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9/24【FMW】FMW軍撃破のW★INGモンスター軍が12・22後楽園の“モンスター軍興行化”を宣言、ポーゴ来場に大仁田「来年5・5川崎球場で電流爆破」要求 新宿大会

 『FMWセプテンバー・ファイト』最終戦・新宿FACE大会が24日、行われ、メインイベントでW★INGモンスター軍がFMW軍に勝利。旗揚げ8ヶ月にしてFMW初の聖地・後楽園ホール進出(12月22日)が決まったものの、NOSAWA論外は「負けたらW★INGモンスター軍で興行やるって言ったよな? 約束守れよ!」とW★INGモンスター軍興行とする構えをみせた。

 さる9月15日に東京・水道橋の後楽園飯店で開かれた記者会見で、W★INGモンスター軍は山近義幸オーナーを“接待"。しこたま酒を飲ませて、抱き込みに成功し、「9・24新宿でFMW軍が負けたら、W★INGモンスター軍に団体名変更」を約束させてしまった。

 かくして、9・24新宿FACEでのメインイベント「大仁田厚&田中将斗&保坂秀樹&リッキー・フジvsNOSAWA論外&雷神矢口&橋本友彦&TARU」のストリートファイト有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチには“団体名"が懸けられることとなった。

 試合開始前には、W★INGのボスであるミスター・ポーゴが松葉杖姿で現れ、本部席に陣取った。ポーゴが見守るなか、両軍は大乱激戦を展開。途中、セコンドのW★ING金村も介入し、ハンディキャップマッチの様相を呈したが、FMW軍も反撃。論外を捕獲した大仁田はサンダーファイアー・パワーボム2発で追い込むも、論外は執念でクリア。そして、矢口が保坂に雷神(ジーザス・ボンバー)を叩き込み、3カウントを奪取。W★INGモンスター軍が勝利し、団体名を変更せざるを得ない事態に陥ってしまった。

 試合後も、W★INGモンスター軍は、大仁田に攻撃を加えて、ダメージを負わせた。論外は「大仁田、ざまあみろ! 今日でFMWは終わりだ。12・22後楽園はW★INGモンスター軍の興行になるから。大仁田、出たかったら出してやってもいいぞ!」とマイク。すると、W★INGモンスター軍は結託したTARUとともにFMWの旗を破る暴挙に出た。

 W★INGモンスター軍がリングを下り、本部席のポーゴのもとに駆け付けると、大仁田と対峙。大仁田は「ポーゴさんよ、体が治ったら、最後の電流爆破やろうじゃないか!」とアピール。ポーゴは「大仁田! 望むところだ。その言葉を待っていた。体を治してテメエと最後の電流爆破をやってやる。その時はテメエの命日になる。その前にコイツらが叩き潰してやる」と返した。

 控室に戻ったW★INGモンスター軍は、論外が「FMWは大仁田、田中以外はポンコツ以下のガラクタばかり。もっとマシなの呼んで来い。毎日でもやってやるよ! 負けたらW★INGモンスター軍で興行やるって言ったよな? 約束守れよ!」と言えば、矢口は「大仁田包囲網だ! 逃げられねぇぞ!」とコメント。ポーゴは「コイツらが頑張って、FMWを潰すんだよ」と口にした。

 試合後のサイン会を終えた大仁田は「後日、発表しますけど、簡単に団体の看板を替えるとか言うな。会社を乗っ取らなきゃ、社名は変えられないんだし…。シリーズのうちの1興行くらいは、W★ING興行でもいいかもしれないけど。根性据えて乗っ取りに来い!」と宣戦布告。ポーゴについては「全快したら電流爆破をやりたい。候補は来年5・5川崎球場。それまでに回復して来い」と言及した。

 団体名変更に関しては、大仁田が約束したわけではないが、酔った山近オーナーが口にしたのも事実で、後日、FMWから何らかの発表がある模様だ。

 また、ポーゴは3月に脊椎狭窄症の手術を受け、現在は股関節も痛めており、歩行も困難な状況。今後、治療とリハビリに努め、来年1月の実戦復帰を目指している。ポーゴの回復次第だが、FMWの歴史を語る上で、欠かすことができない大仁田との最終決戦は実現が濃厚となった。

 “女ハヤブサ"Rayは「試練の7番勝負第2戦」で、“飛翔天女"豊田真奈美と対戦。体格で劣るRayは序盤こそ苦戦を強いられたものの、劣勢をはねのけて攻勢に転じた。しかし、2発目のムーンサルトプレスをヒザでブロックされてもん絶。逆に豊田のムーサルトを食うと、最後は“必殺"ジャパニーズ・オーシャン・サイクロンの前に無念の3カウントを聞いた。

 マイクを持ったRayは「豊田さんの強さを、同じムーンサルトの使い手として、身に染みて感じました。これからも、豊田さんを追い掛け続けます。またシングルで対戦させてください」と再戦を熱望すると、豊田とガッチリ握手を交わした。

 メイン終了後、Rayは「私が思ってたような素晴らしいレスラーでした。(豊田の)ムーンサルトはもろに体の上に乗っていたら、カウント2で返せなかったかもしれません。リベンジするという目標ができました」とコメント。また、団体名変更の可能性が出てきたことに触れ、「ハヤブサさんが戻るFMWのリングを、私たちが守っていかなければならない」と語った。

 Rayは10・8新宿FACEでの自主興行で、大仁田、保坂と組み、サブゥー&論外&中島安里沙と有刺鉄線ボードデスマッチで対戦する。なお、今大会では大仁田と親交があり、子宮頸がんを克服したアイドル・夏目亜季さんがマスコットガールを務めた。W★INGモンスター軍入場時に矢口に連れ去られかけたが、ことなきを得た。また、スタイリッシュユニットのSTORMがセミ前にリングで生演奏し、Rayの入場に華を添えた。(※情報提供:超戦闘プロレスFMW)

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