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12/10【NOAH】“有明メインイベンター”丸藤がカミゴェ発射で横取りメイン締め 拳王激怒で「NOAH改革」宣言

『SUNNY VOYAGE 2023』静岡・キラメッセぬまづ(2023年12月10日)
○丸藤正道&拳王&潮崎豪vs征矢学&マサ北宮&稲葉大樹×

 1・2有明アリーナ大会の“メインイベント"で飯伏幸太との一騎打ちが決まった丸藤が、激しく反発するGHCヘビー級王者・拳王から横取りのメイン締め。激怒した拳王は「NOAH改革」を宣言した。

 12・2横浜武道館に飯伏が来場して、丸藤との“約束の一騎打ち"が決定。しかも早くもメインイベントに据えられることが発表され、GHCヘビー級選手権試合「(王者)拳王vs征矢(挑戦者)」はセミファイナル前に追いやられることになった。

 これに拳王は王者として激しく反発。この日のメインイベントでは丸藤とトリオを組んだものの、リングインするなり“味方"なはずの丸藤に敵意を剥き出しながらGHCベルトを見せつけた。

 試合が始まっても、ことあるごとに「メインイベンターなんだろ? 強いところ見せてくれよ!」とカットプレーやタッチを拒否。中盤すぎには丸藤に見せつけるかのように、征矢相手に激しい前哨戦を繰り広げて火花を散らした。

 だが、最終盤で丸藤が動いた。蹴暴で稲葉を追い込んだ拳王が、必殺PFSを狙ってコーナーに上がったその時。軽く拳王に触れてタッチを成立させた。拳王は気づかぬままPFSを投下したものの、当然カウントは数えられず。拳王が中山レフェリーに食ってかかるなか、背後で稲葉を引きずり起こした丸藤が、カミゴェならぬ神・虎王を見舞って3カウントを奪ってみせた。

 飯伏へのメッセージ弾で、あろうことか拳王から“メイン締め"を横取り。さすがの立ち回りで拳王から“一本"取ってみせた丸藤は、怒りをあらわにする拳王めがけて不敵な笑みで勝ち誇った。

 おさまらない拳王は「おい、丸藤! いつもおいしいとこばっかり持ってってんじゃねえぞ! いつもそうだ。だからな、このプロレスリング・ノアがテッペンまでいけねえんだよ!」とマイクで絶叫したものの、丸藤はやはり不敵な笑みを浮かべつつ、無言のまま姿を消した。

 すると拳王は「俺は今、決断したぞ。1・2有明アリーナはNOAHを改革する、そのスタートの日だ」と宣言。「てめえらクソヤローども。1・2有明、ノアを改革する拳王の試合を必ず会場に見に来て、そしてお前ら今日のような声援を送って俺に後押しをくれ」と“民意"での後押しを呼びかけた。試合順問題で生まれた有明アリーナの波紋は、ファンをも巻き込みながら、急速な広がりをみせ始めた。

【拳王の話】「おい、丸藤正道。いつもおいしいところばかりもっていって、おい、お前。それで満足か? だからNOAHが絶景を見る位置にいってないかもしれないよな。俺はな、考えたぞ。俺がこのNOAHを変えてやる。NOAHを改革してやるんだ。そしてプロレスリング・ノア、必ず絶景を見せてやる。俺がNOAHを改革してやる。てめえらクソヤローども、改革するってどういう意味か分かるだろ? NOAH改革、賛同者いるヤツは俺についてこい。そして、てめえらクソヤローども、俺についてこい。俺がNOAHのチャンピオンだ。そしてNOAHに絶景を見せるのもこの俺だ。おい、てめえらクソヤローども。これからNOAHに絶景を見せる拳王、俺についてこい」

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