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12/9【プロレス大賞/新日本】予想外の受賞も棚橋、記録更新視野に2年連続MVPを今から「予約」(写真あり)

 『2014年プロレス大賞』で3年ぶり3度目となるMVPを受賞した棚橋弘至が8日、都内・新日本事務所で会見。自身も予想外のMVP獲得となったが、「2015年はさらなる野心を高めて獲りにいきます」と今から1年後のMVPを「予約」した。

 今年のMVP争いは“新日本プロレス大賞"の様相を呈した。ノミネートされたのは棚橋、中邑真輔、オカダ・カズチカ、柴田勝頼の4名。その中で21票中18票と圧倒的支持を集めた棚橋が栄えあるMVPに選ばれた。

 確かに今年、棚橋はIWGPインターコンチネンタル王座初戴冠を果たし、10月には史上最多となるIWGPヘビー級王座6度目の戴冠も達成。新日本の象徴らしい活躍をみせた。が、当の本人は「春先から夏にかけてなかなか浮上のきっかけがつかめなくて、あがいてた」こともあって、MVP受賞の報は「10月にベルト獲ったあともMVPというのは全然頭になくて、本当に驚きましたね」と予想外のことだった。

 新日本の中心として団体を支え続けてきたことも評価された理由の一つ。当の本人も「日々全力でやっていくという僕のモットーを継続してきた」と逸材らしい自負を口にし、「第4コーナー回ってから一気にまくって差した、痛快な気持ち」とご満悦の表情をみせた。

 しかも3度目の受賞ははジャンボ鶴田さんと並ぶ歴代4位タイ。最多MVP受賞記録はアントニオ猪木の6回で、天龍源一郎と武藤敬司が4回で2位タイに並ぶ。「鶴田さんと並んでると聞いただけで気持ちが引き締まりますけど、さらに上を目指します」と宣言した棚橋だが、意外にも2年連続受賞はいまだない。「2015年はさらなる野心を高めて獲りにいきます」と宣言し、今から2015年のMVPの座を「予約」した。

 2015年は1・4東京ドーム大会でのオカダ・カズチカとのIWGP王座初防衛戦で幕を開ける。「IWGPのベルトを獲ったからこそのMVPが大いにあると思うので、手放すわけにはいかない」と至宝ベルト死守を誓う逸材は、年明け早々の大一番を「今世紀最大の一戦」と定め、必勝を誓った。

 MVP受賞記録更新へ、棚橋は今年のMVPを足がかりに誰も到達できない高みへと独走するつもりでいる。
※棚橋のコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局