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4/7【WRESTLE-1】5・4後楽園でW-1王者・火野に挑戦 KAIが会見で自由すぎる大暴走 「何を考えてるのか自分でもわかりません!」(写真あり)

 5・4後楽園大会でWRESTLE-1チャンピオンシップを争う王者・火野裕士、挑戦者・KAIが7日、東京・大久保のWRESTLE-1事務所で会見。団体の頂点ベルトを争う会見ながら、厳かな空気は皆無。記者に「自由って何ですか?」と逆質問し、「自分でもわかりません、何を考えてるのか」と言い放つなどKAIが自由すぎる大暴走をみせた。

 KAIは前夜の後楽園大会で河野真幸との次期挑戦者決定戦に勝利。5・4後楽園大会でのW-1王座挑戦を決めた。これまで2度同王座を戴冠しているが、当時のKAIと今のKAIはまったくの別人と言ってもおかしくないほどの変貌を遂げた。

 この日、王者・火野と並んでの会見でも自由そのもの。冒頭で「超戦闘プロレスFMW1周年おめでとうございます!」と無関係な話題を持ち出すと、「4月から電力が自由化となりました。そして今の政党も自由民主党です。やっぱりこの国は自由な、自由な、自由な流れが、自然な流れが来てるんです」と勝手に追い風を実感。「火野選手も自由になりましたよね? 自由になりました。でももっともっと、もっともっと! もっともっと! 自由になってもらうために5月4日は火野選手も自由に、このベルトも自由に、そしてW-1も自由にしたいと思います」とW-1王座獲りで自由化をさらに推進していく構えをみせた。

 だが、取材陣から「自由とは?」と問われると、「それは全て自由に集約されてますので、皆さんでお考えください」と具体的に説明せず。挙句の果てに、記者に向かって「自由って何ですか?」と逆質問したり、「何を考えてるのかわからない」との火野の発言を受けて「自分でもわかりません、何を考えてるのか」と口走ったりと、もはや何を考えてるのか理解不能だ。それでもベルト獲りの意欲はあるようで、火野の強烈なチョップを警戒し、「だから俺は翔太と潮吹(三富政行)を盾にします。和広(カズ・ハヤシ)もそうします」と手段を選ばぬ構えをみせた。

 かつてKAIはエースを自称し、W-1の頂点を目指していた。当時、戦ったこともある火野もKAIの変貌ぶりに困惑を隠せない。それでも「楽しそうにやってるのが伝わりますよね。前よく戦ってた時は自称エースとか楽しくなさそうにやってたからね」と評し、「ファンタジーな感じがプロレス界にないキャラクターなんでね。この選手がベルトをかけてどう戦ってくるのか楽しみ」とKAIの変化を歓迎していた。

 写真撮影の際、KAIはベルトにマイクを向けて「自由になりたいか?」と問い、「ベルトも自由になりたいって言ってるよ」と勝手に解釈。この男がW-1の頂点ベルトを手にした状況を想像すると、一抹の不安もよぎる。5・4後楽園大会の結果次第でW-1という団体自体を揺るがすことになるかもしれない。

☆5/4(水・祝)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2016 TRIUMPH』11:00開場、12:00開始

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ
[挑戦者]
KAI
(1/60)
火野裕士
[第7代王者]
※火野3度目の防衛戦

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