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10/20【NOAH】“テロリスト”村上和成が2年ぶり復活 鈴木流血に追い込む大暴れ

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年10月20日)
○丸藤正道&杉浦貴&村上和成vs鈴木秀樹&サクソン・ハックスリー&谷口周平×

 一時は膝下からの感覚を完全に失っていた村上和成が、NOAH後楽園大会で約2年ぶりに復帰。鈴木を流血に追い込んで大暴れし、“テロリスト復活"を印象付けた。

 絶望の淵から“テロリスト"が甦った。「左坐骨神経損傷」で2021年8月から欠場。一時は膝下からの感覚をすべて失った。リハビリに励む日々が続いたが、状態は一向に改善せず。自力歩行もままならない。それでも試行錯誤を続け、ようやく一部だけ感覚が戻ったのが欠場から1年後だった。

 試合可能な状態となるまで、さらに1年を要したが、ついにリングに戻ってきた。6人タッグマッチで丸藤&杉浦と初トリオを結成。鈴木&サクソン&谷口の『REAL』トリオと対決し、本能のままに鈴木と喧嘩腰で殴り合うと、代名詞の両足ストンピングで顔面を踏みにじって場内も歓声に染まった。

 終盤には巨漢サクソンを豪快な払い腰でぶん投げ、丸藤が谷口を仕留めた試合後も、鈴木を場外で殴りまくって流血に追い込む大暴れ。さらには、かつて流血戦を繰り広げた丸藤とも握手を交わし、場内は温かい拍手に包まれた。

 復帰戦を無事に終えた村上だが、バックステージでは「その時その時、1試合1試合、全力でてめえの魂見せるだけ。それ以外なんもねえよ」と眼光鋭く強調。コメント中に突っ込んできた鈴木と再び乱闘を繰り広げるや、「いつでもやってやる」と凄み、「顔もかっこいい、技もすげえ。これだけ素材そろってんのに、なんで(NOAHは)世界のトップにいけねえんだよ? 腹立つだろ。1年半ずっと思ってたよ。この二人ぶっ飛ばせよ! ぶっ潰せよ!」とNOAH勢の闘志も煽りまくった。

【試合後の丸藤&杉浦&村上、鈴木】

――復帰戦を終えて今の心境は?

▼村上「なんもねえよ。まあ、その時その時、1試合1試合、全力でてめえの魂見せるだけ。それ以外なんもねえよ」

※鈴木がやってきて

▼村上「何だ、このヤロー」

▼鈴木「(村上の胸ぐらをつかんで)やろうな。またやろうな!」

▼村上「おう、こいこい!」

※鈴木が去ると

▼村上「こういうことだよ、こういうこと。こういうことだよ、プロレスは。お前らもよ、カメラ構えてよ、字ばっか書いてないでよ、質問しろ。もっとよ、文句あんだろ? 『お前の試合しょっぺえ』とかよ、『なんだ、お前。プロレスじゃねえよ』とか。言えよ、お前らの意見。それがプロレス業界だよ。お前ら、それがねえよ。聞くだけでよ」

――2年ぶりの復帰戦だったが手ごたえは?

▼村上「なんだよ。お前の意見はどうなんだ? 見てどうだったんだよ?」

――変わりなく…

▼村上「おぉ、それが答えだよ。それでいいじゃねえか。以上だよ。俺からは以上。質問せい! 言うことねえんだったら『おしまいです』って言え、このヤロー! この時間がもったいねえんだ」

――鈴木選手と激しくやり合い、「またやろう」と言われたが?

▼村上「おぅ、だからこれがプロレスだろっつうんだよ。相手が相手を動かすんだよ。これが人を呼ぶドラマだろ。カード組まれたからやるんじゃねえんだよ。全力でやれ。自分の存在感見せろよ。そう思わねえか? 顔もかっこいい、技もすげえ。これだけ素材そろってんのに、なんで世界のトップにいけねえんだよ? 腹立つだろ。1年半ずっと思ってたよ。この二人ぶっ飛ばせよ! ぶっ潰せよ! ぼろ雑巾になる覚悟あったらやれ、お前ら。いい選手いるじゃねえか、仲間が。これ踏み台にしろ。それがメッセージだ。次、呼ばれるか呼ばれねえかわかんねえけど、あとは二人に聞いてくれ。俺は以上だ」

※村上は控室へ

▼杉浦「質問ねえなら帰るぞ、このヤロー!」

▼丸藤「それがプロレスだろ、このヤロー!」

▼杉浦「やるかやられるかだ」

――村上選手はどうだった?

▼杉浦「知るか! どう思ったんだよ? お前は」

――変わりなく元気で…

▼杉浦「じゃあ、そうやって書いとけ!」

▼丸藤「質問ないのか、このヤロー」

▼杉浦「帰るぞ!」

▼丸藤「飲みにいこう」

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