プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/28【新日本】「やり尽くした一歩先、探したい」 IC王座奪回の中邑が一夜明け会見(写真あり)

 前夜(27日)の神戸大会で約5ヶ月ぶりにIWGPインターコンチネンタル(IC)王座奪回に成功した中邑真輔が28日、都内新日本事務所で一夜明け会見。名乗りを上げてきたカール・アンダーソン迎撃を改めて宣言したうえで、“やり尽くした一歩先"を見据えた。

 実に今年4度目となった後藤洋央紀とのIC王座戦を制して、5か月ぶりに“白いベルト"をその手に獲り戻した。激戦となった前夜後藤戦の影響で「一睡もしていない」と眠い目をこすりながらの会見となったが、「昨日の後藤はヤバかった。今まで幾度となく戦ってきて、その中でも『これほどまでに』と思えた戦いでした」と振り返った。

 試合後にはアンダーソンが名乗り。中邑も今夏G1でアンダーソンに敗れており、「彼が言うように『G1で(前王者の)後藤に勝ってるのは俺だ。もともと俺が挑戦すべきだったんだ』ということに対しては異論はない」とも話して改めて迎撃を宣言した。

 とはいえ後藤同様、アンダーソンとも幾度となく一騎打ちで熱戦をつむいできた。“同カードで違う刺激"を与え続ける難しさも感じており、「戦う回数が増えれば増えるほど“課せられる"というか。前とは違うモノだったりだとか、ひじょうにテーマが多く、複雑になっていくというのは感じる」と表現。「アンダーソンはG1でやったばかりだし、手の内もお互い知り尽くしてる。でも、自分としても違うものをみせたい、そういう戦いがしたい…という点では、自分の中ではテーマのある試合かな、と思いますね」とも話した。

 IC王座自体も実に5度目の戴冠。あらゆる刺激を与えてIWGPヘビーと並び立つベルトに昇華させた立役者でもあるが、“第5次政権"のテーマはまだ見えていない。「もう“やり尽くした"ような気はするんですが…」と苦笑したが、「ただ防衛戦を重ねるだけじゃダメだっていうのは十分、分かってるんですけど、まだやり残したことは無いか…っていうのは探してみないことには分からない」と中邑。1・4東京ドーム大会も後に控える状況なだけに、アンダーソン戦は“やり尽くした一歩先"の刺激を見つける端緒ともなりそうだ。

※会見における中邑の詳細コメントは別項に掲載いたします

プロ格 情報局