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11/4【NOAH】清宮&大岩届かず モリス&グリーン初防衛、北宮&稲葉迎撃へ

『DEMOLITION STAGE 2023 in NIIGATA』新潟市体育館(2023年11月4日)
GHCタッグ選手権試合 ○アンソニー・グリーン&ジャック・モリスvs清宮海斗&大岩陵平×

 越境新世代タッグ届かず。GHCタッグ王座戦は王者モリス&グリーン組が、熱闘の末に清宮&大岩組の挑戦を退けて初防衛に成功。次期挑戦者にはマサ北宮&稲葉大樹組が名乗りを上げた。

 ノアと新日本の20代越境タッグがGHCタッグ王座に挑戦。清宮&大岩組は結成から連戦連勝で実績を重ねてタッグ王座挑戦権まで獲得し、「前代未聞のタッグ王者を目指す」と口を揃えて新潟決戦に臨んだ。

 試合では清宮と大岩が切磋琢磨で磨いた細かいテクニックを駆使しながら王者コンビと渡り合う。中盤には王者コンビの集中砲火を浴びた清宮が陥落寸前になったものの、モリスのタイガードライバーを間一髪フランケンシュタイナーで切り返して大岩へとつないだ。

 燃える大岩は俵返しや投げ捨てジャーマン、カウンター式のサイドスープレックス…と大技を連発して王者二人をなで斬りに。さらに清宮とのダブル・ドロップキックを連発するや、奥の手ダブル・インパクト式のダイビングボディアタックを敢行だ。続く2対2のエルボー合戦でもローリングエルボーで競り勝った大岩は、グリーンを必殺のジャーマンで固めにかかった。

 だが、グリーンは一回転して着地。逆に強烈なトラースキックを叩き込むと、スクリュー式の裏DDT“M-83"で一気に大岩を突き刺し、3カウントを奪い去った。

 越境新世代タッグの野望を砕いて、モリス&グリーンのGLGコンビがGHCタッグ王座初防衛に成功。勝利の余韻に浸る間もなく現れたのが、元王者でもある北宮と稲葉の二人だった。

 マイクを握った北宮は英語で「ジャックもAGもグレートチャンピオンだ。でも、俺たちはもう一度タッグチャンピオンに返り咲きたい。次のチャレンジャーはマサ北宮と稲葉だ!」と挑戦を表明。今年初頭にGHCタッグを獲得した北宮&稲葉組だったが、初防衛戦で陥落。征矢学を交えて改めて共闘を誓い合ったタイミングで奪回に乗り出し、王者のGLGコンビも受けて立つ構えを示した。

 勝ったモリスはGHCナショナル王座とあわせての二冠を継続。試合も決めたグリーンは「今日の大会名は『DEMOLITION STAGE』。僕たちGLGはここプロレスリング・ノアを再建しないといけない。北宮そして稲葉、あなたたちは元GHC(ヘビー級)タッグ王者。つまり2人は過去だ。ジャック・モリスとアンソニー・グリーン、僕たちGLGは現在であり、未来なんだ」と熱弁を振るいながら大志を抱き、V2戦を見据えた。


【試合後のモリス&グリーン】

▼モリス「初防衛戦で勝利して、ベルトは俺たちの元に戻ってきた。清宮と陵平、やれるだけのことをやったと思うけど、俺たちには及ばなかったんだ。そしてAGが1、2、3で勝利したと思ったら、次の挑戦者が現れたね」

▼グリーン「今日の大会名は『DEMOLITION STAGE』。僕たちGLGはここプロレスリング・ノアを再建しないといけない。北宮そして稲葉、あなたたちは元GHC(ヘビー級)タッグ王者。つまり2人は過去だ。ジャック・モリスとアンソニー・グリーン、僕たちGLGは現在であり、未来なんだ」


【試合後の清宮&大岩】

▼清宮「(大岩の肩に手を当てて)大丈夫?」

▼大岩「海斗さん、正直言って、メッチャ…メッチャ悔しいです」

▼清宮「俺も一緒だよ。俺も一緒だよ。メチャクチャ悔しいな。2ヶ月やってきて、届かなかったな。悔しいな。陵平、俺はでもね、ここがスタートだと思っているよ。悔しいけどさ、この悔しさをバネにしてさ、俺たちにしかできないもの創っていこうぜ」

▼大岩「はい。今日が終わりじゃない。俺たち、俺と海斗さんのタッグチームの始まりだ」

▼清宮「一から…一からじゃないかもしれないけど、2人でやっていこう」

▼大岩「はい。クソ」

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