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3/14【WRESTLE-1】4・6後楽園クルーザー王座戦「鼓太郎vsTAJIRI」が正式決定 シングル初対決へ鼓太郎「強敵というよりは難敵」(写真あり)

 WRESTLE-1は14日、4・6後楽園大会でクルーザー王座戦「(王者)鈴木鼓太郎vsTAJIRI(挑戦者)」を行うと発表。新王者の鼓太郎は、会見で早速心理戦を仕掛けてきたTAJIRIを「強敵というよりは難敵」と評した。

 前夜(13日)の後楽園大会で田中稔との王者決定戦を制して第4代王座に就いた鼓太郎。試合後にはTAJIRIが現れて宣戦布告し、4月後楽園での王座戦が正式に決まった。「僕がW-1に上がった時、『あの時の続きをしにきた』と言いましたが、その時のチャンピオン(※負傷欠場で王座返上となった大和ヒロシ)は“あの時の続き"を否定しました。ですが結果、アクシデントも含め、“あの時の続き"になりました。“あの時の続き"を掲げて勝ち獲ったベルトで、さらに新しい戦いが生まれた」と新王者は胸を張った。

 TAJIRIとは初遭遇。シングル初対決がいきなり王座戦で実現することになる。「正直、触れたこともないですね。一緒の会場にいたことも無いと思います。そのTAJIRI選手とこのタイミングで防衛戦を行うというのは、これまた面白い運命だな…と思います」と語った。

 一方のTAJIRIは、早速“心理戦"。「昨日の今日だから。あんなことあったばかりだから。横になんかとても座れない」と並んでの着席を拒否し、斜め後方からじっと鼓太郎を見つめ続けた。「もう決定なんでしょ?この試合。だから鼓太郎選手、背中見せないほうがいい」とプレッシャーをかけた。居心地が悪そうに振り返って不敵な表情のTAJIRIとにらみ合った鼓太郎は、「ホントに“自分"を持っている選手。独特の雰囲気があり過ぎて今も困ってますけど…。強敵というよりは難敵という感じですね」と評した。

 TAJIRIを動かしたのは、ベルトではなく鼓太郎への興味。「正直、W-1来て初めて試合をみたんですけど、見た目のビジュアルと試合のクリーンさのギャップがすげーおもしれーなと思いまして」と説明し、「クルーザーを獲ったら? 何にも考えてません。ただこの人と戦ってみたい。久しぶりに燃えるね」と再びニヤリと笑ってみせた。

 写真撮影の段でもTAJIRIはそのまま動かず、興味ありげに鼓太郎とにらみ合い続けた。ともに巧者ながら異色のシングル初対決がW-1の春をどう彩るか。


【会見の模様】
※TAJIRIは席に座らず、斜め後方から鼓太郎をじっと見つめ続ける

――王座戦が決まったが?

▼鼓太郎「僕がW-1に上がった時、『あの時の続きをしにきた』と言いましたが、その時のチャンピオン(大和)は“あの時の続き"を否定しました。『誰も見たくはないだろう』と。ですが結果、アクシデントも含め、“あの時の続き"になりました。“あの時の続き"を掲げて勝ち獲ったベルトで、さらに新しい戦いが生まれた。これは大きなことだと思います。次の相手はTAJIRI選手。正直、触れたこともないですね。一緒の会場にいたことも無いと思います。そのTAJIRI選手とこのタイミングで防衛戦を行うというのは、これまた面白い運命だな…と思います。ただ、せっかく獲ったこのベルト。簡単に渡すわけにはいかないので、必ず防衛したいと思います」

▼TAJIRI「……。見た目と違ってすげー礼儀正しいし、クリーンファイトだったし、予想を裏切っておもしれーな…と思った。でも、もう決定なんでしょ?この試合。だから鼓太郎選手、背中見せないほうがいい。昨日の今日だから。あんなことあったばかりだから。横になんかとても座れないから」

――改めてTAJIRIの印象は?

▼鼓太郎「今もそうですけど、独特の雰囲気があり過ぎて困ってますけど…。強敵というよりは難敵という感じですね」

――今まで対戦したことがないないタイプ?

▼鼓太郎「そうですね。ホントに“自分"を持っている選手だと思います」

――逆に鼓太郎選手の印象は?

▼TAJIRI「正直、W-1来て初めて試合をみたんですけど、見た目のビジュアルと試合のクリーンさのギャップがすげーおもしれーなと思いまして」

――やりやすい相手?

▼TAJIRI「やってみなきゃ分からない。でも、久しぶりに燃えるね」

――TAJIRI選手はクルーザーの戦いの中に入っていくことについて?

▼TAJIRI「感謝ですよね。トーナメントも出てないのに挑戦決定。どうなってんだ…って」

――逆にTAJIRI以外の選手が出てこなかったことは不満?

▼鼓太郎「そうですね。このベルト、昨日で流出してるわけですからね。クルーザーの選手、90キロ以下の選手はもっと危機感を持ったほうがいいですね」

――改めてそのベルトをどう染めていきたい?

▼鼓太郎「まずこの“クルーザー"の確立ですよね。しっかり誰がクルーザー級なのか。誰がそうじゃないのか。そこの線引きをしっかりさせないといけないと思います」

――TAJIRI選手はこのベルトを獲って描いていることは?

▼TAJIRI「何にも考えてません。ただこの人と戦ってみたいです」

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