12/26【IGF】大みそ日ミルコとの雪辱戦へ石井「気持ちの面で響く試合を」、IGF王座奪回でバーネットに対戦要求だ(写真あり)
12・31両国大会でIGF王者ミルコ・クロコップに挑戦する石井慧が26日、都内・ALLIANCE-SQUAREで練習を公開。4ヶ月ぶりの再戦にして雪辱戦となる石井は「今回は気持ちの勝負。気持ちの面で響く試合をしたい」と意気込み、IGF王座奪回を遂げ、ジョシュ・バーネットに対戦を迫る構えをみせた。
◇
8・23両国大会での悪夢から早4ヶ月。ミルコとのリマッチがいよいよ5日後と迫った。前日に合宿先のオランダから帰国したばかりの石井だが、調整は順調の様子。ゲガール・ムサシの実兄でオランダでのコーチでもあるゲービック・ムサシ、DEEPウェルター級王者の渡辺悠太と寝技スパーを行い、流れるような体さばきを披露。ミット打ちでもスピードのある左のロングフックやミルコのお株を奪う左ハイキックを繰り出し、切れ味の鋭さをみせつけた。
前回はヒジ打ちによって額を割られ、大流血によるTKO負けを喫した。「逆にヒジで勝てるように練習している」と話していたように、ヒジによる報復も見据えている石井だが、「そればっかり狙うんじゃなく、その局面になっても自信があるってこと」とあくまでもそのチャンスがあればの話で固執はしない。「今回は気持ちの勝負というか、手の内わかってるんで前回よりハードになる」とポイントを定めた石井は「気持ちの面で響く試合をしたい」と気合をみなぎらせた。
ミルコに雪辱を遂げ、4ヶ月ぶりのIGF王座返り咲きを果たしたあかつきに、石井は意中の相手との対戦実現に動くつもり。それはバーネットだ。「勝ったあかつきにはただで帰さない」と乱闘も辞さない構えをみせた。バーネットはアメリカUFCと契約しており、UFC以外でMMAの試合を行うことはできない。実現は困難と言わざるを得ないが、石井は「サイモン(猪木)代表に聞いたら『全然構わないよ』と言われたんで。一寸先はハプニングなんで」と猪木イズムで行動を起こすつもりだ。
【公開練習後の石井】
――仕上がりは?
▼石井「昨日、帰ってきたばかりなんで、徐々に上げていこうかなと思います」
――「キタオカサトル」と書かれたTシャツを着ているが意味は?
▼石井「(北岡悟と)一緒に頑張ろうというチームモデルです。受け取ったのは昨日。気合入るんで大みそ日もこれを着ていこうかなと」
――北岡はDEEPさいたま大会に出場するがエール交換の意味があると?
▼石井「そうですね。結構長い付き合いなんで。最初、僕が総合に入る前にみにいった戦極の試合で北岡選手と五味(隆典)選手の試合を見て感動したというか。朝青龍関と一緒にみてたけど、あの朝青龍関をして『やべぇ』『怖い』って言ってましたからね。その時は(北岡と)交流がなくて、僕が一方的にファンになりました」
――北岡と一緒に練習したことは?
▼石井「かなり昔、吉田道場でお会いしたことがあって足関のコツを教えて頂いたことがあるけど、最近はないですね」
――DEEPウェルター級王者の渡辺悠太と寝技スパーをやっていたが?
▼石井「悠太さんにはいつもお世話になっていて、練習に付き合ってもらってます」
――ミルコ戦の一番のポイントは?
▼石井「8月に一回試合してるんで、今回は気持ちの勝負というか、手の内わかってるんで前回よりハードになると思います。気持ちの面で響く試合をしたい」
――勝ってバーネットに対戦要求する?
▼石井「勝ったあかつきにはただで帰さない。乱闘予告です。サイモン(猪木)代表に聞いたら『全然構わないよ』と言われたんで。一寸先はハプニングなんで。(バーネットに)連絡したら(大会の)最後までいるって言ってたんで」
――ヒジの手応えは?
▼石井「そればっかり狙うんじゃなく、その局面になっても自信があるってことですね」
――大みそ日までどのように過ごす?
▼石井「毎日ここで調整して、前の日は完全オフにします」
――コーチのゲービック・ムサシも帯同しているが?
▼石井「試合前だから疲れないようにリラックスしてやれと。寝技がめちゃくちゃ強いんですよ」
