のパートナーとして、勝さんの次のステップ、これからのステップ、これからの道のりを応援したいと思ってる。その勝さんの頑張りがあって、そして俺もそれを見て今後走っていけるんだろうし。今は勝さんの背中を押すだけですよ」

――AXIZに対する思い入れはどういうものがある?

▼潮崎「二人で組んで、同じキャリアの二人がこうやって隣に立って、そして競い合って、本当に自分にとってもこれ以上ないパートナーですし。だからこそ、まだまだね、やり残したこともたくさんあるけど、最後というか、福岡は笑ってね、お互い笑って試合を終えたいと思います」

▼中嶋「さっき豪さんも言ったけど、あれ2018年の三沢さんのメモリアルだったよね? タッグ組んで、そこからチームとしてやっていくという歴史で、そのときに丸藤さん、杉浦さん組だった。最後の福岡も丸藤さんと杉浦さんという対戦相手なんで、そのときの気持ちも思い出しながら、しっかりと丸藤&杉浦組にAXIZの愛を感じてもらいますよ」

――中嶋選手は「AXIZの愛を感じてもらう」と発言したが?

▼潮崎「そうですね。AXIZのAXIZらしい試合にして、その愛を福岡から世界に届けますよ」

※質疑応答が終了

▼中嶋「ちょっといい? ラスト2試合じゃない? AXIZとしてラスト2試合なのに、ちょっと気になるというか不安要素が出てきたの、今日。あのね、同じ格好というか、この会見のためにAXIZのタイを作ったのよ。『これでいこうね、豪さん』って話をしてたの。だけど豪さん、AXIZのシャツを着てきてるから。あれ? 大丈夫なのかなと。ちょっと不安だね。この掛け違えというか、最後の最後に。どう、これ? 大丈夫?」

――そう言われているが?

▼潮崎「何の心配もいりません(笑)」

▼中嶋「大丈夫?」

▼潮崎「何の心配もいりません」

▼中嶋「違うんだって」

▼潮崎「(笑)」

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