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10/31【全日本】佐藤との最強タッグ出場へ青木「俺らにしかできない対ヘビーの戦いを」、鼓太郎要求は一蹴(写真あり)

 10・29山形大会で佐藤光留を退け、世界ジュニアヘビー級王座4度目の防衛に成功した青木篤志が31日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。佐藤とのJr.TAG BATTLE OF GLORY優勝チームで暮れの祭典『2014世界最強タッグ決定リーグ戦』への出場が決まり、ジュニアのプライドもあらわに「俺と佐藤光留なら俺らにしかできない対ヘビーの戦いができる」と豪語。鈴木鼓太郎から要求されたEvolutionからのアジアタッグ挑戦者チーム募集は一蹴した。

 10月シリーズで開催されたジュニアタッグリーグ戦に優勝したEvolution・青木&佐藤は、10・29山形大会で世界ジュニア王座をかけて対決。青木が接戦を制して4度目の防衛を果たした。苦闘を通じて「彼は彼で全日本のジュニアを盛り上げたいっていうか、もっとちゃんとしたものにしたいというのを持ってると思うし、それは自分も同じ」と佐藤との共鳴を感じた青木は、「今年の後半のほとんどはジュニアに関しては自分と佐藤光留しか目立たなかったかなという印象はある」と改めてジュニア戦線の中心に立つ自負を口にした。

 ジュニアタッグリーグ戦を制したことで、暮れの最強タッグ出場権を得たが、青木は未だジュニアの扱いに納得していない。「あのタッグリーグで優勝したら最強タッグに出れるというふうに予選会みたいな、ジュニアの中で最強タッグ出れるチーム決めようぜという雰囲気があったけど、俺は全然そんなつもりないし、そんなふうに言われるなら出たくなかった」と不快感をあらわに反発し、「だったら予選会みたいな扱いしないでヘビー級だけでやってればいいと思ってる」とまで言い放った。

 それでも「そこにエントリーされてる時点で優勝を目指さなきゃいけない」と出場する以上は当然、ベストを尽くすつもりだ。今年の最強タッグは秋山準&大森隆男の返上により世界タッグ王座がかけられることになったが、興味なしと言わんばかりに「俺は世界タッグがほしくて優勝を目指すんじゃない。自分たちがやってきたことと強いということを証明するために勝ちを狙ってやっていきたい」とあくまでも勝利のみにこだわる構え。一方で「俺と佐藤光留なら俺らにしかできない対ヘビーの戦いができる。自分にできることをしっかりやって挑んではいきたい」とジュニアのプライドをにじませながら自信満々に言い切った。

 この日会見したアジアタッグ王者・鼓太郎が「全方位から挑戦を受けるつもりでいますが、あえてEvolutionから出てこいと言いたい」と要求してきたが、青木はあっさり一蹴した。「世界ジュニア獲って思ったけど、ベルト一つ持っても大変。特にシングルはね。そう感じてるわけだから、他のベルトに興味があるかと言ったら正直ない」というのが理由で、「このベルトを守るのが第一だし他に浮気してる場合じゃない」とあくまでも世界ジュニアを盛り上げることを第一に考えている。一方で「本人が二つベルト持っていても全然中途半端。言ってることもやってることも。俺、そうなりたくないんだよね」と鼓太郎に対して皮肉たっぷりの青木は、「挑発するのはいいけど、自分の本分をもっと考えた方がいいと俺は思う」と苦言を呈していた。
※青木のコメントは別項に掲載します

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