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3/22【リアルジャパン】レジェンド王者・関本に挑戦 リアルジャパン提供・長井3・24後楽園直前インタビュー(後編)

※中編からの続き

――デビューにたどり着くまで団体が変わったりもあったが、デビュー後もプロレス、格闘技、全方位のリングに上がってきた。次のタイトル戦はある意味でキャリアの集大成でもあるのでは?

▼長井「そうですね。ボクが格闘技を始めて佐山さんのところで手ほどきを受けて、リングスでデビューしたり、ほかのプロレス団体上がったりしましたけど、自分のひとつの集大成みたいなものですね。それをリングの上で出せられればと思います」

――リアルジャパンはストロングスタイルの復興を標榜しているが、長井選手の考えるストロングスタイルとは?

▼長井「どうしてもこうリアルジャパンで佐山さんがストロングスタイルというのを口にするとやっぱりみんなUWFスタイル、あれに傾いていく(勘違いする)と思うんですけど、でもやっぱりそれだけじゃなくて、佐山さんのお言葉を聞くとスペクタクルじゃないとダメだし、飛んだり跳ねたりでもそこに意味のある、大きな会場にいるファンを惹きつけるようなものもないといけないという感じがあるんですよね。佐山さんのスタイルってただUWFスタイルを黙々とやるのでは全くなく、ストロングスタイルの闘いを見せるせるもの。自己満足に終わらないファンの気持ちというのか惹きつける動きだったりがあると思うので、そのへんってすごく難しいのかなと思いますね。たぶん選手一人ひとりによっても解釈は違うと思うし、ボクは残念ながら佐山さんみたいなセンスも運動能力もないですけど、やっぱりこうタイガーマスク時代から見てきたボクのなかの佐山さんの言うストロングスタイルとはこういうことなんじゃないかなというのをこの試合で出せられればと思いますね」

――センスも運動能力もないと言ったが、両方なければ25年も現役でできない。しかもいろんな団体に出て実に幅が広いです

▼長井「う〜ん、それだけにストロングスタイルってすごく難しい言葉ですね」

――関本の場合はストロングBJと呼ばれる大日本のストロングスタイル。それとUWFの系統からやってきた長井選手がぶつかる。そこが興味深いところでもあるが?

▼長井「やっぱりこう、異質っていうんですか。異質の者同士がリングでぶつかり、お互いの個性がぶつかり合うのが面白いと思うんですよね。関本君は大日本プロレスのスタイルというんですか、あれは俗に言うU系ではないですけど、佐山さんも凄く認めてるじゃないですか。そういうところってあるんじゃないかと思いますね」

――ストロングスタイルの中でも異質なストロングスタイルがぶつかり合うと?

▼長井「それが面白いんだと思いますよ、やっぱり。ボクが今の関本君と正面衝突したらボクの方が木っ端微塵にされてしまうと思うので、そこはボクのキャリアを使ってボクの持ち味の勝負どころまでどうやってもっていくかだと思いますね」

――今回チャンピオンになれば3度目の戴冠。レジェンド王座の最多戴冠記録になるがベルトを取ったら何をしたい?

▼長井「ボクの大きな野望では、ボクがチャンピオンになって最初の挑戦者を船木さんにしたいなと。どうですか?」

――それは見てみたいです。

▼長井「ボクは20歳の時に初めて船木さんとUWFで逢って、いろいろ分かれて20数年ぶりに、2年前(2014年)の9月18日にリアルジャパンの後楽園で試合をしたんですよ。船木さんと佐山さんが組んで、ボクとAKIRAさんで闘ったんです。あの時ボク、船木さんと初めて試合をしたんですよね。まだシングルで船木さんと試合をしたことがないんです。リアルジャパンのリングでタイトルマッチで船木さんと初シングルができたら面白いと、その先のことを思ってます」

――船木、関本、長井というレジェンド王座をめぐるトライアングルができれば?

▼長井「そうですね。そこにスーパー・タイガーが入ってきてくれればさらに面白いなと思いますね」

――実現のためにも次のタイトルマッチは大勝負になると?

▼長井「大勝負ですね。それがホントにできたら凄くいいですね。船木さんとのシングルってやる機会があるとしたらリアルジャパンのリングくらいしかないと思うので、タイトルマッチという最高の舞台で初めてのシングルになれば、凄くいいなと思ってます」

――どちらかが王者でどちらかが挑戦者というシチュエーションでやりたいと?

▼長井「そうなったら最高ですね」

――そうでもないとなかなか実現できないカードかもしれません。

▼長井「なんか知らないうちにやってたんだというよりは、ここまでシングルが一度もないんだったらリアルジャパンの後楽園ホールのメインでチャンピオンシップを賭けての初シングルになったらいいなと思ってます」

――そのためにも関本戦は勝たないといけない。

▼長井「頑張ります!」

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