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12/24【WRESTLE-1】カズ&近藤の猛プレッシャーに中之上&児玉「レスラー人生かける」 1・11後楽園でタッグ王座戦(写真あり)

 1・11後楽園大会のWRESTLE-1タッグ王座戦「(王者)カズ・ハヤシ&近藤修司vs中之上靖文&児玉裕輔(挑戦者)」に向けて24日、都内W-1事務所で両軍が共同会見。逆風の中での抜てき挑戦に中之上、児玉ともに「レスラー人生をかける」と背水の陣を敷いた。

 12・22後楽園大会でデスペラード軍を退けてV2に成功したカズ&近藤組に、同世代としてしのぎを削ってきた中之上&児玉組が挑戦を表明。ところが場内の反応は厳しく、「まだ早い」と容赦なくブーイングが飛んだ。

 それでも熱意が通じて挑戦が正式決定。会見で中之上は「お客さんの9割、99.9%がまだ早いよと反対の意見が多かったと思いますし、期待されてないのは事実だと思います。でも、このままだとW-1は変わっていかないので、僕と児玉選手が二人に勝ってW-1に新しい風を通していきたい」と意気込み、児玉は「正直悔しかった。でも今年のW-1と同じ風景が2015年も流れるのは絶対イヤ。お客さんの反応を覆すような試合をする」と逆境打破を誓った。

 だが、王者組は観衆以上に手厳しい。特に近藤は「99.9%支持率がないと言ったけど違うよ。100%ないよ。あの場にいた全員が支持してない」とバッサリ切り捨てたうえで、「彼らの覚悟をみるためにメインだったらいいよ、と。もしこれで試合がこけてしまったらどう責任を取るのか? ワイルドは人拓とか言ってましたけど、そんな笑い事では済まない」と受諾理由を説明しながら、強い覚悟とリスクを求めた。

 カズも「児玉選手はいい。でも中之上選手、今まで何が変わったか? 彼がW-1に来てから一番のピークは小島さんにサポーターをもらったときだと思います」と中之上の現状を批判。急造となる児玉とのタッグに中之上が不安をみせるや、近藤も語気を強め「不安って言ってる時点でお前ら負けだよ。俺らノールールマッチでもハードコアマッチでも何でも受けてやる。それぐらいの気持ちで挑戦しないとこの試合成立しないよ」と一刀両断にした。

 ほかにも「タイトルマッチの重要性、それに挑む覚悟、自分の心の中から湧き出てくる言葉が見つからないし、感じない」(カズ)、「タイトルマッチは決まった時点で始まってる。それまでに彼らの気持ち、気力が見られなかったら、圧倒的な強さで5分以内で終わらせる」(近藤)と王者組による酷評は止まらない。

 徹底的にプレッシャーをかけられた中之上は「悔しいですよね。そう思われてる自分が情けないし、それはやっぱりこの日の試合でしか見返すことができない。これでこけたらレスラー人生終わる。そう思ってます」と“レスラー人生"をかけての背水の陣を宣言。児玉も「メインの重要性、十分に知った上でメインでレスラー人生かけて逆に二人のレスラー人生を終わらせるぐらいやります」と応戦した。ともあれ新春タッグ王座戦は、単なる“抜てき挑戦"で終わらないリスキーな一戦となる。

プロ格 情報局