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1/8【WRESTLE-1】W-1タッグ挑戦へ中之上&児玉が浜口ジムで気合注入 浜口会長は愛弟子に「燃えたぎる中之上みせろ」(写真あり)

 1・11後楽園大会のメインイベントでWRESTLE-1タッグ王座に挑戦(王者組はカズ・ハヤシ&近藤修司)する中之上靖文&児玉裕輔が8日、東京・浅草のアニマル浜口トレーニングジムを表敬訪問。アニマル浜口会長から多くのアドバイスを受けた二人は「気合」10連発などの絶叫で気合を注入。二人のチーム名を“中玉(なかたま)"と命名した浜口会長は「中之上が喜怒哀楽を出せるか。それがテーマ。燃えたぎる中之上をみせてくれ」と愛弟子に注文をつけた。

 中之上&児玉のW-1タッグ王座挑戦がいよいよ2日後と迫った。ともにコンディションは万全。精神面でも充実を図るべく二人はこの日、東京・浅草にある浜口ジムを表敬訪問。同ジム出身の中之上にとっては原点回帰を図る意味もあった。

 二人が浜口ジムを訪れると、浜口会長が満面の笑顔で歓迎。23年間のキャリアを通じての経験から「相手、お客さんを満足させる基本があればいい。そしたらレスラーにもファンにもなめられない。これが大切」、「勝とうが負けようが最高の試合をみせる。そしたら次につながるんだよ」などのアドバイスを送った。

 二人にチャンスをつかんでもらいたいとの思いから浜口会長の熱っぽい助言は続いた。児玉が剣道経験者と聞くと、「面構えが凄いんだよね。棒か何かを持ってリングに上がればいい。面をかぶってリングに上がるとか」と提案。「W-1で生きていこうと思ったら、他と違う一人にならないと。中之上もそう。11日のタイトルマッチはイメージチェンジできるチャンスなんだよ。自分を毎日新しくするんだ」と個性を確立するよう二人に求めた。

 特に中之上はかわいい愛弟子とあって期待は大きい。浜口ジムといえば「気合」の2文字が代名詞で、出身選手は小島聡、大谷晋二郎らを代表格に感情豊かな選手が多い。そんな先輩たちと比較すると、中之上は温和な性格もあってかおとなしい印象を受ける。浜口会長も「問題は中之上が喜怒哀楽を出せるか。それが今回のテーマ」と指摘。「燃えたぎる中之上をみせてくれ」と注文をつけ、「怒る気持ちを前面に出したら勝てる!」と背中を押した。

 その後も浜口会長は「試合前に息上げで体を動かして、大声出して万全でリングに上がる。目ん玉ひん剥いて一点をみつめるんだよ。嫌でも集中できるから」と試合に臨む心構えを説き、レスリング技術も手ほどき。二人のチーム名を“中玉"と命名し、最後に「気合」、「ベルト」、「最高な試合」、「中玉」10連発を中之上&児玉とともに絶叫し、二人に気合を注入した。

 1時間を超える浜口会長からのアドバイスを受け、二人も本番2日前に気合を入れ直すことができた。「浜口ジムは僕の原点。浜口ジムがあったからプロレスラーになれて、こうやってチャンスもできた。緊張してモヤモヤしてたものが全部取れた。11日は最高の状態で上がれると思います」と吹っ切れた中之上は、「カズ・ハヤシ、近藤修司、覚悟しとけよ! 絶対勝つ!!」と宣言。児玉も「気負いすぎてるかなという部分があったけど、吹っ切れてすっきりしました」と口を揃え、「最高のタイトルマッチをメインでやってやる。待ってろ!」と気勢を上げた。

 実績に乏しい中之上&児玉のタッグ王座挑戦に否定的な声があるのは確か。気合を注入された二人はそれを本番で覆すのみだ。

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