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5/26【新日本】ファレと3ヶ月ぶり再戦 中邑がIC王座V2戦へ怪物パワー警戒も「このベルトで消化する」(写真あり)

 6・21大阪大会でバッドラック・ファレとのIWGPインターコンチネンタル王座2度目の防衛戦が決まった中邑真輔が26日、都内・新日本事務所における発表会見に出席。今年3月のNEW JAPAN CUP決勝戦以来の再戦へ向け、ファレの怪物パワーに警戒を強めながらも「このベルトで消化する」と返り討ちを誓った。

 前夜の5・25横浜アリーナ大会。中邑はダニエル・グレイシーに12年越しの雪辱を遂げ、IC王座初防衛を果たした。「投げるにしてもコントロールするにしても、攻めながら体力を削られる部分がありましたね。10分少々の試合ですけど、もっと長く感じましたね」と振り返ったように大苦戦の末にもぎ取った勝利。しかもグレイシーがプロレスの土俵に踏み込んだことで、「まだまだ夢がある」とIC王座に無限の可能性を感じることもできた。

 「次から次へと強敵、強豪…そういうのはこのベルトを持ってる上で必須というか、連れてくるんですかね、これが」。そう中邑が漏らしたように、V2戦では全くタイプの異なる挑戦者を迎え撃つことになった。BULLET CLUBの怪物・ファレだ。

 ファレとは3・23尼崎大会におけるNJC決勝戦以来、3ヶ月ぶりの再戦。前回は鼻っ柱に裂傷を負う苦闘の末、勝利した中邑が初優勝を遂げている。この時の負傷は未だ完治しておらず、中邑の鼻には絆創膏が貼られたまま。「鼻がうずきます。鼻を触ると今までになかったくぼみができてたり、くぼみを押すとへこんだり」と鼻をさすりながら武者震いした中邑は、「実際、NJCの決勝で勝ちはしたもののという部分がある」と紙一重の差による勝利だったことを認めた。

 加えて4・24大阪大会ではイリミネーションマッチながらファレのバッドラックフォールにピンフォール負けを喫している。「相変わらず首が少しおかしい」とその時のダメージも残ったまま。ファレによる爪あとがしっかり体に刻みつけられ、「本当は嫌だなと思ってるんですけどね。もう一回やるのかというのが正直な気持ち」というのも無理はない。

 だからこそ、中邑は「実力とか勢い的にはちょっと注目株というか、若い、勢いのある人間というイメージがある」とファレを高く評価。「彼は大きさと体重と両方持ってる。あとスピードも結構あるしね。勢いとか考えるとアスリートですからね。ポテンシャルは感じられる」と怪物級のパワーに警戒を強めた。一方でIC王座戦で異なるタイプの強敵を撃破してきた自信もあり、「バッドラック・ファレもこのベルトで消化するというか、もちろん自分が楽しんだ上で倒してやりたい」と怪物退治を誓った。

 一難去ってまた一難。6・21大阪で中邑がIC王座に新境地を開くべく強敵・ファレを返り討ちにする。
※中邑のコメントは別項に掲載します

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