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3/22【リアルジャパン】第1試合で長谷川と対戦 リアルジャパン提供・倉島3・24後楽園直前インタビュー(後編)

※前編からの続き

――3・24後楽園ではプロレスのリングでは4戦目になる長谷川秀彦と対戦するが、異種格闘技戦的な感覚?

▼倉島「相手がなんであってもボクはプロレスラーなので。あとは、プロレスって3カウントがあるじゃないですか。でも総合にはそういうものがない。だからちょっとしたスキを突いて(ピンフォールを)取るのもプロレスラーの闘い方ですよね。プロレスの闘い方で、誰が相手でも昔からやってるボクの闘い方をそのままぶつけますね」

――長谷川は元DEEPウエルター級王者。倉島選手も2004年にDEEP参戦経験があるが?

▼倉島「ありますね。ただ、あれはルールがイマイチよくわかってなくて、背中向けたらそこで止められちゃったんですよ。なんでこれで止めちゃうのって思って。そこの理解をもっとしてれば全然違う試合になったと思うんです」

――時期は違うが、DEEPという共通点があり、ともに柔道のバックボーンがある。

▼倉島「ハイ、そうですね。ボクの中では柔道プラス無我で習ったこと。スネークピットでもキャッチレスリングを教えてもらって練習しているので、そういったものを出したいですね」

――長谷川にはどんなイメージを持っている?

▼倉島「(リアルジャパンで)タカ(・クノウ)さんとの試合を見ましたね。昨年12月の試合を見て、関節技とか巧いですよね。スッと入っていける。ボクらはそれをどういなして、どう極めるか、もしくは3カウントを取るか。プロレスラーとしてはピンフォールを狙いたい、関節とかじゃなく」

――警戒する部分は?

▼倉島「足取りが巧いし、足の関節技ですね。あの動きを見ているとサンボが入っているような気もするので、バックを取った時の足の返され方とか、その辺を気をつけないとちょっと怖いですね」

――リアルジャパンへの継続参戦は希望する?

▼倉島「出られるのであれば何回でも。ボク自体も試合が少ないですからね、今ドラディションだけですから。それでは無我でやってきたものが何も伝わらないし。ボクの試合、あの時の無我って、こう言ってはあれですけど、お客さんをあまり意識してなかった」

――それだけ対戦相手に集中していたと?

▼倉島「ボクらがやってた時の無我ってお客さんがシーンとしてるんだけども、試合に見入ってくれた。そういう試合を必要だと思ってくれる団体、あとは考え方が合えばボクは出たいと思いますし。それを必要とするところがあるかどうかですね」

――無我的なものを前面に出す選手が少なくなったような気もします。

▼倉島「そうですね。それはありえますね。だからあの時の無我はブランドになってましたね。その大切さをボクは大事にしていきたい」

――倉島選手が追求するのは発足当時の無我?

▼倉島「あとの無我は違うというか、ボクには“?"ですね。当初の無我がボクのプロレスラーの肉づけをする前の段階。それが極められればボクの肉付けになるし、骨格になる」

――では、リアルジャパンで興味ある選手、闘ってみたい選手は?

▼倉島「やっぱりまずスーパー(・タイガー)。以前、北海道でやられてますから。大阪では記憶飛ばされてるんで。ドラディションとレジェンドで闘ってます。その借りはやっぱり返したいですからね」

――そのためにも、次の長谷川戦で勝ってコマを進めたいですね。

▼倉島「そうですね。ただ、スーパー(・タイガー)だとなかなか第1試合ってないでしょ(笑)」

――倉島選手がこだわりの第1試合を強く主張すれば、メインクラスのカードでもその位置で実現するかもしれません。

▼倉島「その試合が必要だと思ってリアルジャパンさんが組んでくれるのであれば、何試合目でも構いません」

――3月29日にドラディション後楽園大会も控えるが?

▼倉島「ボクは三州ツバ吉と(シングルで)対戦します。アマゾンを走ってきたおかしいヤツです、ホントに(笑)」

――ドラディションの大会はどんなモチベーションで臨む?

▼倉島「やっぱり自分の大会ですからね。ただそこでも変わらないですね、第1試合で。それをずっと続けてきてるわけで。ボクもこうやって話す機会がないから誰もわかってくれていないですけど、藤波さんくらいじゃないですかね。だからいつも第1試合にボクを置いていてくれる。ボクはそう思ってますけどね」

――では、改めてリアルジャパン参戦への意気込みをお願いします。

▼倉島「無我で培ってきた“無我"を貫き通したい。倉島の試合をリアルジャパンのファンの人たちにどこまで見せられるか。なおかつ、長谷川選手からどうやってピンフォールを取るか。なるべく関節技とかではなく3カウントで勝ちたいですね。彼の関節技も怖いし。ただ、クイックなら3カウントを取ることもできますから。彼はたぶんそういうのを味わったことはない。ボクが持っているもので彼をどういうふうにするか。まあ、彼の思うようにされないよう気をつけながら次回につなげられるような試合にしたい。リアルジャパンから必要とされるような、そういう試合をしたいと思います」

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