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6/5【IGF】ZERO1退団から2ヶ月…大地が6月1日付でIGFに入団、7・13福岡で復帰(写真あり)

 IGFは5日、都内・IGF道場で会見し、橋本大地の入団を発表した。3月31日付でZERO1を退団し、去就が注目されていた大地はIGFを新天地に選び、7・13福岡国際センター大会での復帰が決定的に。「こっちのスタイルを新たに覚えて最強になれれば」とIGFマットでの頂点を見据えた。

 今年3月31日、ZERO1との契約を満了し、退団した大地は、フリー転身を表明。「もっともっと違う場でやってみたい気持ちもありますし、僕は僕の道を、親父とは違う道を作りたい」と誓っていた。

 あれから2ヶ月が経過し、大地が新天地に選んだのは意外にもIGFマットだった。6月1日付で所属契約を結び、この日、入団発表会見に臨んだ。父・橋本真也さんが師と仰いだアントニオ猪木率いる団体に身を投じることになったが、「その猪木さんのところに身を置いてみるのも自分の中ではありだと思ってます」とした大地は、「親父が真撃というのをやっていて、真撃のスタイルが凄くIGFのスタイルによく似ているなと思ったんで、親父が憧れたアントニオ猪木さんのところで、親父がやろうとしていたことを僕自身もやってみたい」と入団の理由を説明した。

 3・30靖国大会で右顎下骨骨折を負い、戦列を離れていたが、「だいぶ順調というか、完治までいってますね」と完全復調を強調。会見に同席したサイモン猪木取締役は復帰戦にしてIGF所属第1戦の舞台を7・13福岡国際センター大会『GENOME30』に指定。対戦相手については「大地君が来たとなれば、お父さんを知ってる方たちはみんな手を挙げてくるでしょうね。選手からのリクエスト、そこから決めたい」との考えを示した。

 これには大地も「みんなやってみたいですね。当たったことのない選手ばかりなので」と新天地での戦いに気合十分だ。「こんなこと僕も初めてのことですからね。今までやってたスタイルと違うところに入るのは。どこまで僕が今までやってきたことが通じるか、今全くわからない」と未知の世界に飛び込む不安もあるにはあるが、「今までの僕がやってきたスタイルというかを含め、このIGFスタイルを、別のプロレスをどんどん取り入れていって、最終的にはこっちのスタイルを新たに覚えて最強になれれば」と向上心も旺盛にIGFマットでの頂点を見据えた。

 IGFは興行数が少ないため、試合数もZERO1時代より激減することになるが、すでに大地も考慮済み。「契約する前に僕は一回フリーとしてやっていこうと思っていたので、他の団体にも出て行くことを僕自身も決めていたので、他の団体も出させて頂ければ」とIGF所属としての他団体出撃を視野に入れている。「他団体に出つつIGFで試合やりつつ、今までやってきたプロレスに、新しいプロレスを覚えて僕自身、高みを目指していければ」と進化を誓う大地に、サイモン取締役も「変なオファーとかならNGですけど、大地選手にとっていい経験とか、いい部分だったらいい」と了承した。

 まずは7・13福岡大会での復帰戦。破壊王が憧れた燃える闘魂・猪木が率いるリングで大地の新たなプロレス人生が始まる。
※大地のコメントは別項に掲載します


☆橋本大地
1992年4月13日生まれ
180cm/90kg
「破壊王」と呼ばれたプロレスラー橋本真也の長男として生まれる。小学6年から空手を始め、中学からは総合格闘技「蒼天塾」に所属。2005年の父の死去を契機にプロレスラーを目指すことを決意。2011年3月6日、ZERO1両国国技館大会でプロレスデビュー(対蝶野正洋)。2014年3月31日契約満了でZERO1を退団。

[IGFでの戦績]
▼2011年4月28日 GENOME15
大谷晋二郎とタッグを組み藤原喜明&稔組と対戦(13分57秒、橋本大地が藤原喜明の脇固めによりギブアップ)
▼2011年7月10日 GENOME16
大谷晋二郎とタッグを組み藤波辰爾&マスクド・ゲノム組と対戦(15分09秒、橋本大地が藤波辰爾のドラゴンスリーパーによりギブアップ)

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