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12/27【WRESTLE-1】餅つきイベントにおける武藤の詳細コメント(写真あり)

 27日、都内・GENスポーツパレスで行われた『GENスポーツパレス餅つき大会&ファン感謝祭』における武藤敬司の詳細コメントは以下の通り。

【武藤の話】
――リングアナウンサー初体験の感想は?

▼武藤「意外と難しいことは難しいな。滑舌が悪くなって聞き取りづらかったんじゃないか」

――選手の名前を呼ぶ前に各選手のエピソードを披露していたが?

▼武藤「まぁ、あんまりでしゃばっても試合の邪魔しちゃうから、あれでも控えめにした方だよ」

――また挑戦したい?

▼武藤「レフェリーもしたし、何となくもういいかな」

――道場開設時から掲げていた道場で初のイベント開催となったが?

▼武藤「いい雰囲気だったよな。これが軸に本戦につながっていけばいいんだけどな。空間的に明るいし、お客さんは近いし、選手は勉強になるよ。お客さんは優しい目でみてくれるから、野次とか飛ばないよな」

――では2014年のW-1を振り返って?

▼武藤「その前の年は一番新しい新興団体だから、歴史がない分、いろんなことに挑戦して、多くのことを失敗したり反省したりしたけど、今年の中盤あたりからスタイル、方向性が出来上がってきたかなと。何と言っても一つの大きな出来事としてTAJIRI率いる元WNC勢の合流があったからね。所属選手だけで大会を回せるようになったよ。ただ、今のところは若い者が非常に多いから、ネームバリューというような部分はまだ響かないよな。でも若者が多くて本当に希望が持てる状況になったと思うし、土台作りはいい感じでできてると思うよ。その中で世間にも届くという意味で俺が30周年の節目の年に偶然にも俺みたいなロートルも頑張らざるを得ないTPOができたよな。30周年のイベントでタイトルマッチやって、ベルトまで獲ってしまって、今さら俺なんか新しいことができない中で、若いのがいて、俺みたいのがいて、いい形になってるのかもしれないな」

――シングル、タッグのベルトができたのも大きかったのでは?

▼武藤「来年あたり、ジュニアなのかクルーザーなのかわからないけど、もう一個ベルトを作る予定なんだよ。当面は俺が持ってるベルトを中心に回っていくだろうし、来年はもしかしたら首都圏中心の興行になっていくかもしれないな。今年の反省として、団体の歴史がない分、地方が弱いんだよ。だからまずは首都圏から熱を生み出して、それをどんどん広げていければなと」

――来年は若手の底上げも必要と思われるが?

▼武藤「今のところ短所なのかもしれないけど、若手が多いというのがいつか最大の長所になるよ。まだ(練習生が)3人控えてるし、年頭にもデビューする予定だからね。もうすぐ武藤塾もあるし、常に代謝が生まれる状況にはしたいよね。だから一歩間違えたら俺がガン細胞かもしれない(苦笑)」

――早く下の世代に超えてほしいと?

▼武藤「超えられりゃあいいけどな。8割9割は早く超えてくれよという気持ちがあるんだよ。チャンピオンとして期待に応えるしんどさがあるからさ。かといってタイトルマッチやるからには俺の場合、外しはないよ。真田とかKAIが挑戦して獲っちまうかもしれないけど、チャンピオンになってからのプレッシャーというものを考えられる人間じゃないと潰れるよ。その意識も重要だけど、人ってイスを用意して、そこに座っちゃうとふさわしく見えることもある。それはなってみないとわからないけどな。団体のためにも早く俺を楽させる人間が現れてほしいよ」

――来年、W-1王座戦はどのぐらいのペースでやっていきたい?

▼武藤「よく俺の言う言葉で作品ってあるけど、このW-1にはあまりにも作品が足りない。歴史がないからしょうがないんだけど、河野にしても真田にしても、俺とやってきっと作品になってると思う。ベルトが生まれてまだ薄っぺらな1ページかもしれないけど、俺的には俺がいなかったらいい形の作品はできなかったと思ってるよ」

――その作品を増やしていくのが2015年のテーマの一つであると?

▼武藤「来年に限らず、そこを意識してやっていかないとな。それが積み重なって作品にお客さんがついてくるから。そういう意味でベルトができてよかったよ。俺も一生懸命、最高の芸術作品を作っていくつもりだけど、河野戦にしても、真田戦にしても、ごまかしてるからね。そういう部分でジレンマがあるよ。それは昔の俺と比較するから。だから消極的なコメントが出るんだよな」

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