・代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎) ・取締役副社長 丸藤正道 ・取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人) ・取締役 山内隆裕 ・取締役 武田有弘 ▼高木社長「組織としましては、引き続き私が経営の責任者ということで全体を統括してまいりますが、大きく分けてノアに関しましては、現職に続いて丸藤選手に副社長を務めていただき、武田さんにも新たに取締役に就任していただき、引き続きノアの統括と、DDTを含めた興行全体の数字を統括する立場として辣(らつ)腕をふるっていただきたいと思っています。また、今回新たに取締役副社長としてDDTの彰人選手に就任してもらうことになりました。彰人選手は現在、DDTフーズでKUDO店長の右腕としてフーズ3店舗の運営と経営を支えているほか、興行のプロデュースやグッズ部門で活躍する機会が増えました。彼であれば会社の管理部門を任せられるという気持ちが大きくなってきましたので、今回の経営統合という機会もあり、組織全体の若返りをはかる意味でも取締役副社長に抜擢させていただきました。彰人選手には担当役員として引き続き、グッズ部門も飲食部門もみてもらいますが、今後はより経営や団体運営にコミットしてもらいたいです。なお、新会社の役員人事以外に、各団体の現場の体制やリング上については、一切変更はございませんので、ファンの皆様はご安心くださいますようお願い申し上げます。最後になりますが、株式会社CyberFightはですね、サイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービスや通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。そして将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたいと思っております。目標はプロレス業界ナンバーワンです。新日本プロレスを追い越し、プロレス界の組織図を必ずや塗り替えることをお約束し、報告の結びとさせていただきます。誠にありがとうございました」 ※その後NIGO氏が手掛けた会社ロゴが披露され、新役員がそれぞれコメント ▼彰人副社長「2020年9月1日より株式会社CyberFightの取締役副社長に就任いたします彰人です。僕はこれまでDDTフーズのほうで経営、現場をやっておりました。昨今ではグッズ開発、興行のプロデュースなどをさせていただいておりまして、やはりDDTフーズでお客様と触れ合うことが多くて、お客様の声をDDTのなかで一番聞くことができる選手なのかなと思っております。なのでお客様の声を特に聞ける分、現場に最大限にフィードバックしていきたいと思っております。また、若返りの意味を込めてとおっしゃいましたが、若い人のアイディアというのは、今までの高木さん世代には無いアイディアもたくさんありまして、それをしっかり会社に伝えて、若い人と上の人の橋渡し的な役割を務めていければなと思っています。しっかり高木さんのサポートをしていき、これからのCyberFightの発展を目指していきたいと思います」 ▼丸藤副社長「株式会社CyberFightで取締役副社長に就任しました丸藤正道です。大切な部分は高木社長がほぼお話されたんで、本当に1年前まではこの体制だったり、ここまで目まぐるしく変化していくとは思ってなかったんですけど、やはりこのコロナという状況が生まれたなかで、ネガティブなものよりもポジティブなものを全面に打ち出していって、何よりもこのプロレス界でトップを取れるように。こういうことをすることによって、プロレス界のいろんな人たちのお手本になるような、そういう行動もしていければなと思います。やはりファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、僕たちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、本来の本物のプロレスを引き続きしっかり見せていきたいと思います。それによって、この会社が僕たちを引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバーワンに必ず行けると信じています」 ▼武田取締役「このたび2020年9月1日より、株式会社CyberFightの取締役に就任することになりました武田有弘です。引き続きこのプロレスという素晴らしいビジネスに関われることにひじょうに感謝しております。