プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/12【WRESTLE-1】大和と“あの頃の続き"めぐり対立、鼓太郎「一直線に沈んでもらう」 3・13クルーザー戦へ会見(写真あり)

 3・13後楽園大会のWRESTLE-1クルーザー王座戦「(王者)大和ヒロシvs鈴木鼓太郎(挑戦者)」に向けた会見が12日、都内W-1事務所で開かれ、“あの時の続き"をめぐって見解の相違が一層鮮明となった。

 昨年11月に全日本を退団し、W-1マットに登場した鼓太郎。2・10後楽園大会では前クルーザー王者のアンディ・ウーに完勝して大和に挑戦を迫り、3月後楽園での激突が正式に決まった。

 鼓太郎がW-1に乗り込んだ理由は「時を動かしにきた。“あの時の続き"をしよう」だった。2012年末にノアを退団した鼓太郎は、秋山準、潮崎豪らと“バーニング"を結成して全日本マットに参戦。全日本ジュニアに主戦場を移して大和とのシングルマッチも実現していたが、その直後となる2013年6月、全日本は残留派と退団派で分裂した。退団派はその後W-1を旗揚げ。新たな戦いを求めたはずの鼓太郎が、全日本マットで現W-1クルーザー勢と相まみえた期間は確かに半年にも満たなかった。

 会見でも鼓太郎は「あの時戦ってたカズ・ハヤシ選手、近藤修司選手、田中稔選手。まだ戦いの決着は俺のなかではついてない」と強調したが、大和は改めて反論。アンディや稲葉大樹といった新戦力との戦いを重ね始めた矢先とあって、「僕らは“あの時"からいろいろなことを乗り越えて、ようやく新しい道を歩き始めた。だから“あの時の続き"なんて誰もしたくないんですよ。やっとここまで来て、やっと新しい道を進むところなんですから。今さら何が『あの時の続き』ですか。邪魔して欲しくないんですよ」と怒りをにじませると、「“あの時の続き"は3月13日でキッチリ終わらせます。終わらせてしっかり“新しい道"を僕が示してみせますよ」と通告した。

 負けじと鼓太郎も「あの時の続き…正直、観たい人はいると思うんですよね。チャンピオンとして可能性を閉じるような発言はしてもらいたくない」とピシャリ。「手を合わせてない選手もほとんどなので、このベルトを俺が獲ることによって新たな戦いも生まれてくる」と単なる回顧主義による“あの頃"ではないことも強調した。

 さらに鼓太郎は「次の後楽園ではチャンピオン・大和ヒロシを、その“甘ったれた考え"ごと潰したいと思います。努力すれば報われる。プロレス界はそんな甘い世界じゃないし、言わせてもらえれば“努力"の点でも俺が勝ってますね。3・13後楽園。大和ヒロシ、一直線に沈んでもらいます」と大和の得意技をもじりつつ、モットーすら完全否定。王座奪取に成功すれば全日本の世界ジュニア、ノアのGHCジュニア両王座に続くシングル王座戴冠となるだけに、「全日本から派生したジュニアのベルトはすべて巻く。3月13日は“記念すべきその日"になると思います」と言ってのけた。未来を見据えた“あの頃の続き"と“新風景"。いずれにしても3・13後楽園がW-1クルーザー戦線の分岐点となる。

※会見での大和、鼓太郎の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

プロ格 情報局