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3/6【WRESTLE-1】W-1王座戦へKAIが高尾山で特訓 「俺たちの時代を作るための一歩を踏み出す」(写真あり)

 KAIが6日、東京・八王子市の高尾山で特訓。108段もある階段を何度も駆け上がる過酷なトレーニングを披露した。3・8後楽園大会での武藤敬司とのWRESTLE-1王座戦を「俺たちの時代を作るための一歩を踏み出すための戦い」と定めたKAIは、武藤超えによるベルト獲りを誓った。

 W-1王座戦が2日後と迫ったこの日、KAIは高尾山にいた。標高599mの高尾山は登山コースとして知られ、特訓の場としてもうってつけ。KAIは108段もある階段を何度も駆け上がって下半身と心肺機能を強化した。

 一度は自らエースを襲名していたKAIにとって、W-1王座は必要不可欠な勲章だ。昨年10月の初代王者決定戦では河野真幸の軍門に下り、戴冠ならず。その河野を破った武藤が現在、第2代王者に君臨している。

 「自分自身、初代王者として武藤敬司と戦っていたかもしれないシチュエーションだったので。そこに立つことができなかった悔しさはある」と当時の心境を振り返ったKAIは、かつて武藤から突きつけられた「お前みたいなやつは親を超えられない」との手厳しい言葉を今も忘れていない。「親は親なので。子供は子供の時代を作る。そのために勝たなきゃいけない」と武藤超えによるW-1王座初戴冠を誓ったKAIは「いつまでも、WRESTLE-1と言えば武藤敬司。それだと未来はない」と危機感も抱きつつ、後楽園決戦を「俺たちの時代を作るための一歩を踏み出すための戦い」と定めた。詳細は以下の通り。(※写真、情報提供:WRESTLE-1)

【KAIのコメント】
――昨年の両国大会で武藤がベルトを巻いた姿を見てどう感じた?

▼KAI「超えなきゃいけない壁だなと感じましたし、俺自身の何かを作らなければいけない、と思いましたね」

――ベルトを巻いた姿を見てうらやましい、などの感情は湧いた?

▼KAI「うらやましいというより、初代王者は俺じゃなきゃいけなかったという思いはあるので。あの時戦っていたのが俺じゃなくて悔しかったですね。自分自身、初代王者として武藤敬司と戦っていたかもしれないシチュエーションだったので。そこに立つことができなかった悔しさはありますね」

――その悔しさを踏まえて武藤と戦うが、どのような立ち位置で臨むつもり?

▼KAI「長いこと付き人をやっていましたし、俺も武藤さんもお互いのことをよく知っていると思うので。だからこそこれは自分自身との戦いだと思いますね。武藤さんはよくプロレスはゴールのないマラソンだと言いますけど、たとえ方は違いますけど俺も自分自身のペースで戦って勝つというのがプロレスだと思っているので。相手のペースに呑まれたら相手のいいようにやられてしまうので」

――どのような意味を持った戦いになると考えている?

▼KAI「やっぱり俺たちの時代を作るための一歩を踏み出すための戦いだと思います。いつまでも、WRESTLE-1と言えば武藤敬司。それだと未来はないと思うので。WRESTLE-1が次の一歩を踏み出すための一歩だと思います。俺自身も踏み出すためだし、ファンのためにでもあるし。ファンがあってこその俺であって、WRESTLE-1であって、プロレスですから」

――武藤を超えることが未来につながることになる?

▼KAI「武藤敬司を超えるというより、自分自身を超える。もしかしたらそれが武藤敬司を超えることになるのかもしれない。でも武藤敬司は武藤敬司なので。前に、お前みたいなやつは親を超えられないと言っていましたけど、親は親なので。子供は子供の時代を作る。そのために勝たなきゃいけない」

――これまでなかなかファンの期待に応えられない部分もあったと思うが?

▼KAI「そうですね。皆さんの期待を裏切らないように今回こそは必ず結果を残したいと思います」

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