今までDDT・ノアともに個々の力でここまでやってきたイメージが強いんですが、統合で今まで以上に組織図を強化していき、高木社長をサポートして、今までよりさらに大きなビジネスを創っていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします」 ※出席選手もコメント ▼坂崎「東京女子プロレスといたしましては、会社・企業が今回大きくなるということですけど、今まで通り、東京女子プロレスは東京女子プロレスらしく盛り上げていきたいと思いますのでよろしくおねがいします」 ▼中嶋「今回のこういった変化があった。これまでも変化があった。でも、サイバーエージェントの傘下になったノアは、その変化を進化に変えてきたと思うんで、きっと今回もそうだと思う。だから、ノア、CyberFightがこの業界ナンバーワンになる。その日を夢見て、俺たちは一歩を踏み出す。だからHOMIES、変わらず俺たちに付いてきてくれ。よろしく」 ▼潮崎「GHCヘビー級チャンピオン・潮崎です。今回、会社がこういう形になりまして、ご尽力いただいた皆さんには感謝しております。そして、GHCヘビー級チャンピオンとしてノア、そしてこのプロレス界をさらに上に引き上げる。業界1位を夢見て、突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いします」 ▼秋山「DDTの秋山準です。高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追いつけ追い越せ、その力のひとつになれるように頑張っていきたいと思います」 ▼遠藤「高木社長はことあるごとに『これはチャンスだ』という言葉を言っております。自分としてもこれはチャンスだと思っているんですけど、このチャンスをモノにできるかは選手一人一人の働きだと思っています。このプロレスというコンテンツ全体をもっと大きなものにするため、今後活動していきたいと思っております」 ▼ブルックス「今回、未曾有のパンデミックが世界を覆うなか、レスリングが生き残るのもひじょうに難しい状況ではありますが、こうしてノアとDDTが経営の面で一緒になるということは『WRESTLE UNIVERSE』をたくさんの人が世界中で視聴できることにつながると思います。プロレスを世間にも伝えるチャンスも広がると思っています」 ▼大家「ガンバレプロレスのガンバレ☆プロレスは吹けば飛ぶような小さな団体ですが、もともと私一人でプロレスをメジャースポーツにするために旗揚げした団体でございます。他の会社の団体、どれも大きいです。だからといって俺は負けてるわけにはいかないと思います。いや! 他団体だけでなく、他のスポーツですよ! 野球、サッカー、そういうものよりも、私はやっぱりプロレスが一番凄いと思って、プロレスをやってきております!! こんなコロナの状況下で、我々、世界中の人々が大変なことになっておりますが、我々がプロレスをすることで、皆さんに明日への希望を、勇気を与えることができるんじゃないかと、し、信じております!! だからこそ!! 団体の大きさ、そういうの関係なく、リング上で…ハァハァ…自分たちの闘いを見せていければと思っておりますぅ。会社が大きくなってもリング上でやることは変わりません! 皆さん! よろしくお願いします!!」 ――それぞれの団体ファンにはどんなメリットが? ▼高木「基本的にはそれぞれの団体の中身に関しては、それぞれの団体にお任せして、広報に関しても、それぞれの団体に盛り上げを委ねたいと思っています。関連コストや経営的な部分は統合することで、クオリティが保たれますし、オンライン的な部分も大きなものをみせていけると思っております。それぞれの団体の運営は、いつも通りお任せすることに変わりはないと思うのでご安心いただければと思います」 ――彰人選手、これから副社長としてやってみたいことは? ▼彰人「僕は今まで副社長という業務をしたことがないので、『こうできる』みたいなことは言えないんですけど、やはり若返りというのは本当に大事なのかなと思っていまして。DDTも20年以上やっていて、旗揚げ当時やってきた選手が今までやってきて、その間に新しい選手も入ってきて、新しく入ってきた選手の意見を取り入れるのが、団体の活性化につながるのかな…と思ってまして。会社がどんどん大きくなると、若い人とのコミュニケーションが少なくなってくると思うんですよ。そこの間に入って、しっかり意見を聞いて、高木さんに意見を渡すことができれば。