プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/13【WRESTLE-1】新W-1王者・KAI、21人参加トーナメントは「認められる王者になるためのチャレンジマッチ」、恩人・近藤を決勝指名(写真あり)

 7・12後楽園大会でWRESTLE-1王者に返り咲いたKAIが一夜明けた13日、都内・WRESTLE-1事務所で会見。至宝ベルトを奪還しながらブーイングを浴び、W-1勢からも認められなかったKAIは、開催が決まった21人参加トーナメント『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2015』を「本当にみんなに認められる王者になるためのチャレンジマッチ」と定めて優勝を誓った。

 7・12後楽園大会。KAIは鈴木秀樹に雪辱を果たし、W-1王座奪還を遂げたものの、観客の反応はブーイング。W-1勢も新王者として認めず、KAIは集団暴行を浴びてしまった。

 頂点に返り咲きながら逆風にさらされる状況となったが、KAIはあくまでも前向き。「一部のファンの人からブーイング、ましてや所属選手、武藤さん除く全員がリングに出てきて文句があるみたいなんですけど、それは全部、自分がまいた種ですし、ブーイングも全て受け入れてます」と現実を受け止めている。そして「内容であったり、観客動員であったり、いろんなことだと思うんですけどね。人それぞれ考え方が違うんで、そのへんはブーイングが出ないようにするしかない」とこれからの戦いで否定的な声を払拭していくつもりだ。

 8月4大会で『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2015』の開催が決まった。W-1所属&レギュラー選手21人が出場するトーナメントで、真の王者を目指すKAIにとっては格好の舞台となる。「自分が本当にみんなに認められる王者になるためのチャレンジマッチ」と定めたKAIは、「優勝すれば誰も今度こそ文句ないだろうと思う。僕はチャンピオンになりましたけど、チャレンジャー精神というのはずっと持ち続けているんで、挑戦者の気持ちでトーナメントに出て俺が優勝します」と宣言した。

 KAIのトーナメントは2回戦からスタート。「中之上靖文vs黒潮“イケメン"二郎」の勝者と対決する。「一回一回が防衛戦」と覚悟を決めたKAIは、「このベルトを獲るにあたって協力してくれた近藤さんですね。ある意味、恩返ししたい」と決勝戦で恩人である近藤修司を破っての栄冠獲りを描いた。

 もちろんKAI以外の選手が優勝すれば次期挑戦者候補として浮上することになるが、KAIは「俺が優勝します」、「必ず優勝します!」と繰り返してその状況を否定。優勝のあかつきには自ら挑戦者を指名する構えをみせた。真の王者として認められるための戦いが過酷なトーナメントから始まる。

プロ格 情報局