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7/14【WWE】KENTAが入団会見 「タイトル獲れる選手に」「TOYOTAでもTANAKAでも何でもやる」(写真あり)

 WWEと公開契約を交わしたKENTAが14日、東京・六本木のハードロックカフェで改めて入団会見に臨み、「タイトルを獲れるような選手になりたい」「リングネームがTOYOTAやTANAKAに変わってもいい。何でもやる」と抱負を語った。

 「新たな挑戦」のため、4月末でノアを退団していたKENTAは12日の大阪公演に登場。ハルク・ホーガンをホストに公開契約を果たすという異例の“待遇"でWWEスーパースターの一員となった。

 この日の会見にはWWEインターナショナル常務取締役兼上級副社長のエド・ウェルズ氏、WWEジャパン代表の西住幹太氏も同席。「これまでWWEにも日本人のスーパースターがいましたが、ついに日本の真のメジャーリーガーがWWEに来る。彼が日本のみならず世界のスーパースターに成長してくれることを楽しみにしています。彼の成功を心から願っています」(ウェルズ氏)、「我々WWEジャパンの一番の夢は“誰もが知っている日本人メジャーリーガー"がWWEのステージに立つこと。その夢を叶えてくれる男がいます。大リーグの田中将大選手がニューヨーク・ヤンキースで活躍していますが、彼はそれ以上のポテンシャルを持ってると期待しています」(西住氏)とそれぞれKENTAに極めて強い期待を寄せた。

 続いて大きな拍手に迎えられてKENTAが登場。まずはホーガン同席の公開契約を「緊張しました。入場する時は緊張しすぎて手と足が揃っちゃう感じでした」と振り返ったKENTAだが、「こうしてロゴをバックにしたり、(公開契約の時の)写真や映像をみたりすると、少しずつ実感も沸いてきてますし、改めて気が引き締まる思い」と表情を引き締めた。

 16日にも単身渡米し、まずは『RAW』『SMACK DOWN』の登龍門的位置づけの育成ブランド『NXT』に入る。7つのリングを備えた世界最高峰の育成施設『パフォーマンスセンター』があるフロリダ州オーランドに居を構える予定だ。「(パフォーマンスセンターは)ひじょうに素晴らしい設備が揃った施設ですし、すべてのパフォーマンスが鍛えられる。一から鍛えなおしていきたい気持ち」。英語がまだまだ不慣れなこともあり、現在「猛勉強中」だという。

 今後のKENTAの“扱い"はWWE本部の判断次第となるが、過去の例からもリングネームが変更される可能性もある。KENTA自身も覚悟のうえで「何でもやります。TOYOTAでもTANAKAでも何でも」と笑顔で明言。一方で「デビューしてからプロレスリング・ノアで培ってきた自分の根本は大事にしたい。それにプラス・アルファでWWEのスタイルにもうまくアジャスト(適応)していかないといけない」と強調し、「ノアでの最後の試合で、すごく温かく送り出してもらえました。それに少しでも応えられるように、全力でベストを尽くしていきたい。タイトルを獲れるような選手になりたいと思います」と改めて感謝と決意を語った。

 かつて日本でしのぎを削ったダニエル・ブライアン(ブライアン・ダニエルソン)やセザーロ(クラウディオ・カスタニョーリ)は現在トップ戦線で活躍中。「一緒に昔やってた選手がいるのは心強いですし、何かあれば助けてもらえるんじゃないか…というちょっとした期待もあります」と笑ったKENTAだが、「ジョン・シナやミステリオといった選手は世界中の誰もが知ってる選手。自分もそこに入っていきたい」とキッパリ。かつてない期待とともに“世界のKENTA"への道がいよいよ拓かれた。

※会見におけるKENTAの詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

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