10/10【TNA/WRESTLE-1】ムタ代理人・武藤が“主役獲り"予告でGサナダにプレッシャー MVPブチ切れ、3Dとアビスは小競り合い 『BOUND FOR GLORY』前日会見(写真あり)
日本初開催となるTNAの名物ペイ・パー・ビュー(PPV)大会『BOUND FOR GLORY』(後楽園ホール)の前日会見が11日、都内ホテルで開かれ、出場選手が勢ぞろい。グレート・サナダとタッグ対決するグレート・ムタの“代理人"武藤敬司は、「化身対決でも付き合わない可能性もある。“一人試合"でも150カ国に届く試合ができるのがムタ」とサナダに忠告した。
2005年から開催されているTNA年間最大級のPPVイベントが、いよいよ日本初上陸。記念すべき10回目の大会が、WRESTLE-1の全面協力のもと、日本の“聖地"後楽園ホールで展開される。この日の前日会見ではまず、ジョン・ガブリックTNA副社長が「W-1のレスラーも多く出ますし、日本とアメリカの最高基準の融合を見せたい。なので、いつもとは違った形のユニークな大会になる。今回もBOUND FOR GLORYを通じて、最高のクオリティのレスリングをお届けできると自負しています」と自信を示した。
その後は出場選手が登場。かつて新日本の常連で、現在はTNA所属のMVPも久々に日本の地を踏んだが、対戦するKAZMA SAKAMOTOから「キック・ユア・アス」と罵声を浴びせられるとブチ切れ。「もっと日本人は礼儀正しく、人間性にあふれた人たちなのに、何だお前のその言いぐさは。ケツを蹴り飛ばす? フザけんな。日本のプロレスのスタイルは“叩きつぶす"スタイルだろ? だったらお前を叩きつぶしてやる」と早口でまくし立てながら上着を脱ぎ捨て、SAKAMOTOに詰め寄るその姿は“アメリカバージョン"のMVPだった。
日本でもお馴染みのブリー・レイ&ディーボンの“チーム3D"は、対戦する怪物・アビスと小競り合い。3Dが“日本では無敗"あることを知ったアビスから「お前らがテーブルを持ち出そうが何だろうが、関係ねえ。明日の夜は、チーム3Dが日本で初めて負ける夜になるんだ!」と通告されると、レイが「お前のことは、ゼロ・リスペクトだ。お前のバカげたモンスターフェイスにパンチをぶち込んでやる」と応戦し、胸板を突き飛ばして一触即発となった。
慌てて止めに入ったアビスのパートナー、トミー・ドリーマーは「今回がレスラーとしての最後の来日になると思う。もう一度来られるとは思っていなかったからね」と話したうえで、「レスリングの歴史において、タッグマッチに価値を持たせたのは日本のプロレス界だと思ってる。かつて日本でファンクスや、ブロディ&ハンセンといった素晴らしいチームが活躍したからね。明日もそれと同じくらいの試合になる予感がするよ」と静かに闘志を燃やした。
最後はグレート・サナダとのタッグ対決を控えるグレート・ムタの“代理人"武藤敬司が主役獲りを予告。ムタは当日、TAJIRIと組んでサナダ&ジェームス・ストーム組と対決するが、「3ヶ月前(の両国大会一騎打ちで)、ムタはお前(真田)から勝ってるからな。ちょっと出で立ちが変わってるだけなら結果は同じだ…と言ってました」と日本初登場となるサナダの“化身"に通告した。
一方の真田は「グレート・サナダが登場した7月から、ずっと明日の試合のイメージをしていたんですけど、まったくイメージが湧かない。それが良い方向に出るのかどうか」と“自分でも予測不能\"としたものの、武藤は「ムタさんはたまに突き放した試合もしますので、彼(真田)の化身と付き合うこともないかもしれないですね。ただグレート・ムタって、一人で光り輝く恒星にもなりますんで。“一人試合"でも(PPVが配信される)150カ国に届く試合ができるのが、グレート・ムタだと思ってます」と、さらなるプレッシャーをかけていた。
同大会の全カードは以下の通り。
※会見における各選手のコメントや写真は容量の都合上、別項に掲載いたします
☆10/12(日)東京・後楽園ホール『BOUND FOR GLORY』18:00開場、18:30開始
▼WRESTLE-1提供試合
児玉裕輔
黒潮“イケメン"二郎
vs
エル・イホ・デル・パンテーラ
アンディ・ウー
▼女子シングルマッチ
ベルベット・スカイ
vs
ハヴォック
▼シングルマッチ
田中稔
vs
マニック
▼シングルマッチ
KAZMA SAKAMOTO
vs
MVP
▼シングルマッチ
浜亮太
vs
イーサン・カーター3世
▼タッグマッチ
トミー・ドリーマー
アビス
vs
ディーボン
ブリー・レイ
▼3WAYマッチ
カズ・ハヤシ
vs
ロウ・キー
vs
サモア・ジョー
▼タッグマッチ
ジェームス・ストーム
ザ・グレート・サナダ
vs
TAJIRI
グレート・ムタ
※試合順は当日発表
