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2/5【WRESTLE-1】タッグ挑戦へ「もっと“エゴ丸出し”になって欲しい」 公開練習で吉岡が大先輩・稔に猛ゲキ(写真あり)

 2・13後楽園大会で“チーム246"カズ・ハヤシ&近藤修司組が持つWRESTLE-1タッグ王座に挑戦する田中稔&吉岡世起組が5日、都内WRESTLE-1(W-1)道場で公開練習。吉岡が「もっと“エゴ丸出し"の稔さんになって欲しい」と大先輩の稔にゲキを飛ばした。

 あいにくの雪模様の中でも道場に足を運んだ稔&吉岡は、約1週間後に迫った王座戦に向けて練習を公開。「向こう(246)に無い武器は蹴り。俺らに合体技は必要ない。あとはいかに分断するかがカギ」とテーマを語り、練習生の熊ゴローが持つミットを競い合うように蹴りまくった。

 今回の一戦に誰よりも思い入れが深いのが吉岡だ。1・30後楽園大会の挑戦表明時には、カズ、近藤の頬を張り飛ばして決意表明。公開練習を終えた吉岡は「246とジュニスタ(稔&金本浩二組)の戦いには、ずっと憧れを持っていました。なので、稔さんの方からタッグ結成を持ちかけていただいて、うれしかった」と話した。

 稔がパートナーに吉岡を選んだのは、「W-1にも若い選手が増えてきた。その中でも彼(吉岡)が一番明るい未来を感じさせてくれる存在だった。実力も日に日にグングン上がってる」のが理由。だが、1・30後楽園でその考えを改める一幕があった。

 稔は語る。「W-1の未来のために一緒に組んでタッグベルトを獲りたい気持ちが強くて、自分は世起君のサポートに回ろうという思いが強かった。だから後楽園で世起君が挑戦を表明した時も、後から追いかけるようにしてリングに上がったんですが、カズさんからマイクを投げつけられて。『若手のサポートに回ろうとしてる』とか『本気なのか?』って言われて、正直痛いところを突かれたというか、全部心に突き刺さりました。カズさんは本来、マイクを投げつけるような人じゃないので、俺に火を点けようとしたんだと思います。あそこで若手をサポートしよう…って気持ちは一度捨てようと思いました」。

 稔の言葉に黙って耳を傾けていた吉岡も、おもむろに口を開く。「そこに関してはカズさんと同意見です。僕が『時代を作る』と言ったのは、単にタイトルマッチで勝ってベルトを獲ってうれしい!…みたいなことじゃない。本気で潰しにかかってくる246に勝たないと意味がないんです。それだけじゃない。稔さんと組んだとしても、パートナーでありライバルだと思っています。僕は『自分が一番目立ってやる!』っていうエゴ丸出しの稔さんに憧れてました。そんな稔さんと組んで、本気で潰しにくる246に勝ちたいんですよ。若手のサポート…とかじゃなくて、もっと本気になれるはず。その稔さんをも凌駕して僕は勝ちたいんです」。

 そう熱弁をふるった吉岡は、「…考えておいてください」と稔をリングに戻してひとり道場を後にした。

 年齢差15歳、キャリア差16年半もある若武者からゲキを飛ばされた格好となった稔は「あれくらいの気持ちがある若者のほうがいい。俺は本気だし、彼も本気。スゲー試合とスゲー結果でお客さんにそれを示します」と決意。海千山千の246と稔を“本気"にさせれば、自らの存在感が消失する危険もあるが、吉岡はあえてリスキーな道を選んだ。


☆2/13(金)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2015 WEST SIDE STORY』17:30開場、18:30開始

▼シングルマッチ
芦野祥太郎
vs
熊ゴロー
※両選手ともデビュー戦

▼WRESTLE-1vsDESPERADO
TAJIRI
河野真幸
グレート・ムタ
vs
稲葉大樹
児玉裕輔
中之上靖文

▼KASSENスペシャルシングルマッチ〜WRESTLE-1vsZERO1対抗戦〜
田中将斗
vs
KAI

▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ
[挑戦者組]
吉岡世起
田中稔
(1/60)
近藤修司
カズ・ハヤシ
[初代王者組]
※カズ&近藤5度目の防衛戦

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