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5/9【IGF】IGFが「第二創業期」へ、“継続参戦組”の澤田、青木、鈴川、川口らの参戦が決定 5・29大阪『GENOME36』

 IGFは9日、5・29大阪大会『GENOME36』の追加参戦選手を発表。澤田敦士、青木真也、鈴川真一、クラッシャー川口、王彬(ワン・ビン)、TORU5選手の参戦が新たに決まった。小川直也、藤田和之らの名は依然としてなく、IGFでは同大会からの歩みを“第二創業期"と位置付けた。

 旗揚げから約9年。IGFが過渡期を迎えた。2月の東京ドームシティーホール大会で、レギュラー参戦していた藤田和之、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、将軍岡本が“はぐれIGF軍団"としての離脱を示唆。大阪大会への参戦選手には名を連ねておらず、小川直也の名前もないまま。代わりに飯伏幸太や船木誠勝が初参戦し、崔領二、マグニチュード岸和田、空牙といった幅広い選手も登場、明らかに選手層が一新されている。

 この日都内IGF事務所で会見した宇田川強エグゼクティブディレクターは、5月大阪大会からの歩みを“第二創業期"と位置付けたうえで、「変えないところは変え、変えるところは変える。新生IGFとして歩んでいく時期だと思っています」と話した。

 一方でこの日は、青木、鈴川、川口、王彬(ワン・ビン)といった“継続参戦組"の出場も決まった。鈴川と川口がIGFへのこだわりを示すかのようにIGF・Tシャツを着込んで会見。鈴川は「色々あったみたいですけど、残るヤツは残ってIGFのリングはブレずにある。ヨソに行ったヤツらもいるけど、なに迷ってんだと。なにはぐれてるんだと。俺はIGFで育ったし、IGFは終わってないし、IGFでこれからも変わらず、戦いは戦いとしてしっかりやっていきたい。他団体からの参戦もあるようだけど、どんなヤツが相手でもIGFの厳しさを叩きこむ」と強調した。鈴川には崔が「しょっぱいヤツ」と噛みついてきており、鈴川自身も「(崔は)過去にIGFで澤田ともやってるらしい。やる気あるなら相手になりますよ。シングルでもタッグでも。それはお前が決めろ」と受けて立つ構えを示した。

 引退7番勝負の第3戦を大阪で迎えることになりそうな川口も会見。3月下旬から糖尿病で入院していたが、「4月に退院して、入院していた分、体調も良くなった」と強調した。「入院中は悶々としていたけど、体を動かせることがありがたいことだと改めて気づいた。そういった入院中のうっぷんを爆発させられる相手はIGFにしかいないと思う。IGFが色々と変わっているなかで、引退ロード3戦目を迎える。変わっていくなかでもIGFらしさはあると思うし、それを見せられる相手をお願いしたところ。IGFでしのぎを削ってきた選手?そうですね。7番勝負始まって一度も勝ってないので、大阪でも勝ちを目指してやっていく」と話した。

 なお、この日の会見には青木も出席予定だったものの、午前中の練習中に負傷。診察のため急きょ欠席となったが、会見にコメントを寄せた。「やりたい選手に関してはIGFに伝えましたので、あとはIGFのほうで判断して欲しい。皆さんの期待するカード、思い描くカードになることを期待しています」としたうえで、IGFの“現状"にも触れ「IGFはプロレス界一のカオスだと思ってるので、もっと混沌としたカオス状態になってもらいたい」と独特の希望を抱いていた。

 各選手の意向を受けてカードは後日発表される。5・29大阪大会『GENOME36』の決定分参戦選手は以下の通り。


☆5/29(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館 第1競技場)『アントニオ猪木vsモハメド・アリ 格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会 GENOME36』15:00開場、16:00開始

[参戦決定選手]
澤田敦士
鈴川真一
王彬(ワン・ビン)
青木真也
クラッシャー川口
飯伏幸太
船木誠勝
崔領二
長井満也
アレクサンダー大塚
マグニチュード岸和田
ベアー福田
冨宅飛駈
空牙
TORU
菊地悠斗

プロ格 情報局