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6/18【WRESTLE-1/WNC】TAJIRI、AKIRAらWNC6選手が7月1日付で入団 WNCは6・26新宿最後に活動停止(写真あり)

 WRESTLE-1は18日、都内事務所で会見し、TAJIRI、AKIRA、児玉裕輔、土肥孝司、黒潮“イケメン"二郎、藤原ライオンのWNC6選手が7月1日付で入団すると発表した。団体の長を離れてイチ選手となるTAJIRIは「これからW-1の舞台で自分のプロデュースをやっていきます」と意気込み、武藤敬司は「1+1が4とか5のチームが強いわけで、組織的にそういうところが目指せられたら」と入団効果に期待を込めた。

 W-1と提携関係にもあるWNCは「WNC-REINA」が運営する団体。所属する8選手中、6選手が7月1日付でW-1所属選手になることが決まった。武藤がTAJIRIに持ちかけて持ち上がった事項で、6月に入ってから煮詰められて決まった。TAJIRI、AKIRAは7・21後楽園大会がW-1所属としての初戦に登場する予定。4人の若手選手は7・12出雲大会から始まる7月ツアーから参戦する可能性があるという。

 「かれこれ1年近く、W-1旗揚げしてチームワークで頑張ってきたんですが、いろいろ反省も込めて、考えている中、これから先、新たなステップとして業界再編の意味を込めて」。そうWNC勢入団の目的を話した武藤は「こうやってTAJIRI選手のところと組むことによって、タッグチームの試合じゃないけど、1+1が4とか5のチームが強いわけで、組織的にそういうところが目指せられたら」とその効果に期待している。

 2010年に旗揚げしたSMASH時代から選手とプロデューサーを兼務してきたTAJIRIだが、「WNCを見渡して自立できるぐらい成長した、自立の時」とWNCの若手勢の成長度合いからプロデュースする必要がないと判断。また、「これから先を考えたりする中、もう一回プレイヤーとしてやってみたい」との思いも強く、W-1入団を決めた。

 「これからW-1でどういうことをしていきたいか、あえて言わないでおきます」と多くは語らなかったTAJIRIだが、これを機にイチプロレスラーとして活動していくことになる。一方で「W-1のコンセプトの中にはワールド、グローバルという部分で攻めていきたいなという部分で、彼のネームバリューは非常に心強い味方になってくれる」と武藤に期待をかけられると、「会社がそういうことを望むんであれば、微力ながら協力させてもらいます」と海外ルートの開拓も辞さない構えもみせた。

 WNCは6・26新宿FACE大会を最後に活動休止に。同大会では当初、予定されていたWNC次期王座挑戦者決定トーナメントが消滅し、変更カードとしてTAJIRIが「TAJIRI&AKIRA&児玉裕輔vs土肥&黒潮&高橋匡哉」を発表した。W-1入団メンバーに名を連ねなかった高橋匡哉、ホライゾンらの去就についてTAJIRIは「子供じゃないので自分の意志に任せます」との意向を示した。

 これでW-1所属選手は20人の大所帯となった。TAJIRIの選手育成能力を評価する武藤が「ウチにも若い選手いっぱいいますので、同世代でビシバシやってほしい」と求めたように、WNC勢の入団によってW-1マットがさらに活性化していくことになりそうだ。
※武藤、TAJIRIのコメントは別項に掲載します

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