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5/2【新日本】オカダを格下扱い AJが史上6人目の外国人王者君臨を確信 5・3IWGP戦調印式(写真あり)

 IWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカvsAJスタイルズ」(5・3福岡国際センター)の公開調印式が2日、福岡・博多都ホテルで行われ、両者が調印書にサイン。IWGP王座初挑戦となるAJは「俺にとってやはり奴はグリーンボーイであり、このタイトルを獲るのは俺だ」と改めてオカダを見下し、史上6人目の外国人王者君臨を確信。BULLET CLUBによる新日マット支配を予告した。

 4・6両国大会。元TNA世界ヘビー級王者のAJが突如現れ、試合後のオカダを襲撃。必殺のスタイルズクラッシュで王者をKOする実力行使でIWGP王座挑戦を表明し、5・3博多大会でのタイトルマッチを決めた。

 決戦を翌日に控えたこの日、福岡市内のホテルで調印式が行われた。黒い革ジャン姿のAJは貫禄とオーラを放出しながら登場。何度もオカダをみやりながら「IWGP…世界で最も格のあるこのタイトルを獲りにきた。そしてオカダを片付ける。それだけだ」と豪語し、調印式後の写真撮影の際には「俺のもの」と言わんばかりにIWGPベルトに触れ、去ろうとするオカダの背中を小突くと「お前は俺を怖がっているだろう」と挑発した。

 TNA遠征時のオカダを知るAJは「オカダはかつてTNAでヤングボーイだった。何もできやしなかった」と嘲笑。今をときめくレインメーカーを前にしてもその考えは変わらず、「俺にとってやはり奴はグリーンボーイであり、そしてこのタイトルを獲るのは俺だ」と完全に格下扱いだ。しかもオカダの十八番・レインメーカーを「あれで俺は倒せないよ。他の奴らには効くかもしれないが、俺には無理だ」と全く問題視せず、IWGP初挑戦・初戴冠に絶対の自信をのぞかせた。

 もしオカダを破れば、2005年10月に第44代王者となったブロック・レスナー以来、史上6人目の外国人IWGP王者誕生となる。「IWGPは俺がレスリングを始めた頃から一番ほしいタイトルだった。一番格の高いベルトだ」とIWGP王座への思い入れは強く、今から戴冠を確信。「IWGPを獲ったらアメリカでも日本でも防衛戦をやる。そしてBULLET CLUBが全てのベルトを獲る。新日本がBULLET CLUBに支配されるだろう」と予告し、今から5・17ニューヨーク大会で組まれたIWGP戦(vs“アンブレイカブル"マイケル・エルギン)に出陣する構えをみせた。

 AJの得意技はいうまでもなくスタイルズクラッシュ。それに加え、スパイラルタップ(キリモミ式ダイビングギロチンドロップ)、昨年11月、WRESTLE-1に参戦した際、公開した関節技・キャフカッター(キャフキラー改め)もあり、オカダ攻略パターンは豊富だ。「どのようにも対応できるし、チャンスがあればいろんな技を組み合わせることができる」と胸を張ったAJは「ニュージャパンに銃弾と血の雨を降らせてやる」とレインメーカーから頂点の座を奪い取り、新日マットを支配する構えをみせた。

 迎え撃つ王者・オカダは2・11大阪大会での後藤洋央紀戦以来9度目の防衛戦。外国人の挑戦者はプリンス・デヴィット、カール・アンダーソンに続いて3人目となる。AJから完全に見下されたものの、「明日はしっかりTNAのヤングボーイじゃない、新日本のIWGPチャンピオンのオカダ・カズチカをわからせたい…いやレベルの違いをわからせたい」とキッパリ。「しっかりBULLET CLUBのセコンドをつけて、ヤングボーイだと思わないで試合に向けて頑張ってもらえたら」とセコンド総動員を容認する余裕もみせた。

 日米が誇る2大スターの激突はいよいよ明日。この一戦の結末が今後の新日マットの流れを大きく左右する。
※オカダ、AJのコメントは別項に掲載します

☆5/3(土)福岡国際センター『レスリングどんたく2014』17:00開始

◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合
[挑戦者]
AJスタイルズ
(1/60)
オカダ・カズチカ
[第59代王者]
※オカダ9度目の防衛戦

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