9/25【WRESTLE-1】武藤スパイ問題に無関心も征矢が拡大解釈、AKIRAとの一騎打ちで「勝ってスパイと認めさせる」(写真あり)
征矢学が25日、都内・WRESTLE-1事務所で会見後の武藤敬司を訪ね、デスペラードのスパイ問題について状況報告。武藤が無関心の姿勢を示すと、征矢は「武藤さんは俺に任せるってことか? ってことはこれは俺に全権があるってことだよな。武藤さんは何を言いたいのか僕には分かりましたよ。試合で決着を着けろと」と拡大解釈し、AKIRAとの一騎打ちに乗り出すことを決めた。
◇
初代王者決定トーナメント、ZERO1との全面対抗戦など、にわかに活気づいてきたW-1マットにおいて、静かにくすぶり続けているのがデスペラードのスパイ問題だ。容疑をかけられた征矢がワイルド探偵となり、調査に乗り出した結果、AKIRAを容疑者に定めた。
当のAKIRAはどうやら身に覚えがないようで、潔白を主張しているが、征矢の考えは変わらない。この日、『KASSEN』発表会見を終えたばかりの武藤を訪れ、「我々の行動全てがデスペラードに流れているという情報が…」と報告した。が、武藤は「いいじゃん、そんなの流れてたって」と涼しい顔。「武藤さん、気にならないですか? これは本当に今後のWRESTLE-1に関わってくる重大なことなんですよ!!」と訴えても、武藤は「大して重大じゃねぇよ」とピシャリ。「そいつを懲らしめて白状させてやりますよ!」と息巻く征矢に、武藤は不快感をあらわに「お前、俺に関わんなよ! 会社は忙しいんだよ!!」と吐き捨てて去っていった。
スパイ問題に関して武藤はまるで無関心。征矢は「これはもしかしたら武藤さんは俺に任せるってことか? ってことはこれは俺に全権があるってことだよな」と自分に都合よく受け取り、「ということはね、武藤さんは何を言いたいのか僕には分かりましたよ。試合で決着を着けろと」と拡大解釈。AKIRAとの一騎打ちに乗り出す構えをみせ、「これに私が勝って、必ず野上彰にスパイであることを認めさせたいと思います」と誓った。
一方的に容疑者にされてAKIRAも憤慨しており、直接対決は避けられない。本当にAKIRAがスパイなのかはともかく、両者の一騎打ちが10月シリーズで実現することになりそうだ。(※写真、情報提供=WRESTLE-1)
【会見後の武藤、征矢】
▼征矢「お疲れ様です。何の会見ですか今日は?」
▼武藤「会見はもういいよ。お前、会見をするような恰好じゃないじゃないか!」
▼征矢「僕は今日は会見ではなくてですね、どうしても重大なことを伝えたくてここに来たんですよ! デスペラードに我々は苦しめられていますよね。この間(9月22日・後楽園ホール大会)も武藤さんはデスペラードに好き放題やられていたじゃないですか。デスペラードのスパイが我々本隊の中に一人いるんですよ。私は確信しました! スパイは!! 野上彰ですよ」
▼武藤「スパイ、スパイって、どういう行為をしているのをスパイって言うんだよ?」
▼征矢「おそらく我々本隊の一員を装いつつ本当はデスペラードの仲間なんですよ!」
▼武藤「何をすることがスパイなんだよ?」
▼征矢「詳しくは私も分かりませんが…」
▼武藤「根拠は何だよ?」
▼征矢「我々の行動全てがデスペラードに流れているという情報が…」
▼武藤「いいじゃん、そんなの流れてたって」
▼征矢「いえいえ、私は野上彰がデスペラードのスパイではないかと思うんです」
▼武藤「へ〜」
▼征矢「エッ!? 武藤さん、気にならないですか? これは本当に今後のWRESTLE-1に関わってくる重大なことなんですよ!!」
▼武藤「大して重大じゃねぇよ」
▼征矢「いえいえ。ということはアレですか? このデスペラードのスパイの件は僕に任せて良いということですよね?」
▼武藤「何を?」
▼征矢「スパイが誰か?っていうのを探る…」
▼武藤「スパイを見つけたらどうすんだよ?」
▼征矢「そいつを懲らしめて白状させてやりますよ! 『私がスパイだ』と。そうしたらそいつには本隊から外れてもらいますけど」
▼武藤「俺がスパイかも知れない」
▼征矢「その時は覚悟していてください!」
▼武藤「嫌だよ」
▼征矢「武藤さん! その時は覚悟しておいてください!! あなたが…」
▼武藤「お前、俺に関わんなよ! 会社は忙しいんだよ!!(※武藤が席を立つ)」
▼征矢「ちょっと待ってください! 会社のために大切なことですよ!」
▼武藤「大切じゃねぇよ! こんなこと!! ご苦労さん。じゃぁな!!(※と退室)
▼征矢「エッ!? これはもしかしたら武藤さんは俺に任せるってことか? ってことはこれは俺に全権があるってことだよな、おそらく。ということはね、武藤さんは何を言いたいのか僕には分かりましたよ。試合で決着を着けろと。野上彰と試合をして、あいつに俺が勝って、『デスペラードのスパイだ』と皆さんの前で、あいつの口から『私がやりました』と、野上彰48歳、あいつに言わせてやりますから。会社! これ決定ですよ!! 野上彰vs征矢学! シングルマッチ! これに私が勝って、必ず、野上彰にスパイであることを認めさせたいと思います。これはもう許可をもらいましたから。ヨシッ! (※カメラに向かって)野上彰! お前が犯人だ!!」
