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2/9【IGF】川口が年内7番勝負で現役を引退、初戦の相手に藤田を熱望(写真あり)

 クラッシャー川口が9日、東京・高円寺のIGF道場で会見し、現役引退を表明。今年いっぱいで“引退7番勝負"を行っていく意向を示し、初戦の相手に藤田和之を熱望した。

 元DEEPメガトン級王者でもある川口は2007年4月に総合格闘家としてデビュー。IGFには2012年5月から参戦してきたが、このほどリングを去る決意を固めた。

 きっかけの一つとなったのが糖尿病の影響による体重減。「体重110キロ台、120キロ台を維持していくのがちょっときつくなってきた。それを理由にはしたくないんですけど、自分自身もでかさとか強さというのを求めてやってきてるのがあった」という川口は、納得のいく肉体をキープできなくなってきたこともあって、数年前から引退を意識してきた。それでも所属するBLUE DOG GYMが10周年を迎える今年の10月10日までは現役を続けたいとの思いが強く、2016年を区切りとすることを決意した。

 そこで川口は今年いっぱい“引退7番勝負"を行っていく意向を示した。「プロレス、総合格闘技、キック、自分はどんなルールでもやるのが身上」だけに、試合形式は問わない。IGFはもちろん、今年10月に予定されるBLUE DOG GYMの10周年記念大会、古巣・DEEPでも7番勝負を戦うつもり。また、現在練習をともにしている鈴川真一とのタッグ結成も視野に入れている。

 7番勝負初戦は2・26東京ドームシティホール大会に決まった。カードは未決定だが、川口には意中の相手がいる。藤田だ。PRIDEで活躍していた藤田は当時、大学生だった川口が格闘技界に身を投じるきっかけとなった。「どんなルールでも藤田さんとやったらこうだろうなというイメージはある」と話した川口はすでに対戦希望を会社側に伝達済み。「引退するから手抜きじゃねぇかと思われたくないので、今年一年は全力でやっていく」との思いもあって、藤田と真っ向勝負を挑むつもりだ。

 引退後はトレーナー業を目指す。すでにあんま、マッサージ指圧、鍼灸の資格を取得し、訪問マッサージの仕事にも従事している。「10周年を一つの区切りとして支える側に回っていければなという気持ちも資格を取って仕事を始めて日に日に大きくなってきた」という川口は引退後もIGFを裏側から支え、プロレス・格闘技界に携わっていくつもりだ。第二の人生へ向けて7番勝負で完全燃焼あるのみ。川口は「7戦全勝を目指して悔いの残らないようにやっていきたい」と誓っていた。

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