プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/20【NOAH】激励カツヒココール…退団・中嶋が“後楽園NOAHラストマッチ"で感謝の熱闘 卒業へ「魂燃やす」

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年10月20日)
○中嶋勝彦&潮崎豪&マサ北宮vs望月成晃&征矢学&稲葉大樹×

 9月末でNOAHを電撃退団した中嶋が“NOAH後楽園ラストマッチ"に出場。激励のカツヒココールのなかで感謝の熱闘を繰り広げ、“NOAH中嶋"としての聖地・後楽園大会にひとつの区切りをつけた。

 「自分自身で勝負してみたい」。35歳、キャリア20年のタイミングで7年間所属したNOAH退団を決断。NOAH所属としてのラストマッチ2試合が組まれ、この日はその初戦となる後楽園大会に臨んだ。

 KENTAを破ってGHCジュニア初戴冠を果たしたのもここ後楽園。GHCヘビー級王者としても数多の防衛を重ねた舞台であり、2019年末に潮崎との“デビュー15周年スペシャルシングルマッチ"で激闘を繰り広げたのも聖地・後楽園だった。

 “AXIZ"の盟友・潮崎、健介オフィス時代からのおとうと弟子・北宮とトリオを組んで、望月&征矢&稲葉のトリオと対決。敵対することが多かった北宮とギクシャクして仲間割れ寸前となるまさかの展開となったものの、終盤にはダブルのフェイスクラッシャーで息を合わせて場内も喝采に包まれた。そして潮崎とは前後からの左ミドル&逆水平のサンドイッチ攻撃“Endless Love"をいかんなく繰り出して場内も熱を帯びた。

 最終盤にはWRESTLE-1時代から“中嶋超え"に執念を燃やす稲葉のタイガースープレックス178で追い込まれたものの、強烈なビンタ一撃で逆転。最後はランニングローキックからのヴァーティカル・スパイクで後楽園でのNOAHラストマッチを勝利で飾った。

 試合後も中嶋の手こそ掲げたものの、“距離"を保ったまま北宮はひとり退場。“兄弟喧嘩"は続いたままの別れとなったが、盟友・潮崎とはリングに残ってマイクを握ると、場内は温かいカツヒココールに包まれた。

 「後楽園に来てくれたみんな、ありがとう! 次は28日、福岡で改めてプロレスリング・ノアを卒業させていただきます! 卒業しても中嶋勝彦から目を離すなよ。Keep on your eyes on me」。最後はそう締めくくり、これまでの「感謝と愛情」を込めたうえで、NOAH中嶋としての聖地・後楽園でのファイトに一つの区切りをつけた。

 “NOAH卒業マッチ"となる10・28福岡国際センター大会では「中嶋勝彦&潮崎豪vs丸藤正道&杉浦貴」に臨む。「今日もAXIZとして後楽園に来てくれたみんなにあいさつができてよかった。後楽園の次は28日、福岡国際センター。AXIZとして申し分ない対戦相手でもあるし、精一杯俺はリングで魂を燃やすよ」と見据えた。

【試合後の潮崎&中嶋】

▼中嶋「豪さん、ありがとうございました」

▼潮崎「ありがとうございました」

▼中嶋「豪さんとここまで来れて嬉しいし、何よりもAXIZとしてここまで来れた。あとはNOAHの選手のみんながね、なんだかんだ言いながらいいヤツばかりで。もちろんムカつくこともあるけど、でも切磋琢磨できるいい環境が俺にとってはNOAHだった。でも、それでも俺は一歩前に出たかったんでね。この35歳、そして20年目というダブルの節目に、俺は一歩踏み出したかった。それだけですよ。でも、まだ終わりじゃないし、中嶋勝彦としてNOAHを卒業するけど、けどこれから俺としては第2章、そのつもりで俺は一歩前に出すから。俺は始まりだと思ってる。だから豪さん。まだ次に福岡あるけど、福岡終わったら、ちょっと離れちゃうから。寂しかったら電話するかもしれない(笑)」

▼潮崎「俺はLINEするわ(笑)」

▼中嶋「とにかく今日もAXIZとして後楽園に来てくれたみんなにあいさつができてよかった。後楽園の次は28日、福岡国際センター。AXIZとして申し分ない対戦相手でもあるし、精一杯俺はリングで魂を燃やすよ。豪さん、今後もよろしく」

▼潮崎「よろしく」

▼中嶋「ありがとう」

プロ格 情報局