凝り固まったものをしっかり取って、新しいものにできていければと思います」 ――若い選手の中などにそういった声がある? ▼彰人「DDTの若い選手の中には、自分の意見を持っている選手が多くてですね、それをやっぱり思うように形にしてあげることが僕たちの役目だと思っているので、しっかり若い子の意見を聞いて、会社の発展につなげていければと思っています」 ――東京ドームをいつごろ目指したい? ▼高木「漠然とはあるんですけど、逆に言えばいろんな考え方もできるのかなと思っています。変な話なんですけど、お客さんを入れるのか、入れないのかっていうのもあると思いますし、完全に(コロナの状況が)戻ってからやるのか、その前にやるのかというのもあると思いますので。僕はいろいろと考えたいなと思っています。サイバーエージェントのグループのシナジーだったり、3団体のなかで抜きに出て行うこともあると思いますし、3団体が共存してやる場合もあると思いますし、いろんな方向性があると思う。情勢をみながらしかるべきタイミングで開催したいなと思っています。3団体が独立してる状態だと、なかなかそれもうまくいかなかったりする部分もあると思うので」 【新会社概要】 ▼社名 株式会社CyberFight ▼統合日 2020年9月1日 ▼所在地 東京都新宿区新宿二丁目1番2号 ▼役員 代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎) 取締役副社長 丸藤正道 取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人) 取締役 山内隆裕 取締役 武田有弘 ▼事業内容 スポーツ等興行団" /> ・代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎) ・取締役副社長 丸藤正道 ・取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人) ・取締役 山内隆裕 ・取締役 武田有弘 ▼高木社長「組織としましては、引き続き私が経営の責任者ということで全体を統括してまいりますが、大きく分けてノアに関しましては、現職に続いて丸藤選手に副社長を務めていただき、武田さんにも新たに取締役に就任していただき、引き続きノアの統括と、DDTを含めた興行全体の数字を統括する立場として辣(らつ)腕をふるっていただきたいと思っています。また、今回新たに取締役副社長としてDDTの彰人選手に就任してもらうことになりました。彰人選手は現在、DDTフーズでKUDO店長の右腕としてフーズ3店舗の運営と経営を支えているほか、興行のプロデュースやグッズ部門で活躍する機会が増えました。彼であれば会社の管理部門を任せられるという気持ちが大きくなってきましたので、今回の経営統合という機会もあり、組織全体の若返りをはかる意味でも取締役副社長に抜擢させていただきました。彰人選手には担当役員として引き続き、グッズ部門も飲食部門もみてもらいますが、今後はより経営や団体運営にコミットしてもらいたいです。なお、新会社の役員人事以外に、各団体の現場の体制やリング上については、一切変更はございませんので、ファンの皆様はご安心くださいますようお願い申し上げます。最後になりますが、株式会社CyberFightはですね、サイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービスや通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。そして将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたいと思っております。目標はプロレス業界ナンバーワンです。新日本プロレスを追い越し、プロレス界の組織図を必ずや塗り替えることをお約束し、報告の結びとさせていただきます。誠にありがとうございました」 ※その後NIGO氏が手掛けた会社ロゴが披露され、新役員がそれぞれコメント ▼彰人副社長「2020年9月1日より株式会社CyberFightの取締役副社長に就任いたします彰人です。僕はこれまでDDTフーズのほうで経営、現場をやっておりました。昨今ではグッズ開発、興行のプロデュースなどをさせていただいておりまして、やはりDDTフーズでお客様と触れ合うことが多くて、お客様の声をDDTのなかで一番聞くことができる選手なのかなと思っております。なのでお客様の声を特に聞ける分、現場に最大限にフィードバックしていきたいと思っております。また、若返りの意味を込めてとおっしゃいましたが、若い人のアイディアというのは、今までの高木さん世代には無いアイディアもたくさんありまして、それをしっかり会社に伝えて、若い人と上の人の橋渡し的な役割を務めていければなと思っています。しっかり高木さんのサポートをしていき、これからのCyberFightの発展を目指していきたいと思います」 ▼丸藤副社長「株式会社CyberFightで取締役副社長に就任しました丸藤正道です。大切な部分は高木社長がほぼお話されたんで、本当に1年前まではこの体制だったり、ここまで目まぐるしく変化していくとは思ってなかったんですけど、やはりこのコロナという状況が生まれたなかで、ネガティブなものよりもポジティブなものを全面に打ち出していって、何よりもこのプロレス界でトップを取れるように。こういうことをすることによって、プロレス界のいろんな人たちのお手本になるような、そういう行動もしていければなと思います。やはりファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、僕たちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、本来の本物のプロレスを引き続きしっかり見せていきたいと思います。それによって、この会社が僕たちを引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバーワンに必ず行けると信じています」 ▼武田取締役「このたび2020年9月1日より、株式会社CyberFightの取締役に就任することになりました武田有弘です。引き続きこのプロレスという素晴らしいビジネスに関われることにひじょうに感謝しております。今までDDT・ノアともに個々の力でここまでやってきたイメージが強いんですが、統合で今まで以上に組織図を強化していき、高木社長をサポートして、今までよりさらに大きなビジネスを創っていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします」 ※出席選手もコメント ▼坂崎「東京女子プロレスといたしましては、会社・企業が今回大きくなるということですけど、今まで通り、東京女子プロレスは東京女子プロレスらしく盛り上げていきたいと思いますのでよろしくおねがいします」 ▼中嶋「今回のこういった変化があった。これまでも変化があった。でも、サイバーエージェントの傘下になったノアは、その変化を進化に変えてきたと思うんで、きっと今回もそうだと思う。だから、ノア、CyberFightがこの業界ナンバーワンになる。その日を夢見て、俺たちは一歩を踏み出す。だからHOMIES、変わらず俺たちに付いてきてくれ。よろしく」 ▼潮崎「GHCヘビー級チャンピオン・潮崎です。今回、会社がこういう形になりまして、ご尽力いただいた皆さんには感謝しております。そして、GHCヘビー級チャンピオンとしてノア、そしてこのプロレス界をさらに上に引き上げる。業界1位を夢見て、突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いします」 ▼秋山「DDTの秋山準です。高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追いつけ追い越せ、その力のひとつになれるように頑張っていきたいと思います」 ▼遠藤「高木社長はことあるごとに『これはチャンスだ』という言葉を言っております。自分としてもこれはチャンスだと思っているんですけど、このチャンスをモノにできるかは選手一人一人の働きだと思っています。このプロレスというコンテンツ全体をもっと大きなものにするため、今後活動していきたいと思っております」 ▼ブルックス「今回、未曾有のパンデミックが世界を覆うなか、レスリングが生き残るのもひじょうに難しい状況ではありますが、こうしてノアとDDTが経営の面で一緒になるということは『WRESTLE UNIVERSE』をたくさんの人が世界中で視聴できることにつながると思います。プロレスを世間にも伝えるチャンスも広がると思っています」 ▼大家「ガンバレプロレスのガンバレ☆プロレスは吹けば飛ぶような小さな団体ですが、もともと私一人でプロレスをメジャースポーツにするために旗揚げした団体でございます。他の会社の団体、どれも大きいです。だからといって俺は負けてるわけにはいかないと思います。いや! 他団体だけでなく、他のスポーツですよ! 野球、サッカー、そういうものよりも、私はやっぱりプロレスが一番凄いと思って、プロレスをやってきております!! こんなコロナの状況下で、我々、世界中の人々が大変なことになっておりますが、我々がプロレスをすることで、皆さんに明日への希望を、勇気を与えることができるんじゃないかと、し、信じております!! だからこそ!! 団体の大きさ、そういうの関係なく、リング上で…ハァハァ…自分たちの闘いを見せていければと思っておりますぅ。会社が大きくなってもリング上でやることは変わりません! 皆さん! よろしくお願いします!!」 ――それぞれの団体ファンにはどんなメリットが? ▼高木「基本的にはそれぞれの団体の中身に関しては、それぞれの団体にお任せして、広報に関しても、それぞれの団体に盛り上げを委ねたいと思っています。関連コストや経営的な部分は統合することで、クオリティが保たれますし、オンライン的な部分も大きなものをみせていけると思っております。それぞれの団体の運営は、いつも通りお任せすることに変わりはないと思うのでご安心いただければと思います」 ――彰人選手、これから副社長としてやってみたいことは? ▼彰人「僕は今まで副社長という業務をしたことがないので、『こうできる』みたいなことは言えないんですけど、やはり若返りというのは本当に大事なのかなと思っていまして。DDTも20年以上やっていて、旗揚げ当時やってきた選手が今までやってきて、その間に新しい選手も入ってきて、新しく入ってきた選手の意見を取り入れるのが、団体の活性化につながるのかな…と思ってまして。会社がどんどん大きくなると、若い人とのコミュニケーションが少なくなってくると思うんですよ。そこの間に入って、しっかり意見を聞いて、高木さんに意見を渡すことができれば。凝り固まったものをしっかり取って、新しいものにできていければと思います」 ――若い選手の中などにそういった声がある? ▼彰人「DDTの若い選手の中には、自分の意見を持っている選手が多くてですね、それをやっぱり思うように形にしてあげることが僕たちの役目だと思っているので、しっかり若い子の意見を聞いて、会社の発展につなげていければと思っています」 ――東京ドームをいつごろ目指したい? ▼高木「漠然とはあるんですけど、逆に言えばいろんな考え方もできるのかなと思っています。変な話なんですけど、お客さんを入れるのか、入れないのかっていうのもあると思いますし、完全に(コロナの状況が)戻ってからやるのか、その前にやるのかというのもあると思いますので。僕はいろいろと考えたいなと思っています。サイバーエージェントのグループのシナジーだったり、3団体のなかで抜きに出て行うこともあると思いますし、3団体が共存してやる場合もあると思いますし、いろんな方向性があると思う。情勢をみながらしかるべきタイミングで開催したいなと思っています。3団体が独立してる状態だと、なかなかそれもうまくいかなかったりする部分もあると思うので」 【新会社概要】 ▼社名 株式会社CyberFight ▼統合日 2020年9月1日 ▼所在地 東京都新宿区新宿二丁目1番2号 ▼役員 代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎) 取締役副社長 丸藤正道 取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人) 取締役 山内隆裕 取締役 武田有弘 ▼事業内容 スポーツ等興行団" />
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サイバーエージェント(CA)傘下のDDTとノアが経営統合し、新たに『株式会社CyberFight(サイバーファイト)』を設立することが1日、都内で開かれた会見で発表された。DDTとノアの団体機能は継続されるが、『CyberFight』がブランドして一元管理する形となる。社長には引き続き高木三四郎が就き、副社長には丸藤正道(ノア)、彰人(DDT)が就任する。
すでにDDTとノアは同じCA傘下としてオフィスワークを共有してきたが、「ウィズコロナ・アフターコロナ時代のプロレス経営を見据える」ことを目的に、さらに踏み込む形で経営統合、新会社設立へと至った。株式会社DDTフーズを含めた3社が今年9月1日付で『株式会社CyberFight』として統合する。
おもに3社の管理業務が一本化され、コスト面のスリムアップやグループシナジーのさらなる深化をはかる。各団体機能のリング上を含む“現場"については「一切の変更はございません」(高木社長)と強調され、社内的には『DDT事業部』『ノア事業部』といった形で事業部化される。会見ではファッションデザイナーのNIGOさんが手掛けた『CyberFight』社のロゴも披露された。
新役員人事としては、ノア副社長の丸藤正道がそのままスライドするが、DDTフーズの経営や興行プロデュース、グッズ開発に携わってきた彰人も「若返り」を目的に副社長に抜擢された。また、ノアの執行役員を務めている武田有弘氏も取締役に就き、引き続きノアを統括するとともに「DDTを含めた興行全体の数字を統括する立場」に立つという。
高木社長は「サイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービスや通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。そして将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたいと思っております。目標はプロレス業界ナンバーワンです。新日本プロレスを追い越し、プロレス界の組織図を必ずや塗り替えることをお約束し、報告の結びとさせていただきます」と改めて高い目標を掲げた。
丸藤副社長も「ファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、僕たちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、本来の本物のプロレスを引き続きしっかり見せていきたいと思います」と強調したうえで「それによって、この会社が僕たちを引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバーワンに必ず行けると信じています」と見据えた。
会見には新役員のほかにも、遠藤哲哉、クリス・ブルックス、秋山準(DDT)、潮崎豪、中嶋勝彦(ノア)、坂崎ユカ(東京女子プロレス)、大家健(ガンバレ☆プロレス)も出席。席上で隣り合わせとなった潮崎と秋山は「GHCヘビー級チャンピオンとしてノア、そしてこのプロレス界をさらに上に引き上げる。業界1位を夢見て、突き進んでいきたい」(潮崎)、「DDTの秋山準です。高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追いつけ追い越せ、その力のひとつになれるように頑張っていきたいと思います」(秋山)とそれぞれ意気込んだ。
会見での詳細コメントなどは以下の通り。
【会見の模様】
▼高木社長「DDTプロレスは2017年9月にサイバーエージェントグループ入りし、プロレスリング・ノアも今年1月から加わりました。両団体とも年明けから好調でしたが、新型コロナウイルスにより、大きなダメージを受けました。ひじょうに困難な状況下でも、この時期だからこそできることを考え、感染症予防対策を万全にしながらの無観客試合の配信や、インターネットサイン会、飲食業のオンライン営業など、ただ立ち止まることをよしとせず、自分たちなりにプロレスの火を消さないために走り続けてきました。その中で全社員、選手、関係者の皆様、そしてファンの皆様のお力によって、こんにちを迎えることができましたので、この場を借りて改めて御礼申し上げます。しかしながら今もなお、コロナウイルスの脅威が予断を許さない状況が続いております。現状を乗り越えて、ウィズコロナ、アフターコロナの時代にしっかりアクセルを踏み込んでいくためにも、経営統合によって会社組織を盤石にする考えに至りました。現状は3社分の会社管理コストが発生している状態でありますが、経営統合することによってこの部分を一本化し、コストの効率化をはかります。またスタッフも適材適所で再配置を行うことで、経営基盤を強化してまいります。そして3本の矢の教えの通り、3社が結束することで時代の変化に対応できる、より強固な経営基盤を作り上げてまいります。そして、これが一番重要ですが、今後各団体は“事業部"という状態で運営してまいります。ノア事業部、DDT事業部といった事業部ごとに切磋琢磨していく仕組みになります。もちろん、これによって団体がなくなってしまったり、今までのカラーが変わってしまうということはございませんので、ご安心ください」
※その後役員人事を発表
・代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎)
・取締役副社長 丸藤正道
・取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人)
・取締役 山内隆裕
・取締役 武田有弘
▼高木社長「組織としましては、引き続き私が経営の責任者ということで全体を統括してまいりますが、大きく分けてノアに関しましては、現職に続いて丸藤選手に副社長を務めていただき、武田さんにも新たに取締役に就任していただき、引き続きノアの統括と、DDTを含めた興行全体の数字を統括する立場として辣(らつ)腕をふるっていただきたいと思っています。また、今回新たに取締役副社長としてDDTの彰人選手に就任してもらうことになりました。彰人選手は現在、DDTフーズでKUDO店長の右腕としてフーズ3店舗の運営と経営を支えているほか、興行のプロデュースやグッズ部門で活躍する機会が増えました。彼であれば会社の管理部門を任せられるという気持ちが大きくなってきましたので、今回の経営統合という機会もあり、組織全体の若返りをはかる意味でも取締役副社長に抜擢させていただきました。彰人選手には担当役員として引き続き、グッズ部門も飲食部門もみてもらいますが、今後はより経営や団体運営にコミットしてもらいたいです。なお、新会社の役員人事以外に、各団体の現場の体制やリング上については、一切変更はございませんので、ファンの皆様はご安心くださいますようお願い申し上げます。最後になりますが、株式会社CyberFightはですね、サイバーエージェントグループの一員として、グループシナジーを最大限に活用し、動画配信サービスや通販サイトを拡充させ、プロレスビジネスのオンライン化を促進してまいります。そして将来的には東京ドーム大会の開催実現を目指していきたいと思っております。目標はプロレス業界ナンバーワンです。新日本プロレスを追い越し、プロレス界の組織図を必ずや塗り替えることをお約束し、報告の結びとさせていただきます。誠にありがとうございました」
※その後NIGO氏が手掛けた会社ロゴが披露され、新役員がそれぞれコメント
▼彰人副社長「2020年9月1日より株式会社CyberFightの取締役副社長に就任いたします彰人です。僕はこれまでDDTフーズのほうで経営、現場をやっておりました。昨今ではグッズ開発、興行のプロデュースなどをさせていただいておりまして、やはりDDTフーズでお客様と触れ合うことが多くて、お客様の声をDDTのなかで一番聞くことができる選手なのかなと思っております。なのでお客様の声を特に聞ける分、現場に最大限にフィードバックしていきたいと思っております。また、若返りの意味を込めてとおっしゃいましたが、若い人のアイディアというのは、今までの高木さん世代には無いアイディアもたくさんありまして、それをしっかり会社に伝えて、若い人と上の人の橋渡し的な役割を務めていければなと思っています。しっかり高木さんのサポートをしていき、これからのCyberFightの発展を目指していきたいと思います」
▼丸藤副社長「株式会社CyberFightで取締役副社長に就任しました丸藤正道です。大切な部分は高木社長がほぼお話されたんで、本当に1年前まではこの体制だったり、ここまで目まぐるしく変化していくとは思ってなかったんですけど、やはりこのコロナという状況が生まれたなかで、ネガティブなものよりもポジティブなものを全面に打ち出していって、何よりもこのプロレス界でトップを取れるように。こういうことをすることによって、プロレス界のいろんな人たちのお手本になるような、そういう行動もしていければなと思います。やはりファンの人たちの中には、いろいろ思う方もいると思うんですけど、僕たちプロレスリング・ノアというものは一切変わりませんし、本来の本物のプロレスを引き続きしっかり見せていきたいと思います。それによって、この会社が僕たちを引き上げ、DDTさんを引き上げ、プロレス界ナンバーワンに必ず行けると信じています」
▼武田取締役「このたび2020年9月1日より、株式会社CyberFightの取締役に就任することになりました武田有弘です。引き続きこのプロレスという素晴らしいビジネスに関われることにひじょうに感謝しております。今までDDT・ノアともに個々の力でここまでやってきたイメージが強いんですが、統合で今まで以上に組織図を強化していき、高木社長をサポートして、今までよりさらに大きなビジネスを創っていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします」
※出席選手もコメント
▼坂崎「東京女子プロレスといたしましては、会社・企業が今回大きくなるということですけど、今まで通り、東京女子プロレスは東京女子プロレスらしく盛り上げていきたいと思いますのでよろしくおねがいします」
▼中嶋「今回のこういった変化があった。これまでも変化があった。でも、サイバーエージェントの傘下になったノアは、その変化を進化に変えてきたと思うんで、きっと今回もそうだと思う。だから、ノア、CyberFightがこの業界ナンバーワンになる。その日を夢見て、俺たちは一歩を踏み出す。だからHOMIES、変わらず俺たちに付いてきてくれ。よろしく」
▼潮崎「GHCヘビー級チャンピオン・潮崎です。今回、会社がこういう形になりまして、ご尽力いただいた皆さんには感謝しております。そして、GHCヘビー級チャンピオンとしてノア、そしてこのプロレス界をさらに上に引き上げる。業界1位を夢見て、突き進んでいきたいと思います。よろしくお願いします」
▼秋山「DDTの秋山準です。高木社長もおっしゃいましたように、新日本に追いつけ追い越せ、その力のひとつになれるように頑張っていきたいと思います」
▼遠藤「高木社長はことあるごとに『これはチャンスだ』という言葉を言っております。自分としてもこれはチャンスだと思っているんですけど、このチャンスをモノにできるかは選手一人一人の働きだと思っています。このプロレスというコンテンツ全体をもっと大きなものにするため、今後活動していきたいと思っております」
▼ブルックス「今回、未曾有のパンデミックが世界を覆うなか、レスリングが生き残るのもひじょうに難しい状況ではありますが、こうしてノアとDDTが経営の面で一緒になるということは『WRESTLE UNIVERSE』をたくさんの人が世界中で視聴できることにつながると思います。プロレスを世間にも伝えるチャンスも広がると思っています」
▼大家「ガンバレプロレスのガンバレ☆プロレスは吹けば飛ぶような小さな団体ですが、もともと私一人でプロレスをメジャースポーツにするために旗揚げした団体でございます。他の会社の団体、どれも大きいです。だからといって俺は負けてるわけにはいかないと思います。いや! 他団体だけでなく、他のスポーツですよ! 野球、サッカー、そういうものよりも、私はやっぱりプロレスが一番凄いと思って、プロレスをやってきております!! こんなコロナの状況下で、我々、世界中の人々が大変なことになっておりますが、我々がプロレスをすることで、皆さんに明日への希望を、勇気を与えることができるんじゃないかと、し、信じております!! だからこそ!! 団体の大きさ、そういうの関係なく、リング上で…ハァハァ…自分たちの闘いを見せていければと思っておりますぅ。会社が大きくなってもリング上でやることは変わりません! 皆さん! よろしくお願いします!!」
――それぞれの団体ファンにはどんなメリットが?
▼高木「基本的にはそれぞれの団体の中身に関しては、それぞれの団体にお任せして、広報に関しても、それぞれの団体に盛り上げを委ねたいと思っています。関連コストや経営的な部分は統合することで、クオリティが保たれますし、オンライン的な部分も大きなものをみせていけると思っております。それぞれの団体の運営は、いつも通りお任せすることに変わりはないと思うのでご安心いただければと思います」
――彰人選手、これから副社長としてやってみたいことは?
▼彰人「僕は今まで副社長という業務をしたことがないので、『こうできる』みたいなことは言えないんですけど、やはり若返りというのは本当に大事なのかなと思っていまして。DDTも20年以上やっていて、旗揚げ当時やってきた選手が今までやってきて、その間に新しい選手も入ってきて、新しく入ってきた選手の意見を取り入れるのが、団体の活性化につながるのかな…と思ってまして。会社がどんどん大きくなると、若い人とのコミュニケーションが少なくなってくると思うんですよ。そこの間に入って、しっかり意見を聞いて、高木さんに意見を渡すことができれば。凝り固まったものをしっかり取って、新しいものにできていければと思います」
――若い選手の中などにそういった声がある?
▼彰人「DDTの若い選手の中には、自分の意見を持っている選手が多くてですね、それをやっぱり思うように形にしてあげることが僕たちの役目だと思っているので、しっかり若い子の意見を聞いて、会社の発展につなげていければと思っています」
――東京ドームをいつごろ目指したい?
▼高木「漠然とはあるんですけど、逆に言えばいろんな考え方もできるのかなと思っています。変な話なんですけど、お客さんを入れるのか、入れないのかっていうのもあると思いますし、完全に(コロナの状況が)戻ってからやるのか、その前にやるのかというのもあると思いますので。僕はいろいろと考えたいなと思っています。サイバーエージェントのグループのシナジーだったり、3団体のなかで抜きに出て行うこともあると思いますし、3団体が共存してやる場合もあると思いますし、いろんな方向性があると思う。情勢をみながらしかるべきタイミングで開催したいなと思っています。3団体が独立してる状態だと、なかなかそれもうまくいかなかったりする部分もあると思うので」
【新会社概要】
▼社名
株式会社CyberFight
▼統合日
2020年9月1日
▼所在地
東京都新宿区新宿二丁目1番2号
▼役員
代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎)
取締役副社長 丸藤正道
取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人)
取締役 山内隆裕
取締役 武田有弘
▼事業内容
スポーツ等興行団
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