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11/3【WRESTLE-1】12・22後楽園でW-1王座戦 武藤「若手全員とやっていく」、真田は初の象徴超えで「W-1=武藤のイメージ覆す」(写真あり)

 WRESTLE-1は3日、WRESTLE-1チャンピオンシップ「武藤敬司vs真田聖也」を年内最終興行となる12・22後楽園大会で行うと発表した。初防衛戦を迎える第2代王者・武藤は「チャンピオンになったからには、いかに線にしていかなきゃいけないか」とW-1若手全員と防衛戦を行っていく青写真を描いた。対する真田は「武藤さんから獲るのは重みがあるW-1っていう団体が武藤さんのイメージになっちゃってるので、それも覆したい」と初の象徴超えによるベルト奪取を誓った。

 2日前の11・1両国大会。武藤が河野真幸を破って第2代W-1王者に輝き、自らの30周年記念興行に花を添えた。2008年に新日本でIWGPヘビー級王者になって以来、6年ぶりのシングル王座戴冠を果たし、「チャンピオンになったからには、いかに線にしていかなきゃいけないか」と考えた末に導き出した結論は「武藤チャンピオンvsW-1若手中心。全員とやってやろうかな」というものだった。

 そこで武藤は初防衛戦の相手に真田を指名。これを足がかりにW-1の若手全員とベルトをかけた闘いを繰り広げていくつもりだ。「シングルマッチもタイトルマッチクラスになるとそうできない中で、じゃあ果たして何人のチャレンジャーを迎えらるか限られてくる」と過酷な防衛ロードは覚悟の上。真田が「50代でもチャンピオンになるということは年齢じゃないと思いました」と話したように、河野を貫禄たっぷりに撃破したばかりとあって「全員とやってやるぐらいの自信がついたんだろうな」と自己分析した武藤は、「真田なんかも通りすがりのチャレンジャーにしたいね」と返り討ちに自信をみせた。

 「真田が年齢は関係ないって言ったけど、俺からしたらきっと10年前の武藤敬司の方が全然強かったなと。それでもまだ俺が現状チャンピオンでいる。ちょっとジレンマはありますね」。そう話した武藤はベルトを守り抜く自信とは裏腹に、若手勢の台頭を待ち望んでもいる。そのためにも「遠慮はしないし、遠慮とかそんなこといったらクソつまらないものになる」と高い壁となって立ちはだかるつもり。一方でタイトルマッチ翌日に誕生日を控え、「52歳の時にはチャンピオンでいたい」と個人の欲ものぞかせた。

 対する挑戦者・真田は9月の初代王者決定トーナメントはアメリカTNA遠征中のため不参加だった。武藤(グレート・ムタ)と日米を股にかけて対決し、7・7両国大会ではムタとの一騎打ちで苦杯をなめた。51歳・武藤の戴冠は時計の針を逆回りさせることにもなるが、意外にも真田は歓迎。「武藤さんから獲るのは重みがある」というのが理由だ。確かに象徴・武藤からベルト奪取を果たせば、W-1の新時代到来を満天下にアピールできる。真田は「W-1っていう団体が武藤さんのイメージになっちゃってるので、それも覆したい」と初の武藤超えを誓った。

 年内最終興行で実現する大一番。武藤と真田のタイトルマッチの結果が2015年のW-1マットの流れを大きく左右することになるのは間違いない。
※武藤、真田のコメントは別項に掲載します


☆12/22(月)東京・後楽園ホール『GAORA presents WRESTLE-1 TOUR 2014 Final』17:30開場、18:30開始

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ
[挑戦者]
真田聖也
(1/60)
武藤敬司
[第2代王者]
※武藤初防衛戦

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