2/22【WWE/NXT】会見における中邑の詳細コメント(後編/写真あり)
※前編からの続き
――大学1年時にラスベガスでアマレスの試合を経験しているが、アメリカで試合をすることについては?
▼中邑「アマチュアレスリングで戦ったのが確か1998年の夏ですね。ジュニアの世界大会。その時は朝ごはんを食べ過ぎて試合で吐きそうになったぐらいしか記憶にないです。アメリカでプロレスの試合をするのは何度か経験しているんですが、デビュー戦となるNXTテイクオーバーの試合はまた環境が違うんで、自分としてはその場にいて、その状況にフィットしようといつもするので、初めての感覚を大事に味わいたいなと」
――日本のプロレスとアメリカのプロレスの違いはどこにある?
▼中邑「日本とアメリカという形ではなくて、自分はプロレスというのは世界中でベーシックな部分は共通してると思う。戦いをみせることによってメッセージを伝える。基本そのベース上で表面的な表現の仕方に違いが出てくるものだと思ってます。日本とアメリカでさほど違いはないなと思ってます」
――英語のコミュニケーション、パフォーマンスについては?
▼中邑「コミュニケーションに関してはそこまで問題がないかなとは思いますが、リング上になってくると話は別かなと。それもまた自分に課せられた課題だと思って楽しんで」
――WWEのスタッフから求められていることは?
▼中邑「トリプルHからは『好きなようにやってくれ』とは言われています」
――最終的なWWEでの目標は?
▼中邑「最終目標というものはあえて設定しません。日々、目標が更新されていきますので。もちろんNXTからスタートしますけど、ローとかスマックダウンとか実はあまりよく知らないんですが、その時その時、自分のできる最高のパフォーマンスで、それがより世界に発信できるのかなと」
――WWEで記憶に残る試合、レスラーは?
▼中邑「選手と言いますと、やっぱり僕はアンドレ・ザ・ジャイアントかなと。現実にいる非現実という。歩く人間山脈ですか。試合に関していうと実はあえてWWEをみてこなかったんですよ。プロレスラーになって、プロレスの中から自分にインスパイアしたくないと思ってあえてみなくなった。ここ数年のWWEというものもダニエル・ブライアンが勝ったレッスルマニアしかちゃんとみてないですね。これからはある程度、環境に慣れるためにいろんなものをみるとは思うんですけど、そういうのもあえて自分のアイデアのソースをそこから取らないようにあまり試合をみなくなるかもしれません」
――現地に行ってNXTに対する印象は変わった
▼中邑「NXTも二つぐらい舞台があるのかな。フロリダ以外でするNXTとフロリダのローカルでするNXTと。もともとのイメージがなかったんで、そういうものなんだなという印象ぐらいしかないですね」
――その舞台からスタートになるが?
▼中邑「ある程度の時間の余裕があるので助かるなと」
――一流と超一流の差は
▼中邑「凄い質問が飛んできましたね。一流と超一流、受け取る側にもよるんでしょうけど、やっぱりオリジナリティの差じゃないでしょうかね、プロレスという世界においては。オリジナリティと説得力があるかないかという」
――日本のファンにメッセージを?
▼中邑「今までWWEをみたことがないファンの方もいらっしゃると思うんで、自分と同じように、その初めてを楽しんでくれたらなと」
※フォトセッション後
――最後にWWE挑戦の意気込みを?
▼中邑「改めまして、この中邑真輔を世界にぶつけていきたいと思ってます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました。イヤァオ!」