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11/10【新日本】ドームV2戦へIC王者・中邑「やばい試合」熱望、飯伏「中邑さんだったら狂い散らせる」(写真あり)

 2015年1・4東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル選手権試合が決まった第10代王者・中邑真輔、挑戦者・飯伏幸太が10日、都内・新日本事務所における発表会見に出席。「東京ドームでは何も考えず自由に戦ってほしい。そうすれば自分が望むようなやばい試合ができるんじゃないか」と熱望する中邑に対し、飯伏も「中邑さんだったら狂い散らせる」と呼応し、リミッター開放を見据えた。

 11・8大阪大会で中邑は柴田勝頼に雪辱を遂げ、IC王座初防衛に成功。その試合後、飯伏が珍しい襲撃行為に出て挑戦をアピールし、1・4ドームでのタイトルマッチが決まった。両者は昨年8月のG1公式戦でシングル初対決。覚醒した飯伏を中邑が撃破し、2013年プロレス大賞ベストバウトに選ばれた。

 1年5ヶ月ぶり2度目の一騎打ちとなる今回は、白いベルトがかけられる。2度目の防衛戦となる中邑は「今回はタイトルがかかる東京ドーム。この前はG1の流れの中の一つの試合。状況が完全に違うので意識してない」という中邑だが、IC王座独自の価値観を作るべく常に新しい刺激を求めているだけに、「ただやばい、ただ狂ったとか、そういうのはいっぱいいると思うけど、高いレベルでそういうことができるのは今までにないだろうなと」と飯伏は申し分ない相手と認めている。

 1・4ドームのメインはIWGP戦「棚橋弘至vsオカダ・カズチカ」に決定済み。ならば中邑は「このタイトルマッチがどのポジションにこようが、気がねなく遊べるじゃないかと。そういう意味で、開放感を試合に求めたい」と“自由奔放な戦い"を描いている。そこで飯伏に向かって「インターコンチは最も自由なベルトです。東京ドームでは何も考えず自由に戦ってほしい。そうすれば自分が望むようなやばい試合ができるんじゃないか」との要望を出した。

 対する飯伏はヘビー級戦線への参入を宣言以来、初のタイトル挑戦。そのチャンスを自らの手でつかみ取った形となった。中邑から「何かしら閉塞感というか、状況に四苦八苦、没頭し切れてない感を感じ取れる」と現状を指摘され、「自分の中にどっかで行ききれないというか、中途半端というかそういう感じはしてた」と認めたが、大阪での挑戦表明によって吹っ切れることができたという。

 当然、ヘビー級シングル王座初戴冠のチャンスに燃えており、中邑発言を受けて「中邑さんが言ったように自由なベルトだと思います。だから自由な戦いをしたい」と呼応。初対決時の覚醒ぶりは記憶に新しいが、飯伏は「あれだけが自分の狂った部分ではないんで。あの種類だけがおかしな部分ではないんで。全く違った感じの試合になるかもしれない」とキッパリ。大阪での襲撃を「あの行動自体が普通に考えたら狂ってるのかなと」と振り返ったうえで、「中邑さんだったら狂い散らせるのかなと思います」とリミッター開放を見据えた。

 事実上、両者が「やばい試合」に合意。1年5ヶ月ぶりの再会となる1・4ドームで中邑と飯伏がともに思うがままの自由な戦いを繰り広げる。
※中邑、飯伏のコメントは別項に掲載します

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