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2/9【天龍プロジェクト】「体調や年齢が理由ではない」「今度は俺が家族支える番」 天龍引退会見における詳細コメント(写真あり)

 9日に東京・後楽園ホールで開かれた天龍源一郎引退表明会見の模様は以下の通り。


【引退会見の模様】

▼嶋田代表「本日はお忙しい中、天龍の引退会見にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。報道に関して、関係者の方に多大なるご迷惑をおかけしたことを、まずお詫びさせていただきます。引退の経緯につきまして、まず私の方からお話させていただきます。昨年末、天龍本人から引退という言葉が出ました。その時は一時の気持ちの問題だと思いましたが、幾度となく話し合いを重ねまして確認をいたしましたところ、本人の覚悟も強く、私個人の感情もあいまって、このようなご報告になりました。先日65歳を迎えまして、腰部脊柱管狭窄症の手術による長期欠場もあったことは、皆様の記憶にも新しいこととは思いますが、怪我や病気、年齢などネガティブな決断ではないことだけは、ファンの皆様にも、関係者の皆様にも強くご理解いただきたいと思います。まだハッキリしたことがすべてお話できる状態ではないんですが、天龍本人からも申し入れがございましたので、11月13日という天龍のデビューした日に近い日程で引退興行を考えております。正式な日程、場所などは現在協議中で、随時お知らせしたいと思います。相撲13年、プロレス40周年を迎える2015年にこのような決断ができましたのも、ファンの皆様、関係者の皆様に支えていただいたことよるもの以外の何者でもございません。本日より(引退まで)9ヶ月余りありますので、来たる日まで出来る限り多くの人に感謝の思いを伝えに行けるように、出来る限り様々なところに足を運んでいきたいと思っています。最終引退興行となる11月までを一つの大きなシリーズと考えて、このような大会名で統一いたしました。(※『Revolution FINAL TOUR』と書かれたボードを示す) 『天龍源一郎引退 Revolution FINAL TOUR』と題しまして何大会か開催していきたいと思います。ファンの皆様、関係者の皆様には、天龍とともに心ひとつに駆け抜けて、清々しく、華々しく天龍を次のステージに送り出していただければ幸いです」

▼天龍「どうも皆様、昼間からの会見にたくさんお集まりいただきましてありがとうございます。私、天龍源一郎は本年度の11月をもって現役を退き、プロレスラーを廃業することを決意いたしました。プロレスラーに転向後、初めてアメリカのリングに上がった11月まで、という猶予がありますが、これまで応援してくださったファンの皆様には、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございました。これからプロレス界に恩返しするために、11月まで色んな選手と戦っていったりとか、色んな希望もありますけど、11月の終焉に向けて、清々しい気持ちでリングを去れればいい、ただその一念でございます。プロレスラーになって本当に楽しく、良い人生だったと思います」

――改めて引退理由は?

▼天龍「本音を言いますと、僕がプロレスラーをずっと続けてこられたのは、天龍源一郎がプロレスラー一本でやっていけるように支えてくれた家族のおかげ。そこで一番支えてくれた家内が昨年病気になりまして、そのことと相まって今、プロレスの人気が少し盛り返してきた。じゃあ、今度は俺が(家族を)支えていく番なんじゃないか、という思いもあります。“これだ!"という明確な一つの理由はないんですが、プロレス人気も盛り上がってきたし、そろそろ潮時かな、という感じですね」

――思い出深いことは?

▼天龍「試合でいえば、やっぱり馬場さんと猪木さんをフォールできたことは俺の中の誇りですし。人生で言えば、アメリカでドナルド・トランプ(大富豪)、ウィリー・ウィルソン(野球選手)に会えたこととか、エルビス・プレスリーのショーを生で観れたこととかが思い出に残ってますね」

――逆に辛かった思い出は?

▼天龍「いやぁ振り返れば、腹いっぱいの楽しいプロレス人生でしたよ。たかだか幕の内のそこらへんしか行かなかった相撲取りがプロレスラーになって、次第に名前も知られるようになったということでは、プロレスラーになって良かったと思ってます」

――どんな引退興行を考えている?

▼天龍「僕はどこででも“ケジメ"としてやってもらえればいいだけですから。今は具体的に何も決まってません。ただ11月に天龍源一郎じゃなくなって、嶋田源一郎になって、その辺をブラブラしてるんだろうな…みたいなそんな感じですね(笑)」

――引退試合で戦いたい相手は?

▼天龍「いやぁ、まだ何もないですね。とにかく今、一番ビックリしてるのは、朝からこんなにたくさんの人が来ていただいたこと。ありがとうございます(笑)」

――引退後は何を?

▼天龍「皆さんもそうだと思いますけど、奥さんにゴマすりますよ(笑)」

――自身にとってプロレスとは?

▼天龍「難しい質問ですね…。そうですね…相撲から転向して天龍源一郎って名前をつける時に、先代の天龍さんから『お前、この名前を絶対貶(おとし)めてくれるなよ』ってクギを刺されたことがあったんですけど、それはかろうじて果たせたかな…という念だけですね。そういう意味ではプロレスに転向して良かったのかな、と思ってます」